2014年1月24日金曜日

■感染経路別予防策:飛沫予防策

≪飛沫予防策≫
飛沫感染は、直径5μm以上の飛沫が、短時間浮遊、落下することにより伝播し、咳、くしゃみ、会話、気管吸引などの処置時に感染します。
飛沫予防策が対象とする主な感染症及び病原体は、インフルエンザ菌や髄膜炎、敗血症、風疹ウイルスによる風疹などです。
飛沫予防策が必要な患者さんは、原則個室隔離ですが、大部屋しか利用できない場合は、同じ病原体による感染症の患者同士の集団隔離を行います。
また、個室隔離ができない場合は、ベッドの距離を1mとし、隣のベッドとカーテンで隔離すること(飛沫拡散予防)も有用です。
複数のスタッフが頻繁にカーテンに触れるため、カーテンはつねに汚染されていることを認識しておくことが重要です
カーテンに触れる際は、できるだけマスク、手袋を着用します。
病室又は仕切られた区域に入る際には、サージカルマスクを着用します。
手袋やエプロンとともに、サージカルマスクも病室の前に設置し、いつでもサージカルマスクを使用できる環境にしておきます。
また、飛沫予防策が必要な患者さんの病室前やベッド前にラベルを掲示し、飛沫予防策が必要な患者情報を共有することが重要です。


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2014年1月23日木曜日

■感染経路別予防策:空気予防策

≪空気予防策≫
空気感染は、直径5μm未満の飛沫核が、長時間空中を浮遊することにより伝播し、咳やくしゃみ、会話、気管吸引などの処置時に感染します。
空気予防策が対象とする主な感染症は、「麻疹」「水痘」「結核」です。
空気予防策は、患者配置と換気により空気の流れを管理し、個人用防護具により吸入を防止します。
空気予防策のために、医療従事者及び患者が使用しなければならないマスクは、
『医療従事者がN95マスク』
『患者がサージカルマスク』
です。
吸入の防止のため、医療従事者は、0.3μmの微粒子の吸着が可能な「N95マスク」を着用します。
一方、患者さんには検査や処置などで病室外に出る際には、「サージカルマスク」を着用していただきます。
 

にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2014年1月22日水曜日

■チーム医療コミュニケーション問題解決スキル:相互に満足がいく問題解決のコミュニケーション『DESCスクリプト』

『D』Describe:代表的なデータを提供し、問題となっている状況や行動を説明する。
『E』Express:その状況に対する懸念を表す。
『S』Suggest:代案を提案し、同意を求める。
『C』Consequences::意見の一致を目指してチームで決めた目標をもとに結論を述べる。


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2014年1月18日土曜日

■認知症の進行の程度

①軽度
・必要なものを把握し、必要なだけ買うことができない。
・買い物に行くたびに同じ物を買ってくる。
・小銭をうまく使うことが難しい。

②中等度
・季節に合った服を自分で選べない。
・一人で買い物ができない。

③やや高度
・正しく服が着られない。
・一人で入浴できない。

④高度
・会話ができない。
・歩くことができない。


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2014年1月17日金曜日

■一つでも当てはまったら、認知症かもしれません。

□しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも物を探している
□話のつじつまが合わない
□約束の日時や場所を間違えるようになった
□『この頃要素がおかしい』と周囲から言われた
□外出時、持ち物を何度も確かめる
□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった
一つでも当てはまったら、認知症かもしれません。

≪老化現象に伴う物忘れ≫
ex)電話で何を話していたのかを忘れる
≪アルツハイマー型認知症≫
ex)電話で誰かと話をしたこと自体を忘れる


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ