2017年9月10日日曜日

■オピオイド鎮痛薬換算表≪2017.9.10作成≫

オピオイド鎮痛薬換算表
ヒドロモルフォン
1日投与量
(mg)
オピオイド鎮痛薬の1日投与量(mg)
モルヒネ
経口剤
オキシコドン
経口剤
フェンタニル貼付剤
トラマドール
経口剤
フェントス
(1日貼付用量)
デュロテップ
(3日貼付用量)
ワンデュロ
(1日貼付用量)
4
20
10
100
6
30
20
1
2.1
0.84
200
12
60
40
2
4.2
1.7
300
18
90
60
24
120
80
4
8.4
3.4
36
180
120
6
12.6
5
48
240
160
8
16.8
6.7
換算比(経口)=ヒドロモルフォン:モルヒネ:オキシコドン=153.3



2017年9月9日土曜日

■リュープリン3.75mg・リュープロレリン3.75mg(GE)・リュープリンSR11.25mg・リュープリンPRO22.5mgでは、薬剤費はどれが一番安いの!?

・リュープリン注射用3.75mgキット製剤
1ヶ月:37777円⇒3ヶ月113331円⇒6ヶ月:226662

・リュープロレリン注射用3.75mgキット製剤(GE)
1ヶ月:26642円⇒3ヶ月:799266ヶ月:159852

・リュープリン注射用SR11.25mgキット製剤
3ヶ月:66891円⇒6ヶ月133782

・リュープリン注射用PRO22.5mgキット製剤
6ヶ月:102414

※結果としては、6ヶ月製剤であるリュープリン注射用PRO22.5mgを使用することで、薬剤費を一番抑えることができます。

(201799日作成)



■妊婦への抗凝固剤への投与について

・ワーファリン⇒禁忌

・イグザレルト⇒有益性投与

・エリキュース⇒禁忌

・リクシアナ⇒有益性投与

・ヘパリンカルシウム⇒投与可能⇒在宅自己注投与も可能



2017年9月8日金曜日

■『ジスロマックSR成人用ドライシロップ2g』の特徴と注意点

【用法・用量】
成人には、アジスロマイシンとして、2(力価)を用時水で懸濁し、空腹時に1回経口投与する。

【用法・用量に関連する使用上の注意】
①本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現を防ぐため、原則として感受性を確認すること。
②外国の臨床試験における体内動態試験の成績から、本剤2(力価)を単回経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。
③本剤は、食後2時間以上の空腹時に服用する。服用後は、次の食事を2時間以上控えること。
④本剤を懸濁する際は、容器の目盛りを目安に適量の水(60ml)で十分に振とうした後、速やかに服用すること。また、本剤を完全に服用すること。

※ジスロマックSR医薬品添付文書参考



2017年8月29日火曜日

■ジプレキサ経口剤(錠、細粒1%、ザイディス錠)の『抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)』の効能・効果について保険請求できるようになりました。

 ジプレキサ経口剤(オランザピン)は、医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議において検討されていた『抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)』の効能・効果について201769日の薬事・食品衛生審議会の医薬品第一部会において、公知申請を行っても差し支えないとされました。
 公知申請が受理された適応外薬については、保険外併用療養費制度の評価療養として保険診療との併用が可能となります。また、薬事・食品衛生審議会において公知申請を行っても差し支えないと事前評価された医薬品ついては、薬事承認前であっても保険適用可能となります。

【一般名】
オランザピン

【販売名】
ジプレキサ経口剤(錠、細粒1%、ザイディス錠)
※なお、本効能・効果は、ジプレキサ経口剤(錠、細粒1%、ザイディス錠)に対するものとなり、ジプレキサ筋注用10mgは適応外となります。

【追記される予定の効能・効果】
抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)

【追記される予定の用法・用量】
<抗悪性腫瘍剤の投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に対して使用する場合>
他の制吐剤との併用において、通常、成人にはオランザピンとして5mgを11回経口投与する。なお、患者の状態により適宜増量するが、1日量は10mgを超えないことされている。

【効能・効果に関連する使用上の注意】
<抗悪性腫瘍剤の投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に対して使用する場合>
本剤は、強い悪心、嘔吐が生じる抗悪性腫瘍剤(シスプラチン等)の投与の場合に限り使用すること。

【用量・用法に関連する使用上の注意】
<抗悪性腫瘍剤の投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)に対して使用する場合>
・本剤は、原則としてコルチコステロイド、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬などと併用して使用する。なお、併用するコルチコステロイド、5-HT3受容体拮抗薬、NK1受容体拮抗薬などの用法・用量については、各々の薬剤の添付文書など、最新の情報を参考に、投与すること。
・原則として抗悪性腫瘍剤の投与前に本剤を投与し、癌化学療法の各クールにおける本剤の投与期間は6日間までを目安とすること。

平成2969日付 薬生薬審発06094号、薬生安発06091号 参考、引用、一部改変