2017年10月17日火曜日

■『器の小さい人』に見られないようにするには、

人間力を構成している要素は、信頼と尊敬と意欲。
『あの人は、器が大きい』とみられるためには、

①方向性を語ること。会社組織においては、経営理念や長期計画を構築し、指し示すこと。
②それに基づく戦略や戦術を立案する際、自分の部門だけでなく、全社的視野に立つ。
③決定事項を素早く断行する。
④関与させること。
⑤権限移譲すること。目標を策定するプロセスに部下を参画させて、意見を聞きながら、落としどころに持っていく。そして、目標が定まったら目一杯任せる。
⑥責任:実行責任と結果責任。
⑦感情を抑制すること。
自分をコントロールできずに、部下を説得し、納得させることはできない。



■落ち着いた心を保つ思考パターン

▽陽気に明るく考え行動する。
どんな状況でも楽しい、ありがたいと思って物事に取り組めば、自然と楽しくなる。つまらない、惨めだと思えば不満だらけになる。常にプラスの面に注目する。

▽対抗意識や憎しみに囚われない。
敵やライバルに対抗意識を燃やすことは、自分の感情を相手に支配させているのと同じ。嫌いな人のことを考える必要などない。

▽感謝されないことを気にしない。
感謝の念とは、後天的なものであり、誰もが普通に抱くわけではない。

▽困難や苦しみを数えず、恩恵を数える。
足りないものを数えるのではなく、当たり前のように自分にあるものを見直し、それを数える。自分に備わっているものをみずに、欠けているもののことばかり考えると悩みは尽きない。

▽自分を知り、自分自身であろうとする。
人の真似をしようとすると苦しくなる。人は誰でも個性的なものだと、自分に自信を持つ。

▽不運に見舞われた時は、嘆くよりもそこから学ぶ。
不運に面したら嘆くのではく、ここからどんな教訓が得られるのだろう、どうしたら状況がかいぜんするだろうと考える。逆境の時こそ自分を鍛えるチャンスだと考える。

▽他人に関心を持ち、自分のことを考える時間を減らす。
自分の利益ばかり考えるから不平不満でイライラする。毎日、誰かに喜んでもらえるような善行を心掛け、自分のことを忘れれば心は安定する。


■妊婦に禁忌のワクチン

 妊娠中に禁止されているワクチンには、風疹・おたふくかぜ・水痘などの生ワクチンがあります。
 破傷風トキソイドやインフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンは妊娠中でも接種しても安全と考えられています。
 しかし不活化ワクチンも理論的なリスクがないわけではありませんので、今後さらなる検討が必要です。


2017年10月16日月曜日

■献血ポリグロビンN10%静注の特徴

 献血ポリグロビンN10%は、IgG(人免疫グロブリン)濃度が、献血ポリグロビンN5%の2倍の製剤です。
 同量のIgGを投与する場合、5%製剤と比べて10%製剤は投与量が1/2となるため、循環負荷の軽減に繋がります。また、投与にかかる時間も短縮でき、患者さんのQOL向上に貢献されます。


■高P血症の原因疾患

腎臓からのPの排泄低下
・腎不全
・副甲状腺機能低下症
・偽性副甲状腺機能低下症
・末端肥大症
・甲状腺機能亢進症
・腫瘍による石灰化

Pの過剰摂取
Pを含有する便秘薬の服用
Pの静脈内投与
・ビタミンD製剤による腸管からのPの過剰吸収

Pの細胞内外での分布変化
・細胞破壊
・腫瘍融解症候群
・悪性症候群
・横紋筋融解症
・呼吸性アシドーシス
・糖尿病性ケトアシドーシス