2015年7月14日火曜日

■経口血糖降下薬の種類と問題点

▽インスリン抵抗性改善系
・ビグアナイド薬(メトグルコ・メルビン・メデットなど):肝臓での糖新生の抑制
※問題点:消化器症状と乳酸アシドーシスの副作用。透析・中等度以上の腎機能障害のある患者には使えない。

・チアゾリジン薬(アクトス・ピオグリタゾンなど):骨格筋・肝臓でのインスリン感受性の改善
※問題点:浮腫・体重増加・心不全悪化・骨粗鬆症の進行・膀胱癌の副作用。

▽食後高血糖改善系
・α-グルコシダーゼ阻害薬(グルコバイ・ベイスン・セイブルなど):炭水化物の吸収遅延・食後高血糖の改善
※問題点:服用方法が1日3回各食直前である。消化器症状の副作用発現率が多い(腹部膨満・放屁など)。

▽インスリン分泌促進系
・スルホニル尿素薬(ダオニール・グリミクロン・アマリールなど):インスリン分泌の促進
問題点:低血糖を起こしやすい。食欲増加し、体重増加しやすい。膵β細胞への作用は、疲弊させる可能性が指摘されている。

・速効型インスリン分泌促進薬(ファスティック・グルファスト・シュアポストなど):より速やかなインスリン分泌の促進・食後高血糖の改善
問題点:低血糖を起こしやすい。食欲増加し、体重増加しやすい。食直前に服用する。

▽インスリン製剤
問題点:低血糖を起こしやすい。体重増加しやすい。



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■低血糖を起こしやすい状態

▽食事の不足
・食事の時間が普段より遅れたとき
・食事を摂らなかったとき
・食事の量が普段より少ないとき、食欲低下時

▽アルコールの多飲
・アルコール性低血糖症

▽運動の過剰
・過激な運動をしたとき
・空腹時に運動をしたとき

▽インスリンの過量投与
・不適切に量を変更したとき
・入浴などでインスリンの吸収が促進されたとき
・自己注射手技を誤ったとき

▽インスリン抵抗性の改善
・肥満の改善
・ストレス、感染症の改善
・ステロイド剤の減量
・インスリン拮抗ホルモン分泌不全
・インスリン抗体の減少などがあるとき



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■感染性廃棄物の取扱い

医療関係機関等から発生する廃棄物は、次の4つに分類されます。
・鋭利な廃棄物
・鋭利なもの以外の感染性廃棄物
・産業廃棄物
・一般廃棄物

感染性廃棄物かどうかは、「廃棄物の種類」「排出場所」「感染症の種類」の観点から判断する「感染性廃棄物の判断フロー」で確認します。

感染性廃棄物は、鋭利なものはプラスチック製の廃棄箱に、その他のものは厚いビニール袋で裏打ちされたダンボール製等の廃棄箱に廃棄します。

感染性廃棄物収容容器には、針刺し等を防ぐために容積の80%以上は
廃棄物を入れません。

感染性廃棄物を入れる容器には、廃棄物の種類によって次の3種類のマークを付けます。

・黄色のバイオハザードマーク:鋭利物
・橙色のバイオハザードマーク:固形・泥状のもの
・赤色のバイオハザードマーク:液状のもの
≪環境整備≫
日常的に清掃しやすい環境を整えることが重要です。
接触予防策の対象となる感染症の患者の部屋や、血液等による汚れがある場合は、清拭消毒します。
環境表面の手指の接触する頻度によって対処することが重要です。
清掃担当者は必ず「マスク」「エプロン」「手袋」を着用して清掃を行います。
日常清掃は、上方から下方へ、奥から手前へ一方向に行うことが基本となり、細菌は埃に付着して浮遊するので、埃を取り除くことが重要です。
MRSA等の黄色ブドウ球菌は乾燥表面で1週間~7ヵ月間程度生存するので、注意が必要です。
血液汚染部位を清掃する際は、必ずディスポーザブル手袋を着用します。



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2015年7月13日月曜日

■ミリステープの貼り替え時、古いテープはすぐに剥がしてもいいのですか!?

Q)
新しいテープを貼ったら、古いテープはすぐに剥がしても良いのか!?
血中濃度が低下する可能性は!?

A)
新しいテープを貼ったら、すぐに古いテープを剥がしても構わないです。
古いテープを剥離後、1時間程で血中濃度はゼロになります。
貼付後30分程で有効血中濃度へ達するので、2枚貼る必要はありません。



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■自分が話すときの見た目をチェックしよう!!

▽背筋
・肩の力を抜く
・顎を引く
・背を伸ばす
・全体に自然体で

▽目線
・話す前に全体に目を配る
・一人一人と目を合わせる
・穏やかに
・明るい表情で

▽手の位置
・後ろで組まない
・気になる動作を直す
・両脇に垂らす
・必要な時は、ジェスチャーをする

▽足・腰
・体重を両足に均等にかける
・両足を大地にしっかりつける
・膝を伸ばす
・下腹に軽く力を入れる

▽服装
・場に合った服装を心掛ける
・話す前に服の乱れを直す

▽癖
・自分の言葉癖を知っておく
・ふるまいの癖も掴んでおく



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