薬剤師の話
病院で働いている薬剤師が、薬や医療についての情報などを配信していきます。 講演や執筆依頼などは、rodvmaj@yahoo.co.jpまで気軽にご連絡ください。
2017年10月28日土曜日
■ダンピング症候群とは!?
胃を切除した後に食べ物を摂取すると、胃が小さいなどの影響により食べ物が急速に小腸に流れ込むこととなる。それによって起こるさまざまな症状のことを指す。
食後
20
~
30
分以内に出現する早期ダンピングと、食後
2
~
3
時間後に出現する後期ダンピングがある。
≪早期ダンピング≫
食後
30
分以内で出現する。全身症状
(
冷感・動機
)
や腹部症状
(
腹痛、下痢、腹部不快
)
を呈する。上部空腸の急激な進展拡張、消化管ホルモン・血管作動性物質の放出、高血糖などが原因となる。
≪後期ダンピング≫
食後
2
~
3
時間で出現する。食事による一過性の高血糖に反応したインスリン過剰分泌による低血糖症状である。
≪関連記事≫
■単剤投与してほしい注射剤
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ
■ヘパリンカルシウム注の静脈血栓症予防への投与期間は!?
ヘパリンカルシウム注
(
ヘパリン
Ca)
の静脈血栓症の予防への投与期間の目安は、
7
~
10
日間。
≪関連記事≫
■単剤投与してほしい注射剤
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ
■セデーションとは!?
セデーションとは、薬を使って意識を意図的に落とすことで、苦痛を感じなくさせる治療のことである。
ここでいう苦痛とは、身体的苦痛だけでなく、心理的苦痛も含めたものである。
Sedation
:鎮静作用
セデーションは以下の
2
つに分類される。
(1)
一時的セデーション(
temporary sedation
)
睡眠を確保させる、手術時の不安や恐怖感を鎮静薬などを用いて落ち着かせる、などの場合に採用される。
QOL(Quality Of Life)
が低い状態から一時的に退避させ、セデーション後の
QOL
改善を見込んで行う。
(2)
最終的セデーション(
permanent sedation
)
死に至るまで持続的に意識レベルを下げること。死に伴う痛みを避ける措置として採られる。
QOL
の低下を阻止する手段が他にない場合にとられる最終的な処置である。
セデーションはあくまでも苦痛を取り除くために行う医療行為であり、死を目的とした安楽死とは一線を画するものである。ただ、最終的セデーションは安楽死と変わらない、という議論もあり、倫理的に難しい問題である。
終末期におけるセデーションの採用は、患者と家族、医療従事者の間で十分な話し合いを持ったうえで、患者と家族のコンセンサスを取っておく必要がある。
≪関連記事≫
■単剤投与してほしい注射剤
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ
2017年10月26日木曜日
■気管挿管とは!?
気管挿管(きかんそうかん、英
: Intubation
)は、気管に口または鼻から喉頭を経由して「気管内チューブ」を挿入を行う気道確保方法。
気管挿管は「確実な気道確保」と「誤嚥の防止」のため施行される。一般に以下の場合に行う。
意識レベル低下、昏睡状態、特に心肺停止患者における気道確保に行われる。
全身麻酔にて、特に人工呼吸管理を施行する場合に行われる。
≪関連記事≫
■単剤投与してほしい注射剤
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ
■乳化剤(界面活性剤)とは!?
『界面活性剤』は、
1
分子中に親水基と疎水基をもつ物質の総称です。
通常、油性成分と水性成分は混ざらず、そのままでは分離してしまいます。しかし、
界面活性剤を添加することにより油―水の界面で界面活性剤の親水基が水に、疎水基が油に侵されて配合し、水と油を繋ぐ役割を果たすことによって混和することができます。
一般的には、親水性に富む界面活性剤
(O/W
型乳化剤
)
は
O/W
型の剤型に用いられ、疎水性に富む界面活性剤
(W/O
型乳化剤
)
は
W/O
型の剤型に用いられます。
≪関連記事≫
■単剤投与してほしい注射剤
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?
≪相互リンク≫
薬剤師の話
薬剤師のメモ帳
病院薬剤師日記
薬剤師の話:facebookページ
新しい投稿
前の投稿
ホーム
登録:
コメント (Atom)