2015年7月26日日曜日

■ドレッシング療法の4分類:開放性ウェットドレッシング・開放性ドライドレッシング・閉鎖性ウェットドレッシング・閉鎖性ドライドレッシング

【ドレッシング療法の4分類】
▽ウェットドレッシング
▽ドライドレッシング
≪開放性≫
①開放性ウェットドレッシング
・食品用フィルム
・紙おむつに粘着性ポリウレタンフィルムを貼ったもの
・持続陰圧閉鎖療法(滲出液は強制的に排出されるため開放性である)

②開放性ドライドレッシング
・乾燥ガーゼ

≪閉鎖性≫
③閉鎖性ウェットドレッシング
いわゆる閉鎖性ドレッシング(ODT)がこれに相当する。
・粘着性ポリウレタンフィルム、ポリウレタンフォーム、ハイドロコロイド、軟膏ガーゼ(ゲーベン、オルセノン、アクトシンなど)
・ガーゼドレナージ(創をデブリードマンしてガーゼを詰め込むと,膿汁がガーゼに吸着されて糊のようになります。創に対しては、『ウェット』であるが,滲出液の排出が妨げられるので『閉鎖』になる。
・壊死組織で閉鎖されたⅢ、Ⅳ度褥創では,エスカー(全層の皮膚が壊死したもの)がまるで閉鎖性ウェットドレッシングのように創を閉鎖し,滲出液の排出を妨げている。
・低温熱傷で生じる壊死した皮下組織も同様に『閉鎖性』へと働き、創感染を起こしやすい。

④閉鎖性ドライドレッシング
・軟膏ガーゼ(カデックス、ユーパスタ、マクロゴール基剤の軟膏)
・滲出液の量を調整する機能があると謳われているが、実際は脱水状態である。




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■褥瘡治療テスト

問1.滲出液の多い褥瘡には適さないドレッシング剤はどれですか?
①デュオアクティブ ②ティエール ③ハイドロサイト

問2.びらん面に適した外用剤はどれですか?
①ユーパスタ ②アズノール ③ブロメライン

問3.皮膚の上皮化を促進する外用剤はどれですか?
①カデックス ②ユーパスタ ③プロスタンディン

問4.黒色壊死細胞を伴った褥瘡に適さない外用剤はどれですか?
①ユーパスタ ②ブロメライン ③ゲーベン

問5.ユーパスタを使用していたら創面に赤い肉芽が形成され滲出液が減ってきた。効果があったので使い続けた。
(○ ×)

問6.カデックス軟膏は吸水性が優れているため、滲出液の多い創の抗菌薬として有効である。
(○ ×)

問7.止血効果のあるドレッシング剤はどれか?
①アクアセル ②カルトスタット ③アダプティック

問8.黒色の硬い壊死組織をカットしたら、ドロドロの膿が出てきた。創面は、熱・発赤・痛みを伴っていた。適した外用剤はどれですか?
①ゲンタシン軟膏 ②ゲーベンクリーム ③アズノール
問9.滲出液が多い時の処置として適切なものはどれか?
①処置を1回から2回に増やす。
②当てるガーゼを増やしガーゼの上に紙オムツを敷いた。

問10.ガーゼに血液の付着があったので圧迫止血の目的でガーゼをいつもより多くつめた。
(○ ×)



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2015年7月25日土曜日

■スロンノンHI・ノバスタンHI・アルガトロバンの使い方:49時間以降に投与した場合

【適応・用法・用量】
発症後48時間以内の脳血栓症急性期(ラクネを除く)に伴う神経症候(運動麻痺)・日常生活動作(歩行・起立・座位保持・食事)の改善

▽初め2日間
1日60mg(10mg6A)を適当量の輸液で希釈し、24時間かけて持続点滴静脈注

▽その後5日間
1回10mg(10mg1A)を1日2回朝夕に1回3時間かけて点滴静注

≪49時間以降に投与した場合≫
アルガトロバンを投与しても、プラセボ投与と有意差はない。
しかし、41.4%の症例で改善したとのことである。




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■ピロリ菌における尿素呼気試験で偽陰性を生じる可能性のある薬剤

ピロリ菌のウレアーゼ活性に影響を与える薬剤を服用していると、ピロリ菌が残っているにも関わらず、除菌されてしまったような『偽陰性』の判定が出る可能性がある。

▽偽陰性を生じる可能性がある薬剤
以下のような薬剤服用中または服用中止直後では、偽陰性になる可能性があるため注意すること。下記薬剤服用中止後2週以降(できれば4週以降)の時点で呼気試験を実施するのが望ましい。
・プロトンポンプ阻害薬:PPI
オメプラール(オメプラゾール)、タケプロン(ランソプラゾール)、パリエット(ラベプラゾール)、ネキシウム(エソメプラゾール)
・抗生物質全般
・胃粘膜保護剤
アルサルミン(スクラルファート)、ガストローム
・ビスマス製剤
次硝酸ビスマス

▽偽陰性を生じない胃粘膜保護剤
ムコスタ、セルベックス、アルロイドG

▽偽陰性を生じるかは不明だが、生じたという報告がない胃粘膜保護剤
マーズレン、ケルナック

▽除菌後に頻用されるHブロッカーに関しては、データはないが、偽陰性を生じることがないとも言えないとのこと(メーカーより)。上記の胃粘膜保護剤に関しても調査されていないため、データなし。




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■インフルエンザ脳症とCPT2の関係とは!?

≪インフルエンザ脳症とCPT2の関係とは!?≫
インフルエンザ脳症と診断され重症化した患者の多くでは、高熱時に酵素活性が急速に低下するCPT2の熱不安定性遺伝子多型が高頻度に見られている。
CPT2は、カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ2の略で、脂肪酸の一部である長鎖脂肪酸のエネルギー代謝を担う重要な酵素である。CPT2の熱不安定性遺伝子多型は、高熱時の重症化のリスク因子と考えられている。
インフルエンザウィルス増殖、サイトカイン増加に伴い糖代謝の低下、ATP産生量の低下傾向を示すが、これを補うために脂肪酸代謝が更新する体内動態が起きると一般的に言われている。
長鎖脂肪酸を担うCPT2の機能低下を起こしやすい遺伝子多型を持つ人では、インフルエンザ感染による代謝変動に対応することができず、エネルギー不足となり、エネルギーを多く必要としている細胞・臓器から破綻症状が現れる。
これが脳の血管内皮細胞で起こり重症化した結果がインフルエンザ脳症であると考えられている。



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