2015年4月19日日曜日

■点耳薬使用方法

①まず手を石けんで洗い清潔にし、綿棒などで耳の分泌物を取り除きます。
②点耳薬を使う耳を上にして横向きに寝ます。外耳道の入り口が水平になるようにして点耳薬を6~10滴程たらします。
③患部が中耳の場合には、点耳薬をたらしたあとに軽く耳たぶを後ろにひっぱりながら揺らすと効果的です。また、鼓膜の穴が小さい場合には唾を飲み込むようにするとスムーズにいきます。
④点耳薬をたらし終わったら点耳であれば2~3分、耳浴であれば10分程度そのまま姿勢を保ちます。
⑤最後に、清潔なガーゼやコットンを使い耳に当てながら起き上がり、耳の外に流れ出てきた点耳薬をきれいに拭き取ります。



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2015年4月18日土曜日

■免疫増強栄養剤(IED):アノム・インパクト・イムン・サンエットGP

Immunonutritionに応用される免疫補強栄養剤(IED)はその作用機序によって種々のものが存在し、それらの単独あるいは複合補充について多くの研究がされてきたが未だ十分とはいえず、今後もさらなる研究が必要である。
現時点での外科手術時のimmunonutritionの適応疾患と適応病態に関しては、胃全摘術や食道手術などの中等度以上の手術侵襲や感染リスクの高い手術など、術後の創感染など一般的な感染症のリスクが高い症例が適応と考えれる。また術前の適応病態としては、炎症所見がなく、循環動態が安定した症例と考えられ、これら症例の術後の生体防衛能を高めて感染性合併症を予防し、術後侵襲期の臓器循環を維持することが最大の目的となる。

免疫増強栄養剤(IED)


 

タンパク質

脂肪

核酸

その他

アノム

・やや多め

・グルタミン1.5/

・アルギニン0.92/

・MCFA36

・ω-6/ω-3

=1.93

・ω-3系脂肪酸0.3/

DNA0.026/

・抗酸化作用の

あるポリフェノール110mg/P含有

・抗酸化ビタミン、微量元素(Cu、Zn,Se,Cr)強化

インパクト

・多め

・アルギニン3.2/

・MCFA21.6

・ω-6/ω-3

=0.8

・ω-3系脂肪酸0.5/

RNA0.32/

 

イムン

・やや多め

・グルタミン1.7/

・アルギニン1.32/

・MCFA40

・ω-6/ω-3

=2.3

・ω-3系脂肪酸0.5/

 

 

サンエットGP

・多め

・グルタミン1.5/

・MCFA23

・ω-6/ω-3

=2.0

 

 

 

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2015年4月17日金曜日

■皮膚を洗浄・保護・保湿:セキューラシリーズの違いは!?

≪セキューラCL≫
・弱酸性洗浄料
・汚れをやさしく手早く落とします
・泡立て不要の片手で使えるスプレータイプ
・皮膚と同じ弱酸性

≪セキューラML≫
・保湿ローション
・皮膚を乾燥から守ります
・伸びがよく、少ない量でも広範囲に使用可能
・べとつかず、塗布後はテープやフィルムの貼付が可能

≪セキューラPO≫
・撥水性ジェル
・撥水性の被膜により皮膚を守ります
・強撥水効果で刺激性の強い汚れから皮膚を保護

≪セキューラDC≫
・保湿クリーム
・潤いを与えて皮膚を保護します。
・べとつかず、皮膚に潤いを与える無香性のクリーム
・適度な撥水効果で皮膚を保護




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2015年4月14日火曜日

■インスリン注射薬

▼超速効型インスリン
・透明のインスリン
・皮下注射後、10~20分で効果が現れます。
・作用持続時間は3~5時間。
・食直前の注射でよい。
 
▼速効型インスリン(R)
・透明のインスリン。
・皮下注射後、約30分で効果が現れます。
・作用持続時間は約8時間。
・食前に単独、または中間型と混合して注射します.

▼中間型インスリン(N)
・白く濁ったインスリン。
・皮下注射後、約1~2.5時間で効果が現れます。
・作用持続時間は約24時間。

▼中間型混合インスリン
・速効型と中間型インスリンが混合され、速効型と中間型の2つの効果をあわせもっています。
・速効型と中間型が3:7の割合で混合されている30MIX注などがあります。

▼持続型インスリン(U)
・持続化剤を多く添加し、皮下からの吸収を遅らせた製剤。
・作用持続時間は24~28時間。
 


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■単剤投与してほしい注射剤
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■アルブミン製剤の使い分けは!?≪4.4%・5%と20%・25%アルブミン製剤≫
■アルブミン製剤の投与速度は!?
■低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス(フロセミド)を投与するのは、なぜ!?
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■脂肪乳剤は、基本末梢投与です。
■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割


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2015年4月6日月曜日

■動脈硬化性疾患の脂質異常食以外の危険因子

高血圧は、脳血管障害や冠動脈疾患の危険因子である。

②糖尿病は、冠動脈疾患・脳血管障害・末梢動脈疾患(PAD)など動脈硬化性疾患の危険因子であ
る。

③喫煙は、冠動脈疾患・脳血管障害・末梢動脈疾患(PAD)の危険因子である。

④受動喫煙は、冠動脈疾患・脳血管障害の危険因子である。

⑤加齢は、脳血管障害・冠動脈疾患の危険因子である。

⑥早発性冠動脈疾患の家族歴は、冠動脈疾患の危険因子である。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012年版参照


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