反対に脳を不安にさせるのは、具体的な行動がイメージできない言葉。
例えば、『うまく話したい』『緊張したくない』『あがらずに話したい』『失敗したくない』など、よく使ってしまいがちなこれらの言葉は、具体的な行動がイメージできない言葉の典型である。
こうした言葉で自分に言い聞かせようとすればするほど、『どうすればいいんだ!?』と脳内の不安感は強くなってしまいます。
『行動』とは何でしょうか!?
例えば、『○○さんに話しかける。』というのは、大きな行動です。この大きな行動は、○○さんに『言葉をかける』『できるだけやさしい口調にする』『表情は笑顔で』『ハキハキ発音しながら』『やや高めの声で』『ゆっくりと話しかける』など、『』で示したようなたくさんの小さな行動が集合して実現します。
▽何をすれば良いのか、具体的な行動を明確にすること!!
この小さな行動の一つ一つを捉え、変えることで大きな行動の問題解決に役立てていけばよいのです。ポイントは、『どこを』や『何をすれば』などの疑問詞で考えることです。
こうすることで具体的行動の言葉が見つけやすくなります。
例えば、あがり症になると、誰でも『うまく話したい』と考えると思います。
しかし、『うまく話したい』というのは具体的な行動の言葉ではありませんので、このような時に、『うまく話すために、何をすればよいか。』という疑問詞を使って考えてみるのです。そうすると、『ゆっくり話せばいい』とか『大きな声で話そう』とか『口を大きく開いて、はっきり発音しよう』など、自分に必要な行動が具体的に浮かんできます。
自分が取るべき行動が明確になることで、不安と緊張感でいっぱいの脳内に少しだけ安心感の空間が生まれます。
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