逆鞘とは、売り値が買い値より安いというように,値段の開きが本来あるべき状態と反対になることです。
医薬品卸から医療機関への納入価格が、薬価より高いものを逆鞘と言います。
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■アルブミン製剤の使い分けは!?≪4.4%・5%と20%・25%アルブミン製剤≫
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■イントラリポス保険請求切られました!!
■脂肪乳剤投与の役割
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2015年5月7日木曜日
■大腸がんセルフチェック
≪排便や腹部の異常について≫
□便に潜血が混じることがある
□便秘と下痢を繰り返している
□便が細いと感じる
□腹部膨満(お腹が張った)感がある
□腹部に痛みやしこりを感じる
□残便感がある
□排便時に異常を感じることがある
□肛門から出血をすることがある
□激しい腹痛に加えて嘔吐の経験がある
□腹部に違和感が続いている
≪遺伝性について≫
□家族・親類に癌の病歴を持った人がいる
≪体重や貧血などについて≫
□原因不明で体重が減少してきている
□最近貧血気味である
□腰痛が最近酷くなってきている
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□便に潜血が混じることがある
□便秘と下痢を繰り返している
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□腹部に痛みやしこりを感じる
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□排便時に異常を感じることがある
□肛門から出血をすることがある
□激しい腹痛に加えて嘔吐の経験がある
□腹部に違和感が続いている
≪遺伝性について≫
□家族・親類に癌の病歴を持った人がいる
≪体重や貧血などについて≫
□原因不明で体重が減少してきている
□最近貧血気味である
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2015年5月6日水曜日
■交感神経各受容体の存在臓器とその作用
受容体
|
標的臓器
|
作用
|
α1受容体
|
血管平滑筋
|
収縮
|
心臓
|
収縮力増大
| |
瞳孔散大筋
|
収縮(瞳孔散大)
| |
α2受容体
|
末梢血管平滑筋
|
収縮
|
中枢神経
|
鎮静、鎮痛
| |
循環調整中枢を介した血管拡張
| ||
血小板
|
凝集
| |
膵臓β細胞
|
インスリン分泌抑制
| |
β1受容体
|
心臓
|
心拍数上昇、心収縮増強
|
腎臓
|
レニン分泌促進
| |
β2受容体
|
血管平滑筋
|
弛緩
|
気管支、子宮、胃腸平滑筋
|
弛緩
| |
肝臓、骨格筋
|
グリコーゲン分解
|
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2015年5月4日月曜日
■止まらない咳について
▼咳に伴う他の症状にも注意が必要
▼2週間以上咳が続く場合は、呼吸器科受診が望ましい
▼マスクの着用と加湿が咳の予防に有効
≪咳の役割≫
咳は体内への異物(病原体やほこりなど)の侵入を防ごうとする防御反応です。喉頭や気管や気管支に異物や冷たい空気などの物理的な刺激が加わると、その刺激の反射作用によって肺から空気を送り出して咳が出て異物を排出します。
≪痰の役割≫
痰は気管や気管支から出る粘液が、花や口から吸いこんだ異物(病原体や異物など)や気管などにある剥がれた細胞を絡め取った物です。喉頭から気管支の内側を覆う線毛の動きによって、口の方に戻されます。健康な時でも毎日100cc程分泌され、そのほとんどは呼吸時に蒸発します。風邪などにかかると気道粘液の量が増え、痰として咳と共に体外に排泄しています。
≪咳による体への負担≫
咳は、1回につき約2kcalのエネルギーを消費すると言われています。激しい咳が続くと体力を消耗するだけでなく心臓にも負担がかかります。また咳をすると、肋間筋が収縮するため、胸の痛みを感じることもあります。
≪咳を伴う疾患と症状≫
▼肺炎
乾いた咳(初期)+痰・胸痛・高熱
▼百日咳
激しい咳発作+痰・嘔吐
▼肺結核
乾いた咳(初期)+痰・微熱・疲労感・胸痛・血痰
▼気管支喘息
痰を伴う激しい咳+喘鳴・息切れ
▼気管支炎
痰を伴う咳+息切れ
▼COPD:慢性閉塞性肺疾患
痰を伴う咳+息切れ
▼進行した肺癌(初期無症状)
痰を伴う咳+血痰
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≪痰の役割≫
痰は気管や気管支から出る粘液が、花や口から吸いこんだ異物(病原体や異物など)や気管などにある剥がれた細胞を絡め取った物です。喉頭から気管支の内側を覆う線毛の動きによって、口の方に戻されます。健康な時でも毎日100cc程分泌され、そのほとんどは呼吸時に蒸発します。風邪などにかかると気道粘液の量が増え、痰として咳と共に体外に排泄しています。
≪咳による体への負担≫
咳は、1回につき約2kcalのエネルギーを消費すると言われています。激しい咳が続くと体力を消耗するだけでなく心臓にも負担がかかります。また咳をすると、肋間筋が収縮するため、胸の痛みを感じることもあります。
≪咳を伴う疾患と症状≫
▼肺炎
乾いた咳(初期)+痰・胸痛・高熱
▼百日咳
激しい咳発作+痰・嘔吐
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乾いた咳(初期)+痰・微熱・疲労感・胸痛・血痰
▼気管支喘息
痰を伴う激しい咳+喘鳴・息切れ
▼気管支炎
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■カフェイン中毒
日頃みなさんが普通に飲まれているカフェインですが、救急で運ばれてくる薬物中毒の患者様の中には、たまにカフェイン中毒の患者様もいます。というのも、心療内科にかかっている患者様は、抗精神病薬がよく処方されています。抗精神病薬は、基本的に眠気の副作用が発現する頻度が高いです。ですので、眠気防止のためにカフェイン末が、たまに処方されている患者様もいます。
よく見るのは、安息香酸カフェインかな。その中にカフェイン末が、約50%ぐらいだったかな(?)、含まれています。それで、抗精神病薬をたくさん飲んで自殺しようとして、一緒に処方されているカフェイン末も多量に飲むため、たまにカフェイン中毒の患者様も運ばれてきます。カフェインってふつうにみんな飲んでいるんだから別に大丈夫じゃないかと思われるんですが、実はけっこう少ない量で致死量に達することもあり、注意しないといけません。
☆カフェイン:キサンチン系☆
▼通常一杯分のカフェイン量
コーヒー:90~120mg
インスタントコーヒー:60~80mg
紅茶:70mg
茶:80mg
コーラ:19mg
ココア:20mg
▼薬用量
常用量:1回0.1g~0.3g、1日0.2g~0,9g
最大投与量:1回0,5g、1日1,5g
▼中毒量・致死量
半数致死量:体重1kg当たり200mg
ヒト経口推定致死量:約10g(ヒトに1g以上与えると副作用が現れる)
ラット経口LD50:200~250mg/kg
イヌ経口LD50:140~150mg/kg
▼毒性機序
・中枢神経に対する広範な刺激作用。
・胃粘膜を刺激し、胃酸の分泌をほどこす。
・心筋を直接刺激して収縮力を高め、また冠動脈を拡張させ強心作用を現す。
・腎尿細管に直接作用し、Naイオン・Clイオンの再吸収を抑制すると同時に腎血流量を増加し、利尿作用を現す。
▼体内動態
最高血中濃度Tmax:約1時間
生物学的半減期T1/2:3,5時間
排出経路:ほとんど全量尿中から排泄される。
▼中毒症状
悪心・嘔吐・腹痛・頭痛・眩暈・耳鳴り・胸部熱感・発汗・体温上昇・不眠・不安・せん妄・幻覚・尿量増加・瞳孔散大振戦・痙攣・酩酊様興奮・不整脈・心悸亢進・頻脈・血圧下降・呼吸促進・循環不全・知覚異常・尿意頻数
重症例では、縮瞳・対光反射消失・視野狭窄・強直・虚脱・呼吸麻痺・昏睡・心停止
▼処置法
・胃洗浄
・吸着剤:活性炭の投与
・下剤の投与:硫酸マグネシウムやマグコロールPなどの投与
・輸液:アスコルビン酸(ビタミンC)注を加え、キサンチン系薬剤の排出を促進する。
・対症療法
興奮や痙攣には、セルシンやフェノバールの投与。
頻脈には、インデラルなどのβ遮断薬の投与
・重症例には、血液透析や血液吸着を行う。
◇けっこう致死量は、低いけどなかなかカフェインを飲みすぎて亡くなったっていう人は聞かないですよね。LD50が200mg/kgってことは、だいたいコーヒー1杯で100mgのカフェインを含有しているため、コーヒーを100杯ぐらい飲むとけっこう危険ってことですね。そんなに飲めんちゅうに∑( ̄口 ̄)しかもだいたい2時間ぐらい以内に一気飲みしないといけないし。
あと、最高血中濃度に到達する時間が、約1時間で半減期が3.5時間ってことは、単純に考えるとコーヒー飲んだら1時間後ぐらいが一番効いてて3,4時間経つとコーヒーの効き目は切れてくるって感じかな。
さっ日々勉強です(*^-^)b
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コーヒー:90~120mg
インスタントコーヒー:60~80mg
紅茶:70mg
茶:80mg
コーラ:19mg
ココア:20mg
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常用量:1回0.1g~0.3g、1日0.2g~0,9g
最大投与量:1回0,5g、1日1,5g
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半数致死量:体重1kg当たり200mg
ヒト経口推定致死量:約10g(ヒトに1g以上与えると副作用が現れる)
ラット経口LD50:200~250mg/kg
イヌ経口LD50:140~150mg/kg
▼毒性機序
・中枢神経に対する広範な刺激作用。
・胃粘膜を刺激し、胃酸の分泌をほどこす。
・心筋を直接刺激して収縮力を高め、また冠動脈を拡張させ強心作用を現す。
・腎尿細管に直接作用し、Naイオン・Clイオンの再吸収を抑制すると同時に腎血流量を増加し、利尿作用を現す。
▼体内動態
最高血中濃度Tmax:約1時間
生物学的半減期T1/2:3,5時間
排出経路:ほとんど全量尿中から排泄される。
▼中毒症状
悪心・嘔吐・腹痛・頭痛・眩暈・耳鳴り・胸部熱感・発汗・体温上昇・不眠・不安・せん妄・幻覚・尿量増加・瞳孔散大振戦・痙攣・酩酊様興奮・不整脈・心悸亢進・頻脈・血圧下降・呼吸促進・循環不全・知覚異常・尿意頻数
重症例では、縮瞳・対光反射消失・視野狭窄・強直・虚脱・呼吸麻痺・昏睡・心停止
▼処置法
・胃洗浄
・吸着剤:活性炭の投与
・下剤の投与:硫酸マグネシウムやマグコロールPなどの投与
・輸液:アスコルビン酸(ビタミンC)注を加え、キサンチン系薬剤の排出を促進する。
・対症療法
興奮や痙攣には、セルシンやフェノバールの投与。
頻脈には、インデラルなどのβ遮断薬の投与
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◇けっこう致死量は、低いけどなかなかカフェインを飲みすぎて亡くなったっていう人は聞かないですよね。LD50が200mg/kgってことは、だいたいコーヒー1杯で100mgのカフェインを含有しているため、コーヒーを100杯ぐらい飲むとけっこう危険ってことですね。そんなに飲めんちゅうに∑( ̄口 ̄)しかもだいたい2時間ぐらい以内に一気飲みしないといけないし。
あと、最高血中濃度に到達する時間が、約1時間で半減期が3.5時間ってことは、単純に考えるとコーヒー飲んだら1時間後ぐらいが一番効いてて3,4時間経つとコーヒーの効き目は切れてくるって感じかな。
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