2015年7月30日木曜日

■単剤投与してほしい注射剤

≪必ず単剤投与すべき薬剤≫
・ダントリウム注20mg⇒強アルカリ性で配合変化を起こしやすい。注射用水でフラッシュする。フラッシュしてもルートに薬剤が残りやすい。


≪単剤で投与すべき薬剤≫
  ※やむ得ず側管から投与する場合は投与前後にフラッシングを行ってください。
・アルブミナー5%静注250ml
・アルブミナー25%静注50ml
・アンスロビンP1500単位
・ヘブスブリン筋注用200単位
・ヘブスブリン筋注用1000単位
・抗D人免疫グロブリン筋注1000倍
・献血ヴェノグロブリンIH5%静注2.5g/50ml
・成分輸血製剤、全血製剤
⇒アルブミンやグロブリンなどの血液製剤は、成分がタンパク質です。そのため他の薬剤と混合すると吸着や凝集や溶血やタンパク変性などが起こる可能性があるため、単剤投与すべき薬剤です。


≪単剤投与が望ましい薬剤≫
  ※やむ得ず側管から投与する場合は投与前後にフラッシングを行ってください。
・抗生物質全般⇒他剤との混合により、配合変化を起こしやすい。
・アレビアチン注⇒強アルカリ性製剤であり、pH低下により結晶析出する。
・アンカロン注⇒生理食塩液や他の電解質と混合で沈殿する。生理食塩液と配合しないこと。
・イノバン注シリンジ⇒pH7以上でドパミンの分解が始まる。特にラシックス、フロセミド、ネオフィリンなどのアルカリ性製剤とは、別ルートが望ましい。
・オメプラール注⇒強アルカリ性。pHが低いほど分解しやすくなり、5.28以下で沈殿し始める。
・ケイツーN注⇒他の薬剤との配合により、可溶化力が低下し、配合変化を起こす。デキストラン、ヘパリン、ミニヘパなどと配合変化を起こすため、配合および側管投与は避ける。
・セルシン注⇒可溶化に有機溶媒を使用しており、混合により可溶化剤の効果がが低下し沈殿を起こしやすくなる。
・ソルダクトン注⇒使用時に調整する。放置すると沈殿の可能性があるためすみやかに使用する。
・ネオフィリン注⇒酸性溶液との配合により、結晶析出する。
・ハンプ注⇒配合変化を起こしやすい。生食での直接溶解により、沈殿物を生じるので、生食で直接溶解しない。5%ブドウ糖で溶解が推奨。
・フェジン注⇒電解質との混合により、沈殿する。
・フサン注⇒白濁あるいは結晶析出のおそれがあるため、生食または無機塩類を含有する溶液をバイアルに直接加えない。ヘパリンと同じルートから流さない。
・プレドパ注⇒pH7以上でドパミンの分解が始まる。特にラシックス、フロセミド、ネオフィリンなどのアルカリ性製剤とは、別ルートが望ましい。
・フロセミド注⇒酸性注射剤と配合し、pHが低下すると沈殿しやすくなる。
・プロビトール注⇒アミノ酸輸液やアルカリ性で分解する。
・マンニットール注⇒浸透圧低下により、期待する効果が得られなくなる。
・ラシックス注⇒酸性注射剤と配合し、pHが低下すると沈殿しやすくなる。




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■話が面白くない7つの原因

『話が面白い人』➡『その人自身が面白い』or『面白い情報を持っているか』
ネタか角度かタイミングに態度と雰囲気。

▼小ネタがない
新しい新情報など刺激のあるネタ。

▼意見に角度がない
自分なりのモノの見方や世界観にうまく変換できる能力がある。
人とは異なる角度で物事を語れる。
ありきたりな話はつまらない。

▼自分をさらけ出せない
カッコつけてばかりではダメ。
自分の意見が出せない。

▼まじめすぎる
真面目な人が真面目な話をすること程つまらないことはない。
話が弾まない。

▼暗い
愚痴が過ぎると後味が悪くなる。

▼話し方がいつも同じ
話の内容や話す相手が変わっても同じ話し方では面白くない。

▼前置きが長い
ダラダラと説明が続くと、相手は、内容を判断する前にイライラしています。



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2015年7月29日水曜日

■叱るといい子になるというのは、親の錯覚!?

▽悪ければ叱る

次は上がることが多いので叱った効果があると思う。

▽良ければ褒める

次は下がることも多いので褒めたことで下がったと思う。

マイナス面ばかりを批判してはダメ!!
マイナス面の批判は、短期的には効果があるかもしれません。
しかし、そればかり繰り返していては、相手にとっては強いストレスに晒されるだけ。
長期的に見ると、相手の神経はどんどんすり減ってしまう。
何をやっても褒められず、マイナス面だけ批判されていたら、どんどん気持ちが疲れてしまうはず。
不幸(マイナス面)を前面に押し出すよりも、幸せ(プラス面)を積極的に表現した方がいいのです。
しかし、その効果がすぐに出るとは期待しないこと。
効果はゆっくりでてくるものです。
大切なのは、褒めることで相手は笑顔を見せてくれる。
その笑顔を見られただけで、充分な報酬をもらったと思うこと。
そう考えることで、気持ちが安らかにあるはずです。
そしてそれが、最終的に相手の態度をもっともいい方向に変え、二人の関係を最良のものにするわけです!!




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■褥瘡治療マニュアル

【褥瘡マニュアル】
■ステージⅠ:不可逆的な発赤
▽発赤
・サージット
・アズノール

■ステージⅡ:真皮に至る部分損傷
▽水泡
↓・サージット
↓・デュオアクティブET
↓・アズノール
▽びらん
・デュオアクティブET
・アズノール
▽浸出液が多い時
・ハイドロサイト(浸出液が少ないときは、ハイドロサイト薄型)
▽白色期(上皮形成期)
・アクトシン軟膏
・ハイドロサイト
・アズノール
▽赤色期(肉芽増殖期)
・フィブラストスプレー(深い)
・ハイドロサイト(浸出液中)
・アズノール

■ステージⅢ・Ⅳ:脂肪層、筋、骨までに至る損傷
▽黄色期(壊死期)
【壊死組織除去・感染なし】
・ブロメライン軟膏

▽黒色期(炎症期)
・外科的デブリードマン
・浸出液少→ゲーベン
・浸出液多→ユーパスタ・カデックス

▽感染あり
・ゲーベンクリーム
・ユーパスタ



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■漢方薬の用法:1日2回or1日3回

■漢方薬の用法
1日2回!?
1日3回!?
クラシエ社は、患者さんの服薬コンプライアンスを向上し、飲み忘れを減らすために1日2回タイプ漢方製剤を発売しました。 

1日3回⇒1日2回と服用回数が減る代わりに服用量は増えています。

例)葛根湯
≪クラシエ社:葛根湯エキス細粒≫
・EK-1葛根湯エキス1包2.5g:1日3回タイプ
・KB-1葛根湯エキス1包3.75g:1日2回タイプ
EK-1葛根湯エキス 7.5g 3×
=KB-1葛根湯エキス 7.5g 2×





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