2013年8月31日土曜日
■ピロリ菌の除菌治療はどうやって行うのですか!?
■ピロリ菌の除菌治療はどうやって行うのですか!?
2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬を1週間飲むだけです(一次除菌療法)。これだけで約80%の方は除菌に成功する、つまり胃の中からピロリ菌は完全に消えていなくなります。
残り20%の除菌不成功の方には、抗生物質の1種類を変更して、同様に3種類のお薬を1週間飲む二次除菌療法があります。これにより、一次除菌に失敗した方の約90%の方が除菌に成功します。
10%程度の人に下痢や味覚異常などの副作用が起こることがありますが、それよりも除菌治療によって、再発を繰り返していた潰瘍が治る(ピロリ菌が除菌できる)ということの方が有用性は高いと思われます。
2013年8月29日木曜日
■ピロリ菌は胃がんにも関係あるの!?
■ピロリ菌がなくなれば、胃炎や消化性潰瘍にならないの!?
除菌によって今まで潰瘍が治りにくかった人が治ったという報告があり、潰瘍の再発予防に有効です。
消化性潰瘍がやっかいなのは、いったん治っても何度も再発を繰り返すことです。
胃潰瘍患者の65~80%程度、十二指腸潰瘍患者の90%程度に胃の中にピロリ菌がいることがわかっています。
ピロリ菌の除菌によって、再発を繰りかえす潰瘍が治ったという例が多くあります。
■1年間に胃・十二指腸潰瘍を再発する人の割合
▽なにも治療をしない場合⇒72%
▽再発を予防するために潰瘍が治った後も、薬をやめずにある期間飲み続ける治療をした場合⇒25%
▽ピロリ菌除菌に成功した場合⇒2%
■ピロリ菌は胃がんにも関係あるの!?
最近、ピロリ菌と胃がんの関係について解明されつつあります。
ピロリ菌が陽性であると、胃がんのリスクが高まります。ピロリ菌、陽性例および陰性例に対して10年間の追跡調査を行った結果、ピロリ菌陽性例では2.9%(1246例中36例)に胃がんが発見され、陰性例では胃がんが認められなかったという研究発表もされています。
除菌によって今まで潰瘍が治りにくかった人が治ったという報告があり、潰瘍の再発予防に有効です。
消化性潰瘍がやっかいなのは、いったん治っても何度も再発を繰り返すことです。
胃潰瘍患者の65~80%程度、十二指腸潰瘍患者の90%程度に胃の中にピロリ菌がいることがわかっています。
ピロリ菌の除菌によって、再発を繰りかえす潰瘍が治ったという例が多くあります。
■1年間に胃・十二指腸潰瘍を再発する人の割合
▽なにも治療をしない場合⇒72%
▽再発を予防するために潰瘍が治った後も、薬をやめずにある期間飲み続ける治療をした場合⇒25%
▽ピロリ菌除菌に成功した場合⇒2%
■ピロリ菌は胃がんにも関係あるの!?
最近、ピロリ菌と胃がんの関係について解明されつつあります。
ピロリ菌が陽性であると、胃がんのリスクが高まります。ピロリ菌、陽性例および陰性例に対して10年間の追跡調査を行った結果、ピロリ菌陽性例では2.9%(1246例中36例)に胃がんが発見され、陰性例では胃がんが認められなかったという研究発表もされています。
登録:
投稿 (Atom)