2022年1月22日土曜日

■ディフェリンゲルは、妊娠中の方は使用不可。 DI情報:2021年7月15日

具体的な休薬期間はないが、
妊娠中、および妊娠を希望する人は使用しないこと。
ただ経口投与での催奇形性はあるが、外用での報告はない。
メーカーは妊娠希望者の使用も勧めていない。
指導時は、上記を踏まえて、妊娠希望者に対しても、念のため注意喚起する。
 

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2022年1月21日金曜日

■HIT(ヘパリン起因性血小板減少症)とは!? DI情報:2021年7月14日

未分画ヘパリン、低分子ヘパリン問わず、ヘパリンを使うと起こる。

一過性に出現する自己抗体が血小板を活性化するため、血小板減少を引き起こす。

血栓塞栓症も伴う。

血小板減少はヘパリン開始後514後に起こる。HIT自体の発症率は1%程度。

治療としては、ヘパリンを直ちに中止し、抗血栓療法を開始する。

アルガトロバンが適応あり。

血小板回復したら、ワーファリンに切り替えとなる。

詳しい治療は、PMDAの重篤副作用疾患別対応マニュアルに載っている。



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2022年1月20日木曜日

■水痘ワクチンとシングリックスの違いは!? DI情報:2021年7月13日

①・水痘ワクチン:生ワクチン 1回接種

 ・シングリックス:不活化ワクチン 2回接種 (2ヶ月間隔で2)


②共通点:注射剤。50歳以上で使用推奨される。


③効果:水痘ワクチンよりシングリックスの方が、効果は高い。


④副作用:いずれも重篤な副反応はまれですが、シングリックスの方が注射部位の痛み、筋肉痛、疲労感、頭痛などが起きやすい。


⑤価格

 水痘ワクチン  約6000円×①

 シングリックス 約16500円×②

  ※医療機関により自費設定値段は変わる。



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2022年1月18日火曜日

■フェブリクは、アロプリノールより、心血管系イベントの発現割合が高い? DI情報:2021年7月12日

海外臨床試験において、

フェブリクは、アロプリノールと比べ、

心血管系イベントの発現割合が高いとの報告あり。

 

これを受けて、添付文書の改訂がなされていたが、

20213月、本邦における調査結果の報告では、

日本人におけるフェブリクとアロプリノールでの

心血管系イベントの発現割合に差はみられなかったとのこと。

これにより、フェブリク投与において、患者を限定する等の措置は不要で、位置づけも変わらないとの結論がなされた。



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2022年1月16日日曜日

■Triple Whammyとは? DI情報:2021年7月11日

①利尿薬・・・循環血漿量を減少

NSAIDs・・・輸入細動脈収縮

RAS阻害薬・・・輸出細動脈拡張

上記①~③は、GFRを低下させる三段攻撃のこと。

夏場は、脱水症になる高齢者も増えることから上記①~③と合わせて注意が必要である。



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