せん妄とは、軽度から中程度までの意識水準の低下が起こり、時間や場所がわからない、睡眠リズムが崩れる、まとまりのない言動や独り言を話す、注意力や思考力が低下する、などの症状がみられる状態。
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症状
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睡眠薬とアルコールの相性は驚くほど悪く、併用は絶対にお止め下さい。
睡眠薬の服用で絶対に気をつけなければならないのが、過剰投与ともにアルコールとの併用です。
よくあるのが「1回分じゃ効かないから」という勝手な自己判断によるものでしょう。飲んで数十分経過したタイミングで眠くならない=成分が効いていない事には繋がりません。
薬の効果はその時の体温や水分量、疲労状態によって変動を受ける事が多くなっています。脳に直接作用する薬にアルコールを組み合わせれば、自ら副作用のリスクを上げている事に変わりないでしょう。また温かいホットワインや熱燗ならばリラックス効果を生むから良い等という噂も悪質なデマでしかありません。
アルコールと睡眠薬を一緒に飲むと、ふらつき、物忘れ、おかしな行動が副作用を生じやすくなります。
お酒が抜けきったタイミングで服用する事も可能ですが、一般的に成人男性がコップ1杯(約350ml)のビールが体から排出されるのには2時間以上必要です。
お酒を飲んだら睡眠薬は飲まないを鉄則にしておくべきだと言えます。また不眠改善に寝酒する方も、体からアルコールが抜けて行く反動で徐々にアルコール性不眠症へとなりやすくなるためお控え下さい。
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アルコールには、睡眠を促す効果があるかのような誤解があります。そのため、睡眠薬を飲んだ後に効果を高めようと、お酒を飲む人がいます。
しかし、睡眠薬とアルコールを同時に摂取すると、不安や焦燥の症状が現れる、おびえのような反応を引き起こす、攻撃的になるなど、副作用が強くなることが確認されています。
他の薬と同様、お酒と一緒に飲むのは避け、コップ1杯程度の水、もしくはぬるま湯で飲むようにしましょう。
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アルコールには、睡眠に対して5つの悪影響があります。アルコールは睡眠の質に対して悪影響を与えます。お酒を飲んだ後に変な時間に目が覚めてしまった経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
また、トイレが近くなりますので、トイレによって覚醒しやすくなってしまいます。
そして舌の筋肉が緩みますので、気道が圧迫されることで睡眠時に呼吸がうまくできなくなってしまいます。結果として睡眠が浅くなり、熟眠感がなくなってしまいます。
またアルコールは、少しずつ慣れてしまって効き目が薄れてしまいます。そしてお酒を中止すると体がビックリしてしまい、不眠がひどくなってしまいます。
このように、アルコールに頼ってしまうと不眠がどんどん悪化してしまいます。不眠でお悩みの方は、ぜひ一度医療機関でご相談ください。
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