2018年11月22日木曜日

■インフルエンザワクチンは、1回接種or2回接種!?


¢インフルエンザワクチンは、接種を受ける時の年齢や基礎疾患の有無などで推奨される回数が異なります。

▽生後6か月
(1歳以上とされている場合もある)
以上13歳未満⇒2回接種
接種間隔はおよそ2~4週間とされていますが、できるだけ4週間程度間隔をあけて接種した方が免疫の獲得はいいと言われています。
1回目接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合は、2回目の接種も12歳とみなして実施します。

▽13歳以上⇒1回または2回接種
接種間隔はおよそ1~4週間とされていますが、できるだけ4週間程度の間隔をあけて接種した方が免疫の獲得はいいと言われています。
13歳以上であっても、基礎疾患などがあり著しく免疫が低下していると考えられる場合は、医師の判断で2回接種とすることもあります。



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2018年11月17日土曜日

■インフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかるのは、なぜですか!?


¢インフルエンザワクチンは、その年に流行すると予測された成分が入っています。実際に流行したインフルエンザウィルスの種類とワクチンに含まれているウィルスの種類が一致すれば、ワクチンの効果は期待できます。

¢しかし、インフルエンザウィルスは突然変異を起こしやすく、流行と完全に一致するワクチンを製造することは難しく、またワクチン接種の効果も個人差があります。

¢現在のインフルエンザワクチンでは発症を完全に防ぐことはできません。ワクチンは、インフルエンザによる重症化や合併症を防ぐものと考えた方が良いでしょう。



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■インフルエンザワクチンの効果発現と有効期間は!?


¢インフルエンザワクチンの効果の発現と持続期間には、個人差があります。
一般的には、インフルエンザワクチン接種後
2週間目頃から5ヵ月間程度効果が持続するとされています。



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■インフルエンザワクチンの有効性


¢インフルエンザワクチンは、毎年流行を予想してワクチンを作っているため、その予想が外れた年は効果が低いが、健康な成人ではおよそ60%程度の発症を防ぐ効果があると考えられています。

¢≪インフルエンザワクチン有効率60%とは!?≫
インフルエンザワクチン未接種群
100人のうち10
人がインフルエンザに罹った。
インフルエンザワクチン接種群
100人のうち4
人がインフルエンザに罹った。
10人から6人減らした⇒有効率60%という考え方です。



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2018年11月13日火曜日

■インフルエンザにかからないためには、どうすれば良いのですか!?


¢インフルエンザの予防にはワクチンが有効です。ワクチンを接種することでインフルエンザへの感染、特に重症化を防ぐことができます。インフルエンザワクチンには、その年に流行すると予測されたA型株(H1N1株:新型とH3N2株:香港型の2種類)B型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)の合計4株の不活化(ウィルスは死んでいて感染する力がない状態)されたウィルス成分が入っていて、どの型が流行しても対応することができます。

¢インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみをすると、ウィルスが細かい霧状となって飛び散ります。それを周りの人が吸い込むと、喉や鼻に直接ウィルスがついて感染を起こします。ワクチンだけではなく、毎日の暮らしの中でできること、手洗いうがい加湿マスクでの予防を心掛けることが大切です。




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