2013年12月4日水曜日

■2012年国内医療薬市場:糖尿病治療薬

1位DPP-4阻害薬ジャヌビア(743億9300万円:41.2%増⇒約217億円増)
2位DPP-4阻害薬グラクティブ(370億4900万円:33.8%増⇒約94億円増)
3位DPP-4阻害薬ネシーナ(299億8800円:186.55増⇒195億円増)
*DPP-4阻害薬エクア(178億9000万円:110.9%増⇒約94億円増)
◇α-GI ベイスン(237億600万円:24.4%減)
◇TZD アクトス(229億9100万円:44.7%減)
◇SU薬 アマリール(167億4800万円:27.9%減)
◇持効型インスリンアナログ製剤 ランタス(183億3500万円:17.9%増)


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2013年12月3日火曜日

■患者に使用した器材の処理方法(洗浄、消毒、滅菌)

▼洗浄とは 対象物からあらゆる異物(汚染・有機物など)を除去すること(表面に付着した汚れを洗い、すすぐなどして除去する工程)

▼消毒とは 対象から細菌芽胞を除くすべて、または多数の病原微生物を除去すること必ずしも微生物をすべて殺滅するものではない

▼滅菌とは 微生物をすべて完全に除去、あるいは殺滅すること、無菌保証水準


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2013年12月1日日曜日

■感染経路別予防策

≪空気感染予防策≫
・空気を共有することで感染が伝播する疾患:麻疹、水痘、結核など
・感染症が疑われる段階で感染対策を実施
・対応策
 陰圧の個室管理
 医療従事者はN95マスクを着用

≪飛沫感染予防策≫
・飛沫感染予防策が適応になる疾患:ムンプス、風疹、インフルエンザ、百日咳 など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 医療従事者はサージカルマスクを着用
 
≪接触感染予防策≫
・接触感染予防策が適応になる疾患:多剤耐性菌、ノロウイルス、疥癬、ロタウイルス、Clostridium difficile感染など
・対応策
 原則として個室隔離(陰圧の必要なし)
 手指衛生、手袋、防護用具、患者使用器具(血圧計、体温計、聴診器など患者に接する器具)専用または患者使用後と他の患者使用前に消毒  


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2013年11月28日木曜日

■20%イントラリポス100mlの熱量(カロリー)の計算の仕方は!?

脂肪は1gが燃焼すると9kcalの熱量を発生します。
20%イントラリポス100ml、添付文書には熱量約200kcalと記載されています。
20%イントラリポス100mlの脂肪の量は、100×0.2と計算すると20gとなります。
脂肪20g×9kcal/g⇒180kcal
添付文書に記載されている熱量と合わない!?
実は、脂肪はそのまま投与することができないので、界面活性剤を使って乳化させる必要があるのです。
そのために用いられる卵黄レシチン、また浸透圧調整のために加えられているグリセリンのカロリーを計算する必要があります。

20%イントラリポス100mlの熱量は!?
精製大豆油:20g⇒20g×9kcal/g180kcal
卵黄レシチン:1.2g⇒1.2g×9kcal/g10.8kcal
濃グリセリン:2.2g⇒2.2g×4kcal/g8.8kcal
総熱量⇒180kcal10.8kcal8.8kcal199.6kcal200kcal




≪関連記事≫
■脂肪乳剤は、基本末梢投与です。
■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割

2013年11月27日水曜日

■ステロイド外用剤(軟膏)の局所および全身性影響の強さの比較

≪局所性影響≫
デルモベート>トプシム>ジフラール>リンデロンDP>アンテベート>マイザー>パンデル>フルメタ>メサデルム>ビスダーム>ボアラ>エクラー>フルコート>リンデロンV>プロパデルム>ケナコルトA>ロコイド>アルメタ>ネリゾナ>リドメックス>キンダベート

≪全身性影響≫
デルモベート>リンデロンDP>トプシム>フルメタ>ジフラール>アンテベート>マイザー>ネリゾナ>メサデルム>リンデロンV>ビスダーム>エクラー>ボアラ>フルコート>ケナコルトA>リドメックス>パンデル>プロパデルム>ロコイド>キンダベート>アルメタ




≪関連記事≫
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?