2018年11月17日土曜日

■インフルエンザワクチンの有効性


¢インフルエンザワクチンは、毎年流行を予想してワクチンを作っているため、その予想が外れた年は効果が低いが、健康な成人ではおよそ60%程度の発症を防ぐ効果があると考えられています。

¢≪インフルエンザワクチン有効率60%とは!?≫
インフルエンザワクチン未接種群
100人のうち10
人がインフルエンザに罹った。
インフルエンザワクチン接種群
100人のうち4
人がインフルエンザに罹った。
10人から6人減らした⇒有効率60%という考え方です。



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2018年11月13日火曜日

■インフルエンザにかからないためには、どうすれば良いのですか!?


¢インフルエンザの予防にはワクチンが有効です。ワクチンを接種することでインフルエンザへの感染、特に重症化を防ぐことができます。インフルエンザワクチンには、その年に流行すると予測されたA型株(H1N1株:新型とH3N2株:香港型の2種類)B型株(山形系統株とビクトリア系統株の2種類)の合計4株の不活化(ウィルスは死んでいて感染する力がない状態)されたウィルス成分が入っていて、どの型が流行しても対応することができます。

¢インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみをすると、ウィルスが細かい霧状となって飛び散ります。それを周りの人が吸い込むと、喉や鼻に直接ウィルスがついて感染を起こします。ワクチンだけではなく、毎日の暮らしの中でできること、手洗いうがい加湿マスクでの予防を心掛けることが大切です。




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■インフルエンザにかかった時、解熱剤は使っても良いのですか!?


¢インフルエンザでは39℃以上の高熱になることもありますので、解熱剤を使用しても良いでしょう。

¢ただし、市販の薬などを自己判断で使うのではなく、特に、お子様の場合は必ずかかりつけ医に相談しましょう。




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■抗生剤は、インフルエンザに効果がありますか!?


¢抗生剤は、細菌による感染症に効果を発揮する薬です。一方、インフルエンザはインフルエンザウィルスによる感染症による感染症であり、抗生剤はインフルエンザに効果がありません。

¢ただし、咳が長引いたり痰が続く時には、インフルエンザに引き続いて細菌性の感染を起こしている場合があります。その時には、抗生剤を処方してもらうとよいでしょう。




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2018年11月12日月曜日

■インフルエンザにかかった際の異常行動による転落等の事故を予防するため、どのようなことに注意が必要でしょうか!?


¢インフルエンザにかかった際は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類にかかわらず、異常行動が報告されています。

¢インフルエンザにかかり、自宅で療養する場合は、抗インフルエンザウイルス薬の服用の有無や種類によらず、少なくとも発熱から2日間は、保護者等は転落等の事故に対する防止対策を講じて下さい。
 なお、転落等の事故に至るおそれのある重度の異常行動については、就学以降の小児・未成年者の男性で報告が多いこと、
発熱から2日間以内に発現することが多いことが知られています。

¢<転落等の事故に対する防止対策の例>
(1)高層階の住居の場合
・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む。)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)

¢(2)一戸建ての場合
・ (1)に加え、できる限り1階で寝かせる

¢<異常行動の例>
・ 突然立ち上がって部屋から出ようとする
・ 興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからないことを言う
・ 興奮して窓を開けてベランダに出ようとする
・ 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
・ 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
・ 変なことを言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
・ 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする



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