2015年7月31日金曜日

■小児期を過ぎるとインフルエンザ脳症が減少する理由は!?

乳幼児期から小児期にかけて、ATPの体内消費量が成人に比べ大きく、脂肪酸代謝への依存度が高い。4~6歳頃までに、脂肪酸代謝に比較して糖代謝系への依存度が増してより安定したエネルギー供給系に変化するとインフルエンザ脳症の発症は減少する。小児期を過ぎるとインフルエンザ脳症で死亡する例はほとんど見られなくなる。しかし、大人でも飢餓状態となって脂肪酸代謝への依存度が高くなると発症することがある。
インフルエンザ重篤化のリスク因子として、糖尿病・心不全・人工透析患者が報告されており、基礎疾患として体内代謝障害・血管内皮細胞障害のある場合が多い。
また、日常生活で異常はないが高熱ストレス下にCPT2の機能障害の起きやすい体質を持つ人がインフルエンザ脳症になりやすいと推定される。



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■ボルタレン坐剤が、体内からなくなるまでにかかる時間は!?

約40分である。
そのため、40分経てば便が出てもよい。



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■在宅薬剤管理指導業務の際、持参しているものは何ですか!?

・薬
・ボールペン
・薬袋
・携帯電話
・メモ帳
・お薬手帳
・マジック
・はさみ
・チャック付きポリ袋
・セロテープ
・輪ゴム
・契約書
・ティッシュ
・ホッチキス
・付箋
・マーカー
・医薬品集
・お薬カレンダー
・質問票
・印鑑
・消毒薬
・血圧計
・カメラ
・使い捨て手袋
・体温計
・パルスオキシメーター
・聴診器
・現金
・領収書
・身分証明書
・名刺
・ノートパソコン
・電卓
・温度、湿度計
・衛生用品などの試供品
・画鋲
・クリップ
・スリッパ
・靴下
・タオル



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2015年7月30日木曜日

■薬に対する抵抗力を持った耐性菌のしくみとは!?

ある菌に対して、同じ薬を使い続けていると、薬の効き目が落ちてくることがある。こうした状態を、薬に『耐性』ができたといい、耐性を持った菌のことを『耐性菌』と呼ぶ。

≪菌の薬剤に対する耐性の現れ方≫
①自然に存在していた少数の耐性菌が増殖する。
②今まで耐性のなかった菌が、突然変異によって耐性菌になる。
③細菌と薬剤の接触により、適応現象として耐性を獲得する。
などが考えられる。

≪耐性を起こすしくみ≫
①薬の構造を破壊することによって、耐性を起こす。
・耐性黄色ブドウ球菌や耐性大腸菌は、ペニシリン・セファロスポリンといった薬のβ-ラクタム環と呼ばれる構造を破壊する酵素を作り出すことによってこれらの薬剤の効果を減少させる。
・アミノグリコシド系と呼ばれる抗生物質カナマイシン・ゲンタマイシンなどを分解してしまう酵素をつくる細菌も、これによって薬の構造を破壊し、効き目を減少させる。
②自らの表面を変化させることによって、薬を細菌内に入りにくくする。
③薬が結合する場所の構造を変化させて結合の邪魔をし、薬の効果を減少させる。



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■褥瘡の創部へステロイドを使用することはありますか!?

≪リンデロンV軟膏とカデックス軟膏をブレンドすることはありますか!?≫
まず褥創の創部へのステロイドの使用ですが、褥創っていうのは基本的に炎症を起こしている状態なのでステロイドを使用することはあります。
特にアクトシン軟膏を使用した後などで、過剰肉芽になっている時に使用すると奏功すると言われています。
リンデロンとカデックスのブレンドの例はあまり聞かないですね。
ただカデックスは水溶性基材であり、油脂性基材のリンデロンと混合するとカデックスの吸収メカニズムを抑制してしまうために混合はしない方がいいかと思います。カデックスの浸出液吸収能力が落ちてしまいますね。

※あくまで一つの考え方として見ていただけるとありがたいです。