2014年9月27日土曜日

■糖尿病患者数

日本の糖尿病患者数は、生活習慣や社会環境の変化に伴って、急速に増加している。国際糖尿病連合が発表した『Diabetes Atlas 2012 update』によると成人(2079)における世界の糖尿病人口は2012年時点で約37100万人とみられ、糖尿病有病率は約8.3%に上る。今後も増え続け、2030年には約55200万人、約9.9%に達すると予測されている。世界の糖尿病人口のランキングで、日本は第9位にランクインしている。
日本の成人における糖尿病人口は約7107700人で、うち糖尿病の診断を受けていない人が3511200人と推定されている。患者1人当たりの糖尿病による経済的損失は、約32万円に相当している。
糖尿病はひとたび発症すると治癒することは難しく、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を引き起こし、失明したり透析治療が必要となることがある。さらに、糖尿病は、脳卒中や心血管疾患の発症・進展を促進することも知られている。これらの合併症は患者のQOLを著しく低下させるのみでなく、医療経済的にも社会に大きな負担を強いている現状であり、また今後も社会の高齢化にしたがって増大していくと考えられている。



≪相互リンク≫
病院薬剤師日記
薬剤師の話
自己啓発ブログ
にほんブログ村:薬・薬剤師ブログ
人気ブログランキング:薬剤師

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。