2017年10月11日水曜日

■妊婦の方のビタミンA過剰摂取は胎児に奇形を生じさせる可能性がある。

 妊婦の方のビタミンA過剰摂取は、胎児に奇形を生じさせる(催奇形性)可能性があります。
 内閣府食品安全委員会がまとめた報告書によると、「妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望される女性がビタミンAを15000IU(1500μgRE/日)以上、過剰に継続的に摂取することは禁忌」とされています(催奇形性のリスクが高くなるため)。
 日本の厚生労働省は、妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望される女性におけるビタミンA摂取の留意点として、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で規定されている「妊婦の推奨量」を超えるような過剰摂取を長期間しないよう注意喚起しています。この推奨量は、国際単位で表すと約2230IU(670μgRE/日)ほどになります。


2017年10月9日月曜日

■風疹ワクチンは、妊婦に禁忌!?

風疹ワクチンは、胎児の目や耳の機能に障害を起こす場合があります。

風疹ワクチンを接種した女性は、その後2ヶ月は妊娠を避けなくてはいけません。


2017年10月7日土曜日

■DOA(ドパミン)とDOB(ドブタミン)の違いは!?

両者とも、心臓機能を改善し血圧を上げることで、血液の流れや尿の出を良くする注射薬ですが作用機序が異なります。

≪ドパミンの作用機序≫
(1)心収縮力増強作用:冠動脈血流,大動脈血流及びLV dp/dtは投与量に比例し増加
(2)腎血流量増加作用:ドパミン受容体を介して腎血流量を増加
(3)上腸間膜血流量増加作用:ドパミン受容体を介して上腸間膜血流量を増加
(4)血圧上昇作用:心拍出量の増加により血圧を上昇

≪ドブタミンの作用機序≫
(1)心筋のβ1-受容体に直接作用し心収縮力を増強する。
(2)軽度だが、血管のβ2-及びα1-受容体に作用し末梢血管抵抗を軽減する。結果、心収縮力を増強し,心拍出量増加,冠血流量増加,左室拡張終期圧低下等の循環動態を改善します。


2017年10月6日金曜日

■健康づくりのための睡眠指針2014~睡眠12箇条:厚生労働省健康局編

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

2.適度な運動、しっかり朝食、眠りと目覚めのメリヘリを。

3.良い睡眠は、生活習慣病予防に繋がります。

4.睡眠による休養感は、心の健康に重要です。

5.年齢や季節に応じて、昼間の眠気で困らない程度の睡眠を。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。

7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。

8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

9.熟年世代は毎晩メリハリ、昼間に適度な運動で良い睡眠。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。

11.いつもと違う睡眠には、要注意。

12.眠れない、その苦しみを抱えずに、専門家に相談を。


2017年10月5日木曜日

■不眠症の種類

≪入眠障害≫
布団に入ってもなかなか寝つけず、寝るまでに3060分以上時間を要する。

≪熟眠障害≫
眠りが浅く、睡眠時間を十分にとっていても熟睡した感じが得られない。

≪中途覚醒≫
いったん眠りについても、翌朝起床するまでの間、何回も目が覚めてしまう。

≪早朝覚醒≫
本人が希望する時刻、または通常の時刻より2時間以上前に目が覚め、その後なかなか眠れない。