2015年5月30日土曜日

■車の運転に影響を与える薬



薬効分類

運転の障害となる作用

薬剤名

消炎鎮痛剤

眠気、めまい、ふらつき感

インドメタシン等

疼痛治療剤

意識消失、傾眠

リリカ、トラムセット等

抗うつ剤

意識消失

デプロメール等

抗ヒスタミン剤

眠気

クロルフェニラミン等

鎮痙・鎮痛剤

視調節障害、眠気、めまい

ブスコパン等

散瞳点眼剤

散瞳、調節麻痺

ミドリンP、ミドリンM

睡眠薬・抗不安薬

翌朝以降にも残る眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下

ハルシオン、ロヒプノール等

抗てんかん薬

眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下

テグレトール等

抗ガン剤

アルコール含有製材(運転禁止)

タキソール等

抗パーキンソン病薬

前兆のない突発性睡眠、傾眠、注意力・集中力・反射機能などの低下、ふらつき、めまい、起立性低血圧

ビシフロール、レキップ、マドパー、ネオドパストン等

抗真菌薬

羞明、霧視、視覚障害

ボリコナゾール等

禁煙補助薬

めまい、傾眠、意識障害(意識レベルの低下・意識消失)

チャンピックス等

突発性睡眠:突然睡眠におちいる。
傾眠:軽い刺激で目を覚ますが、刺激しないとすぐに眠ってしまう状態。
意識消失:突然気を失う。
視調節障害:遠くを見る、近くを見るという調節がうまくいかない。
羞明(しゅうめい):光によって強く刺激を受け、正常な時よりまぶしく感じる。
霧視(むし):かすみ目



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2015年5月28日木曜日

■関節リウマチ(RA)の検査

▽血液検査



炎症反応

CRP

短期間の指標。

発症後612時間で増加。

回復後24時間内に減少。

正常:0.3mg/dl以下。

ESR

(赤血球沈降速度)

長期間の指標。

男:15mm以下は正常。

女:20mm以下は正常。

貧血

赤血球数、Ht、Hb

慢性炎症状態による鉄非利用性の貧血を起こしやすい。

免疫反応

リウマトイド因子

(RF)

免疫グロブリンIgGのFc部分に対する自己抗体。RA患者血清の7080%に認められる。RAの関節液内ではIgG-RFの産生が亢進しており、RFは免疫複合体を形成。補体を活性化し、組織障害を起こす。

RA・慢性感染症・慢性肝疾患でも陽性。

抗CCP抗体

RFと同様自己抗体の一つ。

RAに対する疾患特異性が90%以上。

MMP-3

滑膜や血清中にある蛋白分解酵素。関節軟骨破壊に関与するため上昇。変形性関節症や外傷性関節炎や痛風などでは上昇をみない。

抗核抗体

細胞の核に対してできる自己抗体。

RAで20%が陽性。

全身性エリテマトーデスで80%。

免疫複合体

関節液に見つかることが多い。

補体

正常値:3044/ml。

RAではあまり変化せず。

全身性エリテマトーデスでは低下。

 

β-Dグルカン

真菌の細胞壁に含まれる成分深在性真菌症の診断。

血清蛋白分画

蛋白質アルブミン

グロブリン

(α1、α2、β、γ)

RA:α2とγが増加。

炎症が慢性で活発な場合はγが増加。

 
▽関節液の検査
通常の関節液は黄色透明で、ムチンを多く含むため適度な粘りを有している。しかし、RAになると、関節液は白く濁る。またムチンが減少するため、粘り気が低下する。RAの場合、関節液中にも炎症反応を示す白血球の増加傾向、リウマチ因子、免疫複合体が発現する。

 
▽X線検査
診断の確定のほか、病気の進行、初期段階の関節の変化も発見できる。エックス写真の特徴は、関節裂隙の狭小化、手足の関節の変形(尺側偏位)、骨びらん、骨のう胞状陰影などである。2030%は一過性に発症し軽快するが、80%程度は進行性に経過する。変形性関節症でよく見ることがある骨棘、骨硬化はRAでは通常は見られない。



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