薬剤師の話
病院で働いている薬剤師が、薬や医療についての情報などを配信していきます。 講演や執筆依頼などは、rodvmaj@yahoo.co.jpまで気軽にご連絡ください。
2017年10月17日火曜日
■妊婦に禁忌のワクチン
妊娠中に禁止されているワクチンには、風疹・おたふくかぜ・水痘などの生ワクチンがあります。
破傷風トキソイドやインフルエンザワクチンなどの不活化ワクチンは妊娠中でも接種しても安全と考えられています。
しかし不活化ワクチンも理論的なリスクがないわけではありませんので、今後さらなる検討が必要です。
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2017年10月16日月曜日
■献血ポリグロビンN10%静注の特徴
献血ポリグロビンN
10
%は、IgG
(
人免疫グロブリン
)
濃度が、献血ポリグロビンN
5
%の
2
倍の製剤です。
同量のIgGを投与する場合、
5
%製剤と比べて
10
%製剤は投与量が
1/2
となるため、循環負荷の軽減に繋がります。また、投与にかかる時間も短縮でき、患者さんのQOL向上に貢献されます。
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■高P血症の原因疾患
▽
腎臓からの
P
の排泄低下
・腎不全
・副甲状腺機能低下症
・偽性副甲状腺機能低下症
・末端肥大症
・甲状腺機能亢進症
・腫瘍による石灰化
▽
P
の過剰摂取
・
P
を含有する便秘薬の服用
・
P
の静脈内投与
・ビタミン
D
製剤による腸管からの
P
の過剰吸収
▽
P
の細胞内外での分布変化
・細胞破壊
・腫瘍融解症候群
・悪性症候群
・横紋筋融解症
・呼吸性アシドーシス
・糖尿病性ケトアシドーシス
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■アルプロスタジル注の投与ルートは、非吸着型ですか!?
アルプロスタジルは脂肪乳剤含有の為に、非吸着型のルートを使用するようメーカーより回答あり。
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2017年10月14日土曜日
■アルプロスタジル注10μシリンジを、薬局から病棟へ払い出し使用する時、病棟では冷所保存しなくても問題ないですか!?
アルプロスタジル注
10
μシリンジは、
25
℃条件下で遮光、
1000lux
、ピローなしで試験。
7
日で含量低下が認められたそうです。常温で
24
時間までなら安定に使用できると思います。
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