2015年7月29日水曜日

■褥瘡治療マニュアル

【褥瘡マニュアル】
■ステージⅠ:不可逆的な発赤
▽発赤
・サージット
・アズノール

■ステージⅡ:真皮に至る部分損傷
▽水泡
↓・サージット
↓・デュオアクティブET
↓・アズノール
▽びらん
・デュオアクティブET
・アズノール
▽浸出液が多い時
・ハイドロサイト(浸出液が少ないときは、ハイドロサイト薄型)
▽白色期(上皮形成期)
・アクトシン軟膏
・ハイドロサイト
・アズノール
▽赤色期(肉芽増殖期)
・フィブラストスプレー(深い)
・ハイドロサイト(浸出液中)
・アズノール

■ステージⅢ・Ⅳ:脂肪層、筋、骨までに至る損傷
▽黄色期(壊死期)
【壊死組織除去・感染なし】
・ブロメライン軟膏

▽黒色期(炎症期)
・外科的デブリードマン
・浸出液少→ゲーベン
・浸出液多→ユーパスタ・カデックス

▽感染あり
・ゲーベンクリーム
・ユーパスタ



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■漢方薬の用法:1日2回or1日3回

■漢方薬の用法
1日2回!?
1日3回!?
クラシエ社は、患者さんの服薬コンプライアンスを向上し、飲み忘れを減らすために1日2回タイプ漢方製剤を発売しました。 

1日3回⇒1日2回と服用回数が減る代わりに服用量は増えています。

例)葛根湯
≪クラシエ社:葛根湯エキス細粒≫
・EK-1葛根湯エキス1包2.5g:1日3回タイプ
・KB-1葛根湯エキス1包3.75g:1日2回タイプ
EK-1葛根湯エキス 7.5g 3×
=KB-1葛根湯エキス 7.5g 2×





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2015年7月28日火曜日

■牛乳との飲み合わせで相互作用を起こす薬剤

【薬の作用増強】
・エリスロマイシン
⇒牛乳成分が消化管内で薬の可溶性を促進する⇒薬の吸収率増加

【薬の作用減弱】
・テトラサイクリン系抗菌薬
・ニューキノロン系抗菌薬
・セフェム系抗菌薬
・カルシウム製剤
・制酸剤
⇒牛乳に含まれるカルシウムイオンと結合すると、難吸収性複合体(キレート)を形成する⇒薬の吸収率低下




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■スタチンのTG低下作用比較

≪中性脂肪変化率≫
メバロチン10mg:-16
リピトール10mg:-35
リバロ2mg:-34

※目安としてお考えください。



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■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?

■高カリウム血症の治療法:スローケー錠の添付文書より

①カリウムを含む食物や薬剤の制限又は排除。カリウム保持性利尿剤の投与が行われている場合にはその投与中止。

②インスリンをブドウ糖34gに対し1単位(もし糖尿病があれば2gに対し1単位)加えた2050%高張ブドウ糖液200300mlを30分くらいで静脈内投与。

③アシドーシスのある場合には、乳酸ナトリウムあるいは炭酸水素ナトリウムを5%ブドウ糖液200ml程度に溶解し静脈内投与。 

④グルコン酸カルシウムの静脈内投与。
 
⑤陽イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸ナトリウム等)の経口投与又は注腸。
 
⑥血液透析又は腹膜透析
 




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