未分画ヘパリンからリクシアナへ切り替える場合は、持続静注中止4±1時間後にリクシアナの投与を開始してください。
参考:第一三共医薬品情報提供
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ワルファリンからリクシアナに切り替える場合は、ワルファリンの投与を中止した後、PT-INR等の血液凝固能検査を実施し、治療域の下限以下になったことを確認した後、可及的速やかにリクシアナの投与を開始して下さい。
<参考>
ガイドラインで推奨されているワルファリンの治療域(PT-INR)は以下のとおりです。
*心房細動治療(薬物)ガイドライン(2013年改訂版)
クラスI
・ワルファリン療法時のPT-INRを2.0~3.0での管理.レベルA
・70歳以上,非弁膜症性心房細動患者へのワルファリン療法時のPT-INR 1.6~2.6での管理.レベルB
*肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2009年改訂版)
・急性肺血栓塞栓症の治療におけるワルファリンは,PT-INRが1.5~2.5となるように調節投与する:ClassⅡb
・急性深部静脈血栓症治療におけるワルファリンコントロールの目標PT-INR値2.0(1.5から2.5):ClassⅡb
参考:第一三共医薬品情報提供
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プラリアとカルシトニン製剤との併用については有効性・安全性に関する確固としたエビデンスがなく、両剤の薬理作用機序から副作用が増強される可能性があるため、併用はお勧めしません。
参考:第一三共医薬品情報提供
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患者さんの病態によっては、併用することがあります。
例えば、心房細動の合併等から既に経口抗凝固剤が投与されている患者さんでは、PCI*1の施行に伴い、アスピリンおよびエフィエントの投与を追加する可能性があります。
なお、エフィエントは抗血小板剤であり、アスピリン(血小板凝集抑制作用)、経口抗凝固剤との3剤併用は、相互に抗血栓作用を増強すると考えられ、これにより出血の危険性を増大させるおそれがあります 1)。併用する場合には、患者さんの状態を十分に観察するなど注意をお願いします 2)。
*1 PCI(percutaneous coronary intervention)とは;虚血性心疾患に対し、カテーテルを用いて冠動脈を拡張する手技のことです。経皮的冠動脈形成術や冠動脈インターベンションとも呼ばれます。
引用文献:
1) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6. 重要な基本的注意とその理由及び処置方法
2) インタビューフォーム Ⅷ.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7. 相互作用
参考:第一三共医薬品情報提供
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