2015年8月14日金曜日

■外用剤の上から化粧をしてもいいですか!?

大丈夫だと思いますが、以下の点に注意してください。

▽朝の外用剤
ステロイド外用剤またはプロトピック軟膏を塗った上からお化粧をすると、1日ファンデーションで密封されますので外用剤の吸収率が高くなります。
その分、副作用も強くなります。
逆にお化粧の上から外用剤を塗布すると、ファンデーションで邪魔されて外用剤が十分患部に届きません。
ステロイドまたはプロトピックを化粧前に塗るのは控えた方がいいでしょう。
保湿クリーム、にきび薬は化粧の前に塗布してもかまいません。
いずれにしても大きな問題はありませんが、朝に塗布の指示がでている時は、念のため主治医に確認した方がいいと思います。

▽夜の外用剤
夜は、化粧水またはクリームをつける女性が多いと思います。
外用剤を先につける方が患部に直接届くので理想的です。
しかし、外用剤の種類によっては、先につけると化粧水・クリームの伸びが悪くなるかもしれません。
その場合は、化粧水・クリームをつけたあとから外用剤を塗布してもかまいません。
いずれにしても、大きな差はありませんので、やりやすい方法でよいと思います。

 

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2015年8月13日木曜日

■ステロイド外用剤を塗ってから日に当たると皮膚が黒くなるのは誤解!?

ステロイド外用剤を塗って日に当たると黒くなるのは誤解です。

湿疹・皮膚炎の治った後が黒くなる(色がつく)のは、湿疹の炎症がおさまったあとの色素沈着(炎症後色素沈着)です。

日光に当たると、紫外線による日焼け(色素増強作用)が加味されて炎症後色素沈着が一層強くなります。

ステロイドを塗ったからではありません。



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■保湿剤とステロイド外用剤を同じ部位に塗るように指示された時の塗布する順序は!?

ステロイド外用剤を先に塗るのが一般的です。

皮脂欠乏性湿疹に対して保湿剤とステロイド外用剤が処方されるケースがあります。

保湿剤とステロイドを塗る順序は、まずステロイドを湿疹部に塗り、次に保湿剤を湿疹部を含め乾燥肌全体に塗布するのが一般的です。

理由は、一番効いてほしいのはステロイドだからです。

しかし、順序が逆になっても大きな差はありません。

保湿剤を先に塗ると皮膚がなめらかになり、ステロイドの伸びがよくなるという利点があります。



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■ステロイド外用剤を塗ると皮膚が黒くなるのは誤解!?

ステロイド外用剤を塗ったせいではありません。

ステロイド外用剤を塗ると治った後も黒くなるのは誤解です。

湿疹・皮膚炎の治ったあとが黒くなる(色がつく)のは、湿疹の炎症がおさまったあとの色素沈着(炎症後色素沈着)がです。

湿疹の程度が強いほど、長く放っておくほど色素沈着も濃く残ります。

ステロイドを塗ったからではありません。

逆にステロイドでしっかりしっかり初期の湿疹病変(炎症)を治すことにより、炎症後の色素沈着を最小限にできます。



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2015年8月12日水曜日

■日本薬局方による薬剤の保管温度の意味

・標準温度:20

・常温:1525

・室温:130

・微温:3040

・微温湯:3040

・冷所:115℃の場所

・冷水:10℃以下

・温湯:6070

・熱湯:約100





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