2013年11月28日木曜日

■20%イントラリポス100mlの熱量(カロリー)の計算の仕方は!?

脂肪は1gが燃焼すると9kcalの熱量を発生します。
20%イントラリポス100ml、添付文書には熱量約200kcalと記載されています。
20%イントラリポス100mlの脂肪の量は、100×0.2と計算すると20gとなります。
脂肪20g×9kcal/g⇒180kcal
添付文書に記載されている熱量と合わない!?
実は、脂肪はそのまま投与することができないので、界面活性剤を使って乳化させる必要があるのです。
そのために用いられる卵黄レシチン、また浸透圧調整のために加えられているグリセリンのカロリーを計算する必要があります。

20%イントラリポス100mlの熱量は!?
精製大豆油:20g⇒20g×9kcal/g180kcal
卵黄レシチン:1.2g⇒1.2g×9kcal/g10.8kcal
濃グリセリン:2.2g⇒2.2g×4kcal/g8.8kcal
総熱量⇒180kcal10.8kcal8.8kcal199.6kcal200kcal




≪関連記事≫
■脂肪乳剤は、基本末梢投与です。
■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割

2013年11月27日水曜日

■ステロイド外用剤(軟膏)の局所および全身性影響の強さの比較

≪局所性影響≫
デルモベート>トプシム>ジフラール>リンデロンDP>アンテベート>マイザー>パンデル>フルメタ>メサデルム>ビスダーム>ボアラ>エクラー>フルコート>リンデロンV>プロパデルム>ケナコルトA>ロコイド>アルメタ>ネリゾナ>リドメックス>キンダベート

≪全身性影響≫
デルモベート>リンデロンDP>トプシム>フルメタ>ジフラール>アンテベート>マイザー>ネリゾナ>メサデルム>リンデロンV>ビスダーム>エクラー>ボアラ>フルコート>ケナコルトA>リドメックス>パンデル>プロパデルム>ロコイド>キンダベート>アルメタ




≪関連記事≫
■ランサップ400とランサップ800の使い分けは!?
■アルロイドGを服用した後、水などをすぐに飲んでもいいのか!?
■PPI(プロトンポンプ阻害薬)vsH2ブロッカー(H2受容体拮抗薬) 比較
■胃薬っていっぱいあるけど、何が違うの!?
■胃全摘患者にビスフォスホネート製剤って投与可能なの!?

2013年11月26日火曜日

■アトピー性皮膚炎でのステロイド外用剤の強さの選択

■アトピー性皮膚炎でのステロイド外用剤の強さの選択
※目安である。

【乳幼児】
頭⇒weakmild
顔・頚部⇒weak
体幹部・四肢⇒weakmild

【小児】
頭⇒mildstrong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒mild
苔癬化病巣⇒mildstrong

【思春期】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong very strong

【成人】
頭⇒strong
顔・頚部⇒weakmild
体幹部・四肢⇒strong
苔癬化病巣⇒strong very strong


■ステロイド外用剤の種類
【Ⅰ群:strongest
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート

【Ⅱ群:very strong
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル

【Ⅲ群:strong
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート

【Ⅳ群:mild
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2013年11月25日月曜日

■ステロイド外用剤の種類

【Ⅰ群:strongest
・デルモベート
・ジフラール
・ダイアコート

【Ⅱ群:very strong
・フルメタ
・アンテベート
・トプシム
・リンデロンDP
・マイザー
・ネリゾナ
・パンデル

【Ⅲ群:strong
・メサデルム
・ボアラ
・リンデロンV
・プロパデルム
・フルコート

【Ⅳ群:mild
・リドメックス
・ケナコルトA
・アルメタ
・キンダベート
・ロコイド


にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ

2013年11月22日金曜日

■乳糖不耐症

乳糖がラクターゼによって消化吸収されなくなると、高濃度の乳糖による浸透圧上昇により、腸管内に水分が引き込まれて下痢を起こす。また吸収されない乳糖は小腸を通して大腸に入り、腸内細菌によって発酵し、腹部膨満感と酸性便を起こす。