2015年8月26日水曜日

■標準予防策(スタンダードプリコーション)

標準予防策とは、すべての患者において汗を除くすべての血液、体液、分泌物、排泄物、創のある皮膚、粘膜は感染性があるもとして対応・取り扱うこと(感染が疑われる、または確定しているかどうかにかかわらず)。

▽手袋着用が必要な場合
1) 体液、血液、傷のある皮膚、粘膜に接触する可能性のある場合
   ・注射、採血時(患者ごとに交換する)
   ・ドレッシング交換
   ・排泄介助
   ・腹水・胸水、髄液などの処理時
   ・座薬などの挿入介助時
   ・吸引時(口腔、気管、胃液など)

2) 汚染物、汚染した環境、器材に触れる可能性のある場合
  ・おむつ交換など排泄物の処理時
  ・使用後の医療器材の片付け時
  ・器材などの洗浄時

3) 清潔な操作が必要な場合
  ・注射剤のミキシング
▽マスクの着用目的
  ・血液・体液の飛散から着用者の鼻、口を防御する
  ・着用者の唾液など飛沫に含まれる微生物を撒き散らさない

《マスクの種類》
・サージカルマスク
 細菌(平均粒子径4.0~5.0μm)を含む粒子が除去される割合が95%以上のもの

・ろ過マスク(N95微粒子用マスクなど)
 0.3μm以下の粒子の捕集効率が95%以上保証されたマスク




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■手洗い・手指消毒を行うべき状況

•病室への入退室時
•患者に直接接触する前および接触後(診察、脈拍測定、血圧測定、体位変換後など)
•患者のすぐ近くの物品(医療器具など)やよく触れる部位に接触した場合
•体液、排泄物、粘膜、傷のある皮膚、創部被覆材(ドレッシング)に接触した場合
•患者ケア中に、体の汚染部位から清浄な部位へ移る場合
•手袋をはずした後
•中心静脈カテーテルを挿入するとき、滅菌手袋をつける前
•尿路留置カテーテル、末梢血管カテーテルの挿入、その他の侵襲的処置を行なう場合

▼擦式消毒用アルコール製剤
3mlでの除菌率は98%程度
1mlでは除菌率は50%程度



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2015年8月25日火曜日

■緑茶(お茶)との飲み合わせで相互作用を起こす薬

・鉄剤(近年では、併用しても問題ないと考えられている)
⇒緑茶のタンニン酸と鉄剤の硫酸鉄が結びつき、難溶性化合物を形成する⇒薬の吸収率が低下する。タンニン酸が薬の吸収を阻害する。ただし、30分程度の間隔を服用前後にあければ問題ない。



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■TNF阻害薬投与中に感染症投与が疑われた場合の投与中止例・再開例

≪感染症が疑われた場合の投与中止例≫
・38℃以上の熱がある場合
・膿性痰がある場合
・CRPが非常に低値であったものが、急に高値になった
上記のような場合は、TNF薬の投与を控えていただく。

≪TNF薬の再開例≫
1週間後の検査にて、
・平熱に戻った
・膿性痰が消失した
・通常のCRP値に戻った
(抗生物質投与中は、抗生物質の投与を中止・終了してから検討する)


※あくまで考え方の一つです。担当医の指示にしたがってください。


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2015年8月24日月曜日

■人望が集まる仕草➡『対人距離の原理』

■対人距離の原理
≪椅子の背もたれは使わない≫
人と話をする時は、前傾姿勢になった方が相手が好感を抱く。
人間は、相手との距離が小さくなるほど、文字通り距離感がなくなり、好感を抱くようになる。
『対人距離の原理』と呼ばれ、前傾姿勢になると、それだけ相手との距離が小さくなる。
すると『自分に興味を持ってくれている』と感じる。
信頼を得るには、相手との距離をできるだけ縮めればよい。
タクシーに乗る時に相手との間にバッグを置くのは、逆効果。
向かい合って話をする場合も、相手との間には、なるべく物を置かない方が望ましい。
相手との距離は近ければ近いほどいい。
後傾姿勢になりがちな人は、テーブルの上に手乗せる癖をつけてみる。テーブルから手が離れた瞬間に後傾姿勢になっていることに気付ける。
『前傾姿勢の医者は信頼されやすい!!』



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