ベタニスは、QT延長を起こすおそれがあることから、添付文書にも『不整脈を有する、あるいは不整脈を起こしや い状態の患者に投与する場合には、投与開始前に心電図検査等を行い患者の心血管系の状態に注意すること』との記載があります。加えて、ベタニスはCYP2D6を阻害する作用を持つため、同代謝酵素で代謝されるタンボコール(フレカイニド酢酸塩)の血中濃度が上昇するおそれがあるため併用禁忌となっています。
2019年8月5日月曜日
■ベタニスとタンボコールは禁忌!!
ベタニス(ミラベグロン)とタンボコール(フレカイニド)は禁忌です。
ベタニスは、QT延長を起こすおそれがあることから、添付文書にも『不整脈を有する、あるいは不整脈を起こしや い状態の患者に投与する場合には、投与開始前に心電図検査等を行い患者の心血管系の状態に注意すること』との記載があります。加えて、ベタニスはCYP2D6を阻害する作用を持つため、同代謝酵素で代謝されるタンボコール(フレカイニド酢酸塩)の血中濃度が上昇するおそれがあるため併用禁忌となっています。
ベタニスは、QT延長を起こすおそれがあることから、添付文書にも『不整脈を有する、あるいは不整脈を起こしや い状態の患者に投与する場合には、投与開始前に心電図検査等を行い患者の心血管系の状態に注意すること』との記載があります。加えて、ベタニスはCYP2D6を阻害する作用を持つため、同代謝酵素で代謝されるタンボコール(フレカイニド酢酸塩)の血中濃度が上昇するおそれがあるため併用禁忌となっています。
2019年8月4日日曜日
■高カリウム血症の病態は!?原因は!?
高カリウム血症の病態は、一般的に神経筋症状(痙攣・反射消失)や筋力低下、消化器症状(悪心・嘔吐、下痢等)を引き起こすとされます。重症例では、心室細動または心停止を引き起こす心毒性が生じる恐れがあります。
高カリウム血症の原因は、カリウム摂取量の増加・排泄の低下により起こります。特にカリウムの排泄低下が問題となります。ARBやカリウム保持性利尿薬やNSAIDsなどの薬剤、病態による急性の腎障害、慢性の腎障害、手術等の細胞障害と様々な原因があげられます。
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高カリウム血症の原因は、カリウム摂取量の増加・排泄の低下により起こります。特にカリウムの排泄低下が問題となります。ARBやカリウム保持性利尿薬やNSAIDsなどの薬剤、病態による急性の腎障害、慢性の腎障害、手術等の細胞障害と様々な原因があげられます。
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2019年7月29日月曜日
■肝臓の位置と働き
肝臓は、人体の右上腹部、横隔膜の下にある人体最大の臓器(重さ1.2kg)です。
肝臓には、酸素が運ばれる肝動脈と呼ばれる門脈、そして栄養素やたんぱく質を全身へ送る肝静脈と呼ばれる血管が通っています。
肝臓は、これらの血管を通って入ってくる酸素や栄養素を使って、栄養素の代謝・貯蔵、たんぱく質の生成、有害物質(アンモニアなど)の解毒などの役割を果たしています。
このように、肝臓は生命維持にとても重要な臓器なのです。
<肝臓の働き>
①栄養素の代謝・貯蔵
②たんぱく質の生成
③有毒物質の解毒・排泄
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肝臓には、酸素が運ばれる肝動脈と呼ばれる門脈、そして栄養素やたんぱく質を全身へ送る肝静脈と呼ばれる血管が通っています。
肝臓は、これらの血管を通って入ってくる酸素や栄養素を使って、栄養素の代謝・貯蔵、たんぱく質の生成、有害物質(アンモニアなど)の解毒などの役割を果たしています。
このように、肝臓は生命維持にとても重要な臓器なのです。
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②たんぱく質の生成
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2019年6月23日日曜日
■離職率の計算方法
離職率の計算方法
「当該期間に離職した人÷当該期間の在籍者の人数×100」
離職率は一定の期間内に「退職した人(分子)」を「在籍している人(分母)」の人数で割って、『100』をかけたもの。
≪ケース別の計算例≫
【ケース1】
社員200名の会社で、1年の間に5人の離職者がいる場合
「5÷200×100=2.5」離職率=2.5%
【ケース2】新入社員を20人採用、1年の間に5人が離職した場合
「5÷20×100=25」離職率=25%
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「当該期間に離職した人÷当該期間の在籍者の人数×100」
離職率は一定の期間内に「退職した人(分子)」を「在籍している人(分母)」の人数で割って、『100』をかけたもの。
≪ケース別の計算例≫
【ケース1】
社員200名の会社で、1年の間に5人の離職者がいる場合
「5÷200×100=2.5」離職率=2.5%
【ケース2】新入社員を20人採用、1年の間に5人が離職した場合
「5÷20×100=25」離職率=25%
【ケース3】新入社員を20人採用、3年の間に5人が離職した場合
「5÷20×100=25」離職率=25%
「5÷20×100=25」離職率=25%
【ケース4】中途入社で5人採用、3カ月の間に1人が離職した場合
「1÷5×100=20」離職率=20%
「1÷5×100=20」離職率=20%
このように、離職率は、計算する期間をいつに定めるのか、対象者を誰にするかで変わります。
一般的には、年度初めからの1年間で離職率を計算することが多いです。≪相互リンク≫
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2019年5月29日水曜日
■タリージェの開発の経緯は!?
タリージェ錠(一般名:ミロガバリンベシル酸塩)は、第一三共株式会社が創製した電位依存性カルシウムチャネルα2δサブユニットに対するリガンドであり、新規の末梢性神経障害性疼痛治療剤です。α2δリガンドはシナプス前終末においてカルシウムイオンの流入を減少させ、興奮性神経伝達物質の放出を抑制することで痛みの緩和をもたらすと考えられています。本剤は、α2δサブユニットに強力かつ特異的に結合することで鎮痛作用を発揮します。また、神経障害性疼痛モデル動物を用いた検討では、疼痛閾値の上昇作用が示されました。
神経障害性疼痛は、国際疼痛学会により「体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛」と定義されており、原因となる神経の損傷部位の解剖学的な位置によって「末梢性神経障害性疼痛」と「中枢性神経障害性疼痛」に分類されます。末梢性神経障害性疼痛には、糖尿病性末梢神経障害性疼痛(diabetic peripheral neuropathic pain:DPNP)、帯状疱疹後神経痛(post-herpetic neuralgia:PHN)や、その他神経根障害等の多くの疾患が含まれます。日本で糖尿病が強く疑われる人は約1,000万人と推測されており、糖尿病患者さんのうち、DPNPを有する割合は約9~22%と報告されています。また、日本における帯状疱疹の年間発症数は約60万人とされており、そのうち、PHNを有する割合は10~25%と報告されています。したがって、日本でも多くの患者さんが末梢性神経障害性疼痛を有していると考えられます。
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神経障害性疼痛は、国際疼痛学会により「体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛」と定義されており、原因となる神経の損傷部位の解剖学的な位置によって「末梢性神経障害性疼痛」と「中枢性神経障害性疼痛」に分類されます。末梢性神経障害性疼痛には、糖尿病性末梢神経障害性疼痛(diabetic peripheral neuropathic pain:DPNP)、帯状疱疹後神経痛(post-herpetic neuralgia:PHN)や、その他神経根障害等の多くの疾患が含まれます。日本で糖尿病が強く疑われる人は約1,000万人と推測されており、糖尿病患者さんのうち、DPNPを有する割合は約9~22%と報告されています。また、日本における帯状疱疹の年間発症数は約60万人とされており、そのうち、PHNを有する割合は10~25%と報告されています。したがって、日本でも多くの患者さんが末梢性神経障害性疼痛を有していると考えられます。
本剤は、第Ⅰ相試験で良好な忍容性、経口吸収性が確認された後、日本を含むアジア地域での国際共同試験として、DPNP患者さんを対象とした第Ⅱ相試験、DPNP患者さん及びPHN患者さんをそれぞれ対象とした第Ⅲ相試験を実施しました。その結果、本剤の有効性が検証され、安全性が確認されたことから、製造販売承認申請を行い、2019年1月に末梢性神経障害性疼痛を効能・効果としてタリージェ錠2.5mg、5mg、10mg及び15mgの承認を取得しました。
(第一三共社より)
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