脂肪は1gが燃焼すると9kcalの熱量を発生します。
20%イントラリポス100ml、添付文書には熱量約200kcalと記載されています。
20%イントラリポス100mlの脂肪の量は、100×0.2と計算すると⇒20gとなります。
脂肪20g×9kcal/g⇒180kcal
添付文書に記載されている熱量と合わない!?
実は、脂肪はそのまま投与することができないので、界面活性剤を使って乳化させる必要があるのです。
そのために用いられる卵黄レシチン、また浸透圧調整のために加えられているグリセリンのカロリーを計算する必要があります。
※20%イントラリポス100mlの熱量は!?
精製大豆油:20g⇒20g×9kcal/g=180kcal
卵黄レシチン:1.2g⇒1.2g×9kcal/g=10.8kcal
濃グリセリン:2.2g⇒2.2g×4kcal/g=8.8kcal
総熱量⇒180kcal+10.8kcal+8.8kcal=199.6kcal⇒約200kcal
≪関連記事≫
■脂肪乳剤は、基本末梢投与です。
■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割
■アトピー性皮膚炎でのステロイド外用剤の強さの選択
※目安である。
【乳幼児】
頭⇒weak・mild
顔・頚部⇒weak
体幹部・四肢⇒weak・mild
【小児】
頭⇒mild・strong
顔・頚部⇒weak・mild
体幹部・四肢⇒mild
苔癬化病巣⇒mild・strong
【思春期】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weak・mild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong ・very strong
【成人】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weak・mild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong ・very strong
■ステロイド外用剤の種類
【Ⅰ群:strongest】
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート
【Ⅱ群:very strong】
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル
【Ⅲ群:strong】
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート
【Ⅳ群:mild】
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
【Ⅰ群:strongest】
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート
【Ⅱ群:very strong】
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル
【Ⅲ群:strong】
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート
【Ⅳ群:mild】
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
乳糖がラクターゼによって消化吸収されなくなると、高濃度の乳糖による浸透圧上昇により、腸管内に水分が引き込まれて下痢を起こす。また吸収されない乳糖は小腸を通して大腸に入り、腸内細菌によって発酵し、腹部膨満感と酸性便を起こす。