2017年9月10日日曜日

■アメナリーフ錠200mg(一般名:アメナメビル) ≪1日1回投与で、腎機能低下による薬物動態への影響は小さい、経口抗ヘルペスウィルス剤≫

【商品名】
アメナリーフ錠200mg

【一般名】
アメナメビル
【製造会社】
マルホ

【販売会社】
マルホ

【発売予定】
20179

【概要】
アメナリーフは、アステラス製薬で創製されたアメナメビルを有効成分とし、マルホで開発された新規作用機序の経口抗ヘルペスウィルス剤である。

≪薬理作用≫
本剤は、非核酸類似体であり、ヘルペスウィルスのDNA複製に必須の酵素であるヘリカーゼ・プライマーゼ複合体の活性を阻害することで、水痘・帯状疱疹ウィルスなどのヘルペスウィルスの増殖を抑制する。

≪特徴≫
既存の抗ヘルペスウィルス剤はすべて核酸類似体であり、ウィルスDNAポリメラーゼがその最終的な標的となる。本剤は、既存の抗ヘルペスウィルス剤と作用機序が異なるため、交差体制を示さないと考えられる。
本剤は、11回投与であり、食事の影響を受けるため、食後に投与する。また、本剤の排泄経路は主に糞中であることから、腎機能による薬物動態への影響は小さいとされている。そのため本剤は、クレアチニンクリアランスに基づく投与間隔・投与量の調節が不要である。

【効能・効果】
帯状疱疹

【用法・用量】
通常、成人にはアメナメビルとして1400mgを11回食後に経口投与する。

【薬価】
1錠:1469.70



■オピオイド鎮痛薬換算表≪2017.9.10作成≫

オピオイド鎮痛薬換算表
ヒドロモルフォン
1日投与量
(mg)
オピオイド鎮痛薬の1日投与量(mg)
モルヒネ
経口剤
オキシコドン
経口剤
フェンタニル貼付剤
トラマドール
経口剤
フェントス
(1日貼付用量)
デュロテップ
(3日貼付用量)
ワンデュロ
(1日貼付用量)
4
20
10
100
6
30
20
1
2.1
0.84
200
12
60
40
2
4.2
1.7
300
18
90
60
24
120
80
4
8.4
3.4
36
180
120
6
12.6
5
48
240
160
8
16.8
6.7
換算比(経口)=ヒドロモルフォン:モルヒネ:オキシコドン=153.3



2017年9月9日土曜日

■リュープリン3.75mg・リュープロレリン3.75mg(GE)・リュープリンSR11.25mg・リュープリンPRO22.5mgでは、薬剤費はどれが一番安いの!?

・リュープリン注射用3.75mgキット製剤
1ヶ月:37777円⇒3ヶ月113331円⇒6ヶ月:226662

・リュープロレリン注射用3.75mgキット製剤(GE)
1ヶ月:26642円⇒3ヶ月:799266ヶ月:159852

・リュープリン注射用SR11.25mgキット製剤
3ヶ月:66891円⇒6ヶ月133782

・リュープリン注射用PRO22.5mgキット製剤
6ヶ月:102414

※結果としては、6ヶ月製剤であるリュープリン注射用PRO22.5mgを使用することで、薬剤費を一番抑えることができます。

(201799日作成)



■妊婦への抗凝固剤への投与について

・ワーファリン⇒禁忌

・イグザレルト⇒有益性投与

・エリキュース⇒禁忌

・リクシアナ⇒有益性投与

・ヘパリンカルシウム⇒投与可能⇒在宅自己注投与も可能