日本を含むアジアで実施したDPNP患者を対象とした臨床試験において、854例中267例(31.3%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められました。主な副作用は、傾眠107例(12.5%)、浮動性めまい77例(9.0%)、体重増加27例(3.2%)等でした。〔承認時〕
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GI療法(グルコース・インスリン療法)とは、インスリンとブドウ糖(グルコース)を同時に投与して、血液中のカリウム濃度を下げる高カリウム血症の治療法です。
インスリンには、血中のブドウ糖とカリウムを同時に細胞内に取り込む作用があります。GI療法はこの性質を利用して、血清カリウム値を緊急に下げるために使います。インスリン単独では低血糖になるため、ブドウ糖を同時に補う点がポイントです。
高カリウム血症とは、血清カリウム濃度が高くなった状態です(通常5.0 mEq/Lを超える場合)。
特に6.5 mEq/L以上では、致死的な不整脈を引き起こす危険があるため、迅速な対応が必要です。
主な原因としては、腎機能低下(慢性腎臓病・急性腎障害)、ACE阻害薬・ARB・カリウム保持性利尿薬の使用、大量輸血、細胞崩壊(横紋筋融解症・腫瘍崩壊症候群)などが挙げられます。
投与方法は施設によって異なります。代表的な方法を以下に示します。
【方法①】血糖値に応じて使い分ける方法
▼ 血糖値300 mg/dL未満の場合
▼ 血糖値300 mg/dL以上の場合
【方法②】高張ブドウ糖液に混注して点滴投与
【方法③】持続投与
【方法④】インスリン静注+ブドウ糖急速投与
GI療法中は以下の点を継続的に観察することが重要です。
① 血糖値の変動(低血糖に注意)
② 心電図の変化
| 状態 | 心電図所見 |
|---|---|
| 高カリウム血症 | P波の消失、QRS幅の延長、テント状T波 |
| 低カリウム血症 | ST低下、T波の平坦化、U波の増高 |
③ 自覚症状・神経筋症状
| 状態 | 症状 |
|---|---|
| 高カリウム血症 | 脱力感、四肢のしびれ |
| 低カリウム血症 | 四肢筋緊張の低下、全身倦怠感、周期性四肢麻痺 |
GI療法は血清カリウムを細胞内にシフトさせる治療です。体外へカリウムを排出するわけではないため、一時的な効果にとどまります。
根本的な原因治療(腎代替療法、薬剤の見直し、陽イオン交換樹脂の投与など)と並行して行うことが重要です。
病院薬剤師として処方を確認する際、腎機能・血糖値・他の投与薬(インスリン製剤との重複など)を意識しながら関わることが大切だと感じています。
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