2016年8月20日土曜日

■亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏の違いは!?

亜鉛華軟膏は、1g中に酸化亜鉛を200mg含有しています。
亜鉛華単軟膏は、1g中に酸化亜鉛を100mg含有しています。
亜鉛華軟膏は乳化剤(界面活性剤)を含むので水分を吸う特徴がありますが、亜鉛華単軟膏は乳化剤を含んでいません。
酸化亜鉛は、塗布した部分を乾燥させる特徴を持っています。そのため浸出液の多いようなジクジクした創には、酸化亜鉛を多く含む亜鉛華軟膏が適しています。創部の浸出液が減少しジクジクが解消して来れば、創部の浸潤環境を保つために亜鉛華単軟膏に切り替えた方が早く治ります。
もし、創部のジクジク感が改善しても亜鉛華軟膏を過度に使い続けてしまうと創部が過度に乾燥した状態となり、痒みなどが生じてしまうことがあります。
皮膚の状態にあった塗り薬を選択することで、創部は早く治ります!!



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