2014年7月6日日曜日

■アドレナリン(ボスミン注1mg/ml):血管収縮薬

≪作用機序≫
交感神経のα1、α2、β1、β2受容体刺激作用を有する。
このα受容体刺激作用に血管収縮作用があり、蘇生時に有用であると考えられている。
特にα2受容体を刺激すると中枢神経系では、血管拡張作用を示すものの、末梢血管に対しては血管収縮作用があり、その結果冠灌流圧を上昇させるため、蘇生に対して有用となる。

≪適応≫
成人および小児・乳児において心室細動(VF)、無脈性心室頻拍(pulselessVT)、無脈性電気活動(PEA)、心静止(Asystole)などの心停止。
蘇生後の昇圧、不安定な徐脈()低血圧、アナフィラキシー、喘息にも効果がある。

≪用法≫
心停止時:成人では1回量1mgを35分間隔で静注する。JRC G2010では推奨する記述はないが、静脈路および骨髄路のいずれも確保できない場合に気管内投与を行ってもよい。その場合は一般に静脈内投与量の22.5倍を510mlの精製水または生理食塩水で希釈して投与する。高用量を用いても生存率は改善しない。

≪注意≫
血圧上昇と心拍数の増加によって心筋虚血を促進することがある。
β受容体刺激作用は、心筋の仕事量を増やし心内膜下の流れを減少させるという報告があり、蘇生後も効果が継続する。


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2014年6月19日木曜日

■SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation【2014年6月13日】

≪SGLT2阻害薬の適正使用に関するRecommendation【2014年6月13日】≫
SU薬などインスリン分泌促進薬やインスリンと併用する場合には、低血糖に十分留意して、それらの容量を減じる。患者にも低血糖に関する教育を十分行うこと。
・グリメピリド2mg/日を超えて使用している患者は2mg/日以下に減じる。
・グリベンクラミド1.25mg/日を超えて使用している患者は1.25mg/日以下に減じる。
・グリクラジド40mg/日を超えて使用している患者は40mg/日以下に減じる。

②高齢者への投与は、慎重に適応を考えたうえで開始する。発売から3ヶ月間に65歳以上の患者に灯油する場合には、前例登録すること。

③脱水防止について患者への説明も含めて十分に対策を講じること。利尿薬との併用は推奨されない。

④発熱・下痢・嘔吐などがあるときないしは、食思不振で食事が十分に摂れないような場合(シックデイ)には休薬する。

⑤本剤投与後、皮疹・紅斑などが認められた場合には、速やかに投与を中止し、副作用報告を行うこと。

⑥尿路感染・性器感染については、適宜問診・検査を行って、発見に努めること。問診では、質問紙の活用も推奨される。

⑦原則として、本剤は他に2剤程度までの併用が当面推奨される。

≪副作用の事例と対策≫
▽重症低血糖⇒併用糖尿病治療薬の減量を検討する。特にSU薬は、下記のように検討が必要。
グリメピリド2mg/日を超えて使用している患者は2mg/日以下に減じる。
グリベンクラミド1.25mg/日を超えて使用している患者は1.25mg/日以下に減じる。
グリクラジド40mg/日を超えて使用している患者は40mg/日以下に減じる。

▽ケトアシドーシス⇒血糖コントロールが良好であっても血中ケトン体増加が認められることがある。SGLT-2阻害薬投与に際しては、インスリン分泌能が低下している症例への投与ではケトアシドーシスの発現に厳重な注意が必要。同時に、栄養不良状態、飢餓状態の患者や極端な糖質制限を行っている患者に対するSGLT-2阻害薬は、ケトアシドーシスを発現させうることに一層の注意が必要。

▽脳梗塞⇒SGLT-2阻害薬は、体液量を減少することがあるので、適度な水分補給を行うよう指導すること、体液量減少を起こしやすい患者に対する十分な観察と適切な水分補給を必ず行い、投与中はその注意を継続する。また、脱水がビグアナイド薬による乳酸アシドーシスの重大な危険因子であることに鑑み、ビグアナイド薬使用患者にSGLT-2阻害薬を併用する場合には、脱水と乳酸アシドーシスに対する十分な注意を払う必要がある。

▽全身性皮疹、紅斑⇒全身性皮疹が7例報告されうち6例は重篤であり、また全身紅斑あるいは紅斑性皮疹が4例報告されうち3例が重篤であった。SGLT-2阻害薬投与後1日目から12日目の間に発症している。これらの重篤な皮膚障害は、治験時に殆ど認められていなかったものであるが、SGLT-2阻害薬投与との因果関係が疑われ、今後SGLT-2阻害薬投与に際しては十分な注意が必要である。尚、この全身性皮疹・紅斑が最初に発売されたSGLT-2阻害薬に特異的なこのクラスの薬剤に共通の副作用であるか、現時点では不明である。


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2014年6月16日月曜日

■新規経口抗凝固薬::NOAC≪プラザキサ・イグザレルト・エリキュース≫のメリット・デメリット

【ダビガトラン:プラザキサ】
≪メリット≫
・高用量と低用量を選択できる。
・高用量では虚血性脳卒中をワルファリンより有意に減少。
・低用量で重大な出血が少ない。
・アジア人を対象としたサブ解析では,ダビガトランはワルファリンに比べ消化管出血を増加させないことが示された⇒本当かな!?
≪デメリット≫
・上部消化器症状が多いことや高用量で消化管出血が多い。
・腎排泄が80%であることから腎機能低下の影響をより受けやすい。
12回投与。
・湿気に弱いため薬を一包化できない。
・簡易懸濁法による投与ができない。
≪注意点≫
血中濃度はAPTTと相関することが知られているが,APTT値は標準化されていない。

【リバーロキサバン:イグザレルト】
≪メリット≫
111錠。
・服薬継続下では脳卒中,全身性塞栓症をワルファリンより有意に減少。
・薬を一包化調剤できる。
≪デメリット≫
CHADS2スコア1点以下でのエビデンスが確立していない。
75歳以上や50kg以下の低体重でワルファリンよりも重大な出血や臨床的に有意な出血が多い可能性がある。
・簡易懸濁法による投与ができない。
≪注意点≫
血中濃度はプロトロンビン時間(PT)と相関することが知られているが,試薬によって値が異なる。

【アピキサバン:エリキュース】
≪メリット≫
・脳卒中,全身性塞栓症をワルファリンより有意に減少。
・重大な出血が少ない。
・薬を一包化調剤できる。
・簡易懸濁法による投与できる。
≪デメリット≫
12回投与である。
・臨床経験が少なく,とくに日本人における有用性と安全性がまだ確立されていない。
≪注意点≫
血中濃度はAPTTPTとは十分な相関関係を示さない。
 
※あくまで参考として考えていただけると幸いです。

2014年6月13日金曜日

■アルブミン製剤の使い分けは!?≪4.4%・5%と20%・25%アルブミン製剤≫

薬としてのアルブミンには、等張製剤と高張製剤の2種類の製剤がります。
4.4%製剤・5%製剤⇒等張アルブミン製剤
20%製剤・25%製剤⇒高張アルブミン製剤
これらは、病態により使い分けられます。

4.4%・5%などの等張アルブミン製剤は、出血・熱傷や循環血漿量の著名な減少を伴う疾患などで、循環血漿量の減少を是正する目的で使用される。
製剤中の水分量が多く調整された『等張アルブミン製剤』を使用することによって、少ない輸血量で多くの血漿量の減少を回復することが期待されます。また緊急出血時に迅速に血漿の不足を補給することが期待されます。
そのため、外資得・手術・腸の閉塞・麻痺・熱傷などが原因で、循環血液量が大幅に減少する血液減少性ショックなどで使用されます。
血液量が大幅に減少すると、全身の臓器や組織に十分な酸素を含む血液が供給できません。その結果、体の細胞はエネルギー代謝に障害をきたし、ショック状態になります。
このように、大量の体液が失われた場合に『等張アルブミン製剤』が使用されます。
★主に出血などにより、血液量が不足した時に使われます★

20%・25%などの高張アルブミン製剤は、主に浮腫あるいは肺水腫・腹水を伴う場合にその改善を目的で使用される。
高張アルブミン製剤を血管内に補充することで、血漿浸透圧を上昇させ血管外の水分を血管内に戻すように働き、浮腫(むくみ)や腹水の改善を図ることができます。
アルブミンは、主に肝臓で作られています。肝不全などで、十分な量のアルブミンを作れなくなった場合、低アルブミン血症が起こります。さまざまな病気や出血や食物を経口摂取できないための栄養不足などが原因で低アルブミン血症を起こすこともあります。
重症化した低アルブミン血症を治療しないと、体内の浸透圧のバランスが崩れ組織に水分が移動し、腹水・胸水などの浮腫みを引き起こします。
このような症状の改善に『高張アルブミン製剤』が使用されます。
★主に血管外の水を血管の中に戻す時に使われます★

アルブミンと言うのは、血液内に存在する重要なたんぱく質で、栄養の指標となります。
このアルブミンが低下すると体が浮腫んできます。
病気の症状が重症になるとだいたい浮腫んできますが、これはアルブミンがどうしても低下してくるからです。
アルブミンは、血漿浸透圧の重要な部分であり、血漿浸透圧が低下すると血管内から水分がでてしまうのです。
アルブミンをアルブミン製剤で補給することは大切です。
しかし、本当に必要かどうか良く考えて投与しなければいけません。
アルブミンは、献血から作られている薬剤であり、病気が移る可能性がゼロではありません⇒肝炎など病気が移る可能性・リスクがある。

 

アルブミン製剤の種類

(純度)

加熱人血漿たんぱく

(80%以上)

人血清アルブミン

(96%以上)

等張・高張の区分

等張アルブミン製剤

高張アルブミン製剤

アルブミン濃度

4.4

5

20%および25

適応

主に急性期の循環血漿量の補充に用いる。何らかの原因で失われた血症を補う。

※加熱人血漿たんぱくは、過去に血圧低下の副作用があったため、人工心肺使用時などには使えない。

主に慢性期の低アルブミン血症によって起こった浮腫や腹水貯留の改善に用いる。

適応症

   出血性ショックなど

   循環動態が不安定な血液透析などの体外循環施行時

   重症熱傷

   循環血漿量の著名な減少を伴う急性膵炎など

 

 

   出血性ショックなど

   循環動態が不安定な血液透析などの体外循環施行時

   重症熱傷

   循環血漿量の著名な減少を伴う急性膵炎など

   人工心肺を使用する心臓手術時

   凝固因子の補充を必要としない治療的血漿交換療法

   肝硬変に伴う難治性腹水に対する治療

   難治性の浮腫、肺水腫を伴うネフローゼ症候群

   凝固因子の補充を必要としない治療的血漿交換療法

   低たんぱく質血症に起因する肺水腫あるいは著名な浮腫が認められる場合

≪関連記事≫
■アルブミン製剤の使い分けは!?≪4.4%・5%と20%・25%アルブミン製剤≫
■アルブミン製剤の投与速度は!?
■献血ノンスロンの投与速度は!?
■低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス(フロセミド)を投与するのは、なぜ!?
■アルブミン製剤の投与期間は!?
■アルブミンとγ-グロブリン(ガンマグロブリン)の寿命はどれくらいですか!?

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2014年6月11日水曜日

アルブミン製剤の投与速度・使い分け・投与期間の完全ガイド|病院薬剤師・NST専門療法士が解説 ※2026年6月 情報を更新しました

この記事でわかること

  • アルブミン製剤の投与速度の計算方法
  • 4.4%・5%(等張)と20%・25%(高張)の使い分け
  • 低アルブミン血症患者にアルブミン投与後ラシックスを使う理由
  • アルブミン製剤の投与期間と適正使用の考え方
  • アルブミンとγ-グロブリンの体内での寿命
  • NST専門療法士として意識していること

アルブミンとは

アルブミンは正常人の血漿タンパクの約60%を占める最も多いタンパク質で、以下の重要な役割を担っています。

膠質浸透圧の維持として、血管内に水分を保持し、浮腫を防ぐ働きをします。薬物・物質の輸送体として、脂肪酸・ホルモン・薬物(ワルファリン・フェニトインなど)を血中で運搬します。栄養状態の指標として、血清アルブミン値は栄養状態・肝機能・炎症の総合的な指標として使われます。緩衝作用として、血液のpHバランスを維持します。

正常値は4.0〜5.0 g/dL程度です。3.5 g/dL未満で低アルブミン血症、2.0 g/dL未満では重篤な状態と判断されます。


アルブミン製剤の種類:等張製剤と高張製剤

日本で使用されるアルブミン製剤は大きく2種類に分かれます。

製剤濃度代表的製品浸透圧特徴
等張製剤4.4%・5%アルブミナー5%など血漿と同等循環血漿量を増加させる
高張製剤20%・25%アルブミナー25%など血漿の約5倍組織から水分を引き込み血管内に移行させる

**等張製剤(4.4%・5%)**は、循環血漿量が低下している患者(出血・脱水・熱傷など)に使用します。投与した液量がそのまま循環血漿量の補充になります。

**高張製剤(20%・25%)**は、低アルブミン血症による浮腫・腹水がある患者に使用します。高い膠質浸透圧によって組織中の水分を血管内に引き込む効果があります。


アルブミン製剤の投与速度

基本原則

アルブミン量として10〜15 g/時間以内が原則です。

急速投与すると、急激な循環血漿量の増加により心臓に過剰な負荷がかかる(循環過負荷)リスクがあります。特に心機能が低下している患者では慎重な投与速度管理が必要です。

各製剤の投与速度の目安
製剤容量アルブミン含有量推奨投与時間
25%アルブミナー50 mL12.5 g1時間以上(50〜75分目安)
25%アルブミナー100 mL25 g2時間以上
5%アルブミナー250 mL12.5 g1時間以上
5%アルブミナー500 mL25 g2時間以上

計算の考え方:
25%アルブミナー50 mLには12.5 gのアルブミンが含まれています。1時間あたり10〜15 g以内という原則から、12.5 g÷15 g/時間=約0.83時間(50分)となり、50〜75分以上かけて投与することが推奨されます。実務上は「1時間かけて投与」が目安です。

注意が必要な患者

心不全・腎不全患者では循環血漿量の急激な増加が心臓・腎臓に大きな負担をかけます。より緩徐な投与(2〜3時間以上)を検討するか、投与前後に利尿薬(フロセミドなど)の使用を考慮します。


低アルブミン血症患者に25%アルブミナー投与後にラシックス(フロセミド)を投与する理由

これは病棟でよく受ける質問のひとつです。

なぜアルブミンを投与した後にラシックスを使うのか?

ステップ①:アルブミン投与
25%アルブミナーを投与すると、高い膠質浸透圧によって組織(浮腫部位)の水分が血管内に引き込まれます。これにより一時的に循環血漿量が増加し、浮腫が軽減されます。

ステップ②:フロセミド(ラシックス)投与
血管内に水分が引き込まれたタイミングで利尿薬を投与することで、増加した循環血漿量を尿として体外に排出します。これによって全身の浮腫・腹水を効率よく除去できます。

なぜ順番が大切なのか
フロセミドを先に投与しても、組織の水分は血管内に移行していないため十分な効果が得られません。アルブミン投与で「水を集めてから」フロセミドで「排出する」という順序が重要です。

ただし注意点として、この方法は心臓に負担をかける可能性があるため、心不全患者では慎重に行う必要があります。また血清アルブミン値が低すぎる状態(2.0 g/dL未満など)では効果が不十分なこともあります。


アルブミン製剤の適正使用と投与期間

適正使用の原則

アルブミン製剤は「血清アルブミン値が低いから投与する」というものではありません。日本輸血・細胞治療学会や日本臨床栄養学会のガイドラインでは、適応を厳格に判断することが求められています。

アルブミン製剤が適応となる主な病態として、低アルブミン血症に伴う浮腫・腹水(肝硬変・ネフローゼ症候群)、熱傷、出血・手術・外傷などによる循環血漿量の減少、腹水穿刺後の循環動態維持などがあります。

一方で栄養目的での投与は適切ではありません。「アルブミン値が低いから栄養補給としてアルブミン製剤を投与する」という考え方は、血液製剤の適正使用という観点から推奨されていません。栄養状態の改善には経腸栄養・経口摂取の強化が優先されます。

投与期間の目安

アルブミン製剤の投与期間は病態によって異なりますが、一般的には急性期の状態改善を目的とした短期使用が原則です。

アルブミンの体内での半減期は約15〜20日(平均17日)とされています。つまり投与したアルブミンは約3週間で半量が分解・代謝されます。根本的な疾患(肝硬変・ネフローゼ症候群など)が改善されなければ、アルブミン値は再び低下します。そのため原疾患の治療と並行して投与することが重要です。


アルブミンとγ-グロブリンの寿命の違い

タンパク質主な機能体内での半減期
アルブミン膠質浸透圧維持・物質輸送・緩衝約15〜20日
γ-グロブリン(免疫グロブリン)抗体として免疫機能を担う約21〜28日(IgGの場合)

γ-グロブリン(免疫グロブリン、主にIgG)はアルブミンより少し長い半減期を持ちます。IgG製剤(献血ベニロンなど)を投与した際の効果持続時間の参考になります。


NSTとして意識していること

アルブミン製剤の投与判断は、NSTラウンドでも必ず議論になるテーマです。

「アルブミン値が2.5 g/dLだからアルブミンを投与しましょう」という短絡的な判断ではなく、以下の視点で考えることが大切です。

炎症状態の評価として、CRPが高い急性炎症期はアルブミンが炎症反応で消費・希釈されるため、アルブミン値が低くても投与効果が限定的なことがあります。

栄養状態の評価として、低アルブミン血症の原因が栄養不足なのか、肝臓でのアルブミン合成低下なのか、血管外漏出なのかを鑑別することが重要です。

目標値の設定として、アルブミン値を「正常値に戻す」ことを目標にするより、浮腫・腹水などの症状の改善を目標にする考え方がより合理的です。


病院薬剤師として感じていること

アルブミン製剤は高価な血液製剤です。1バイアル(25%アルブミナー50 mL)は数千円〜数万円かかります。

適正使用の観点からも、「投与することで患者さんに何をもたらすか」「代替手段はないか」を常に考えながら処方監査や病棟での提案に関わることが薬剤師・NST専門療法士として重要だと感じています。

一方で、本当に必要な患者さんに適切なタイミングで投与されることが最優先です。「高いから使わない」ではなく「適切な患者に適切な用量・速度で」という視点を持ち続けたいと思っています。


まとめ

  • 投与速度の原則:アルブミン量10〜15 g/時間以内。25%アルブミナー50 mLは1時間かけて投与
  • 等張製剤(5%):循環血漿量補充が目的。出血・脱水・熱傷など
  • 高張製剤(25%):低アルブミン血症による浮腫・腹水の改善が目的
  • アルブミン→ラシックスの順:高張製剤で組織から水を引き込んでから利尿薬で排出する
  • 投与期間:急性期の短期使用が原則。半減期は約15〜20日
  • 栄養目的の投与は不適切:経腸・経口栄養が優先
  • γ-グロブリン(IgG)の半減期:約21〜28日でアルブミンより長い
  • NST視点では炎症状態・原因の鑑別・症状改善を目標とした判断が重要

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