2017年10月28日土曜日

■ケロイドに使用する薬は!?

トラニラスト(リザベン)は、『ケロイド・肥厚性瘢痕』の適応があります。



■ダンピング症候群とは!?

 胃を切除した後に食べ物を摂取すると、胃が小さいなどの影響により食べ物が急速に小腸に流れ込むこととなる。それによって起こるさまざまな症状のことを指す。食後2030分以内に出現する早期ダンピングと、食後23時間後に出現する後期ダンピングがある。

≪早期ダンピング≫
 食後30分以内で出現する。全身症状(冷感・動機)や腹部症状(腹痛、下痢、腹部不快)を呈する。上部空腸の急激な進展拡張、消化管ホルモン・血管作動性物質の放出、高血糖などが原因となる。

≪後期ダンピング≫
 食後23時間で出現する。食事による一過性の高血糖に反応したインスリン過剰分泌による低血糖症状である。



■ヘパリンカルシウム注の静脈血栓症予防への投与期間は!?

ヘパリンカルシウム注(ヘパリンCa)の静脈血栓症の予防への投与期間の目安は、710日間。



■セデーションとは!?

セデーションとは、薬を使って意識を意図的に落とすことで、苦痛を感じなくさせる治療のことである。
ここでいう苦痛とは、身体的苦痛だけでなく、心理的苦痛も含めたものである。
Sedation:鎮静作用

セデーションは以下の2つに分類される。

(1)一時的セデーション(temporary sedation
睡眠を確保させる、手術時の不安や恐怖感を鎮静薬などを用いて落ち着かせる、などの場合に採用される。QOL(Quality Of Life)が低い状態から一時的に退避させ、セデーション後のQOL改善を見込んで行う。

(2)最終的セデーション(permanent sedation
死に至るまで持続的に意識レベルを下げること。死に伴う痛みを避ける措置として採られる。QOLの低下を阻止する手段が他にない場合にとられる最終的な処置である。セデーションはあくまでも苦痛を取り除くために行う医療行為であり、死を目的とした安楽死とは一線を画するものである。ただ、最終的セデーションは安楽死と変わらない、という議論もあり、倫理的に難しい問題である。終末期におけるセデーションの採用は、患者と家族、医療従事者の間で十分な話し合いを持ったうえで、患者と家族のコンセンサスを取っておく必要がある。



2017年10月26日木曜日

■気管挿管とは!?

気管挿管(きかんそうかん、英: Intubation)は、気管に口または鼻から喉頭を経由して「気管内チューブ」を挿入を行う気道確保方法。
気管挿管は「確実な気道確保」と「誤嚥の防止」のため施行される。一般に以下の場合に行う。
意識レベル低下、昏睡状態、特に心肺停止患者における気道確保に行われる。
全身麻酔にて、特に人工呼吸管理を施行する場合に行われる。