2015年7月14日火曜日

■感染性廃棄物の取扱い

医療関係機関等から発生する廃棄物は、次の4つに分類されます。
・鋭利な廃棄物
・鋭利なもの以外の感染性廃棄物
・産業廃棄物
・一般廃棄物

感染性廃棄物かどうかは、「廃棄物の種類」「排出場所」「感染症の種類」の観点から判断する「感染性廃棄物の判断フロー」で確認します。

感染性廃棄物は、鋭利なものはプラスチック製の廃棄箱に、その他のものは厚いビニール袋で裏打ちされたダンボール製等の廃棄箱に廃棄します。

感染性廃棄物収容容器には、針刺し等を防ぐために容積の80%以上は
廃棄物を入れません。

感染性廃棄物を入れる容器には、廃棄物の種類によって次の3種類のマークを付けます。

・黄色のバイオハザードマーク:鋭利物
・橙色のバイオハザードマーク:固形・泥状のもの
・赤色のバイオハザードマーク:液状のもの
≪環境整備≫
日常的に清掃しやすい環境を整えることが重要です。
接触予防策の対象となる感染症の患者の部屋や、血液等による汚れがある場合は、清拭消毒します。
環境表面の手指の接触する頻度によって対処することが重要です。
清掃担当者は必ず「マスク」「エプロン」「手袋」を着用して清掃を行います。
日常清掃は、上方から下方へ、奥から手前へ一方向に行うことが基本となり、細菌は埃に付着して浮遊するので、埃を取り除くことが重要です。
MRSA等の黄色ブドウ球菌は乾燥表面で1週間~7ヵ月間程度生存するので、注意が必要です。
血液汚染部位を清掃する際は、必ずディスポーザブル手袋を着用します。



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