2014年3月15日土曜日

■骨粗鬆症治療に使用する主なビスフォスフォネート製剤(経口薬)一覧≪2013年2月≫

≪1日1回≫
・アクトネル錠2.5mg(エーザイ)
・ベネット錠2.5mg(武田薬品)
 ➡リセドロン酸ナトリウム水和物:薬価113.20円/1錠

・フォサマック錠5mg(MSD)
・ボナロン錠5mg(帝人ファーマ)
 ➡アレンドロン酸ナトリウム水和物:薬価105.10円/1錠

・ボノテオ錠1mg(アステラス)
・リカルボン錠1mg(小野薬品)
 ➡ミノドロン酸水和物:薬価132.70円/1錠

≪週1回≫
・アクトネル錠17.5mg(エーザイ)
・ベネット錠17.5mg(武田薬品)
 ➡リセドロン酸ナトリウム水和物:薬価711.40円/1錠

・フォサマック錠35mg(MSD)
・ボナロン錠35mg(帝人ファーマ)
 ➡アレンドロン酸ナトリウム水和物:薬価680.00円/1錠

≪月1回≫
・アクトネル錠75mg(エーザイ)
・ベネット錠75mg(武田薬品)
 ➡リセドロン酸ナトリウム水和物:薬価2945.50円/1錠

・ボノテオ錠50mg(アステラス)
・リカルボン錠50mg(小野薬品)
 ➡ミノドロン酸水和物:薬価3433.40円/1錠


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2014年3月12日水曜日

■フィジオ140輸液:ブドウ糖1%配合の意義

≪フィジオ140輸液≫
▼生体内脂肪の異化亢進を抑制し、血糖の異常上昇を起こしにくい1%ブドウ糖濃度である。
過度の高血糖及び尿中グルコース排泄を回避しつつ、肝臓グリコーゲン含量を抑制する目的で、ブドウ糖1%配合している。
▼細胞外液により近づいた電解質組成である。
浸透圧比:約1。
ナトリウム濃度140mEq/L、マグネシウム2mEq/Lを配合。
▼アルカリ化剤として、酢酸ナトリウムを配合

≪ブドウ糖1%配合の意義≫
▼0%糖濃度輸液
①術前絶食による飢餓状態に0%糖濃度輸液を投与。
②肝臓グリコーゲンの消費
③低血糖
④生体内脂肪異化亢進
⑤血中遊離脂肪酸ケトン体上昇など
⑥ケトアシドーシスなど・・・。
▼5%糖濃度輸液
①5%糖濃度輸液投与
②手術侵襲が加わる
③高血糖
④尿糖排泄
⑤電解質バランスの低下
『フィジオ140輸液』は、これらを回避するため1%ブドウ糖濃度となっている。



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