2015年6月3日水曜日

■0.5%脊麻用マ-カイン(一般名ブピバカイン)の特徴

≪特徴≫
 ・神経毒性が少ない。
 ・高位まで麻酔が及んでも血圧低下の程度が軽く、呼吸抑制を起こしにくい。
 ・高比重と等比重の2剤があり使い分けができる。
≪等比重製剤と高比重製剤を同じ投与量、同じ部位から、同じスピード(0.2ml/秒)で注入すると≫
 ▽作用発現までの時間
 等比重<高比重
 ※高比重は約30分後に痛覚消失レベルがピークに達するが、 等比重では約60分かかる。

▽痛覚遮断域の広さ
 等比重<高比重

▽麻酔の広がりのバラつき
 等比重>高比重
 ※高比重の方がばらつきが少ない。

▽作用持続時間
 等比重>高比重
※3mlをL3/4から注入すると、T10の痛覚遮断時間は高比重2時間、等比重3時間との報告がある。
※高比重3mlによる腰麻では、痛覚域の2分節下降時間は約90分。完全に麻酔から回復するには約6時間との報告がある。

▽高比重は体位による麻酔レベルの調整が可能である。

▽血圧は高比重の方が低下しやすい。
 ※麻酔の広がりがよく、作用発現が早いため。



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2015年6月2日火曜日

■自律神経障害による除脈の5+α病態⇒ABCDE+JPN

・A:アミロイドーシス
・B:BUN上昇(尿毒症)
・C:Collagen(膠原病)
・D:Diabetes mellitus(糖尿病)
・E:ETOH(アルコール)
・+:toxin(神経毒)
・J:Jaundice(黄疸を伴う肝障害)
・P:Parkinson病の一部(レビー小体やシャイ・ドレガーなど)
・N:Neoplasm(悪性腫瘍)



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