2018年9月10日月曜日

■2種類以上吸入薬を使用する時は、どの吸入薬から使用すればいいですか!?

 吸入薬を使用する順番ですが、複数の種類の吸入薬を使う場合は次の順序で吸入していただきたいと思います。
①β刺激薬⇒②抗コリン剤⇒③ステロイド剤
 β刺激薬を吸入後、約30分待って次の吸入をすると、β刺激薬により気管支が開いたところに薬が入るため、より理想的です。
しかし、30分待つと忘れることが多くなるため、忘れるようなら続けて吸入して下さい。5分でもあけると、かなり違うみたいです。




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2018年9月1日土曜日

■爪水虫は、どれぐらいで治るのですか!?

爪水虫の治療は、じっくり取り組む必要があります。
爪水虫の治療には、爪水虫専用の塗り薬と飲み薬が使われます。
どちらも水虫菌を殺す作用を持っていますが、一旦変色した爪が改善するには、新しい爪が生え変わるまでの治療期間が必要です。
爪が生え変わるには、1年近くかかると言われています。特に、足の場合は長くかかるので、じっくり治療に取り組む必要があります。


#白癬菌 #水虫菌 #真菌 #カビ #水虫 #爪水虫 #塗り薬 #飲み薬 #1年


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2018年8月31日金曜日

■爪の水虫は、どうやって起こるのですか!?

足の白癬菌(水虫菌)が、爪に侵入して起こります。
 白癬菌(水虫菌)は、真菌というカビの一種で、皮膚の角質や毛や爪などに寄生して病気を引き起こします。水虫菌の感染は、足(水虫)や爪(爪水虫)に多く起こります。
 爪水虫は、足に感染した水虫菌が爪の中にまで広がって起こります。そのため、爪水虫の患者さんのほとんどは、水虫にもかかっています。また、爪水虫は高齢者や糖尿病の方に多いという報告がされています。


#白癬菌 #水虫菌 #真菌 #カビ #水虫 #爪水虫 #高齢者 #糖尿病


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2018年8月12日日曜日

■睡眠薬はだんだん量を増やさないと効果がなくなるって本当!?

 
¢現在、使用されている睡眠薬は安全性が高く、くせになって量を増やさないとだんだん効かなくなるということはほとんどありません。




 

過去

現在

主な睡眠薬

バルビツール酸系睡眠薬等

ベンゾジアゼピン系や
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬等

特徴

優れた催眠作用を有するものの、繰り返し使用することにより薬剤の効果が減弱したり(耐性)、
止められなくなりやすい(依存性)。

安全性が高く、くせになって量をふやさないとだんだん効かなくなるということはほとんどない。
医師の指示に従って計画的に減らすことで止めることができる。


¢安全なお薬でも、自分勝手な判断で服用量を増やしたり、服用を中断したりせず、医師の指示に従いましょう。



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■徐々に睡眠薬の効果が弱くなり、量が増えるのが心配です。


¢現在、多く用いられている睡眠薬の中には、睡眠薬としての効果が減弱しやすいものと減弱しにくいものがあります。

¢また、効果が減弱しやすい睡眠薬の中でも、服用開始後の早い時期に減弱するものと、長期間を要するものがあります。

¢主治医は、不眠の状態を考慮して、最も適切と考えられる睡眠薬を処方しており、また効果が減ってきた場合には効果が減りにくい薬に変更するなどして、睡眠が十分とれるようにしています。

¢したがって、効果が減ったからといって、自分の判断で睡眠薬を飲む量を増やすことはしないでください。

¢睡眠薬効果くなってきたと感じたら必ず主治医に相談してください。

一般的にベンゾジアゼピン系薬に対する耐性は、作用時間の短い薬物ほど早期に出現しやすい。またベンゾジアゼピン系薬に比較して、非ベンゾジアゼピン系薬に対する耐性はより形成されにくい。またメラトニン作動薬は耐性が形成されにくい。



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