はじめに
皆さんは、
職場の雰囲気が良い日と悪い日を感じたことはないでしょうか。
例えば、
朝から誰かがイライラしていると、
なぜか職場全体がピリピリする。
逆に、
明るい挨拶や穏やかな会話があると、
職場全体が落ち着いている。
そんな経験はありませんか。
実は、
感情は人から人へ伝わります。
特に「怒り」は伝染しやすい感情と言われています。
今回は、
アンガーマネジメントの視点から、
怒りが伝染する職場と伝染しない職場の違い
について考えてみたいと思います。
この記事でわかること
この記事では、
・怒りが伝染する理由
・職場全体へ与える影響
・怒りが伝染しにくい組織の特徴
・病院薬剤師として意識したいこと
について考えていきます。
怒りは人に伝わる
怒りは、
自分だけの問題ではありません。
例えば、
主任が強く怒っている。
↓
係長がピリピリする。
↓
スタッフが萎縮する。
↓
新人が相談しなくなる。
ということがあります。
つまり、
一人の怒りが、
職場全体へ波及することがあります。
医療現場は怒りが生まれやすい
病院は、
怒りが生まれやすい環境です。
例えば、
- 人手不足
- 業務過多
- 緊急対応
- クレーム対応
- インシデント対応
- 多職種連携
などです。
さらに、
患者さんの命に関わる責任もあります。
そのため、
怒りやストレスが生じること自体は自然なことです。
怒りが伝染する職場の特徴
① ミスを責める文化
ミスが起こるたびに、
誰が悪いかを追及する。
すると、
職場は緊張状態になります。
② 感情的な指導が多い
大きな声で叱責する。
人前で注意する。
嫌味を言う。
こうした行動は、
周囲にも影響します。
③ 不満ばかりが共有される
「忙しい」
「人が足りない」
「また○○か」
といった言葉ばかりになると、
組織全体の空気が重くなります。
④ 感謝が少ない
怒りは共有されるのに、
感謝は共有されない。
これも職場の雰囲気を悪くします。
怒りが伝染しにくい職場の特徴
では、
どのような職場なら良いのでしょうか。
① 感謝が多い
「ありがとう」
「助かった」
「確認してくれてありがとう」
こうした言葉が自然に出てくる。
② 問題より改善を考える
ミスが起きた時に、
責任追及ではなく、
再発防止を考える。
③ 相談しやすい
困った時に相談できる。
質問できる。
違和感を言える。
これは心理的安全性にもつながります。
④ 管理職が冷静
職場の空気は、
管理職やリーダーの影響を受けます。
だからこそ、
上に立つ人ほどアンガーマネジメントが重要になります。
組織文化はリーダーが作る
職場文化は、
自然にできるものではありません。
多くの場合、
リーダーの言動が文化になります。
例えば、
主任が感謝を伝える職場。
↓
感謝が増える。
主任が怒鳴る職場。
↓
怒鳴る文化が広がる。
良くも悪くも、
リーダーの影響は大きいのです。
病院薬剤師として感じること
病院で働いていると、
同じ忙しさでも、
雰囲気が良い部署と悪い部署があります。
その違いは、
業務量だけではありません。
「困った時に相談できるか」
「失敗を共有できるか」
「ありがとうが言えるか」
そうした文化の違いが大きいと感じます。
怒りの連鎖を止める方法
怒りを感じた時、
まず自分で止める。
それが最初の一歩です。
例えば、
- 深呼吸する
- 6秒待つ
- 一度席を離れる
- 怒りの点数を考える
これまでの記事で紹介した方法も有効です。
職場文化は、
一人ひとりの行動から作られます。
まとめ
怒りは伝染します。
そして、
職場の空気にも影響します。
だからこそ、
アンガーマネジメントは個人だけでなく、
組織全体に必要です。
- 感謝を伝える
- 冷静に対話する
- 問題より改善を考える
- 相談しやすい環境を作る
こうした積み重ねが、
心理的安全性の高い職場につながります。
病院薬剤師として私自身も、
怒りを広げる人ではなく、
安心感を広げる人でありたいと思っています。
皆さんの職場では、どんな感情が伝染していますか?