2017年4月12日水曜日

■インフルエンザの病態

 インフルエンザは、インフルエンザウィルスによる急性の呼吸器感染症で、毎年冬季に流行を繰り返し、流行性感冒と呼称されている。

 インフルエンザの病態は、
1.インフルエンザウィルスそのものによるもの
2.細菌感染など2次感染によるもの
3.インフルエンザ感染によって引き起こされる宿主の過剰な免疫反応によるもの
3つの因子から形成されている。重症化には、23の病態が大きく関与することから、治療に際しては宿主の炎症の制御が重要な役割を担う。

 インフルエンザは突然に発症し、高熱や頭痛、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛など全身症状が強く、高齢者では重症化の可能性が高く、いったん流行が始まると短期間に乳幼児から高齢者まで感染が大規模に拡大するという特徴をもつ。

 鼻水、くしゃみ、咽頭痛などを主訴とし、重症化することの少ない普通感冒(かぜ)とは大きく異なる。ただし、軽症例や非特異的な症状を呈する症例も多く、流行時期以外に臨床所見だけから普通感冒と鑑別することは困難である。

 健常者の多くは無治療で自然治癒するが、基礎疾患を有する患者や乳幼児、高齢者では合併症のため死亡する場合がある。特に高齢者では肺炎合併率が高く冬季死亡の原因となっており、老人ホームなどの高齢者入所施設における集団発生などは社会問題となっている。小児では乳幼児を中心に冬季入院の主たる原因であるだけでなく、インフルエンザ脳症が問題となっている。



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