2015年8月24日月曜日

■職場で信頼関係を築いていくには、

・相手を尊重する。
・みずから自分が率先して行動する。
・『この人とは一緒にやっていけない』と思われたら何も言うことを聞いてくれない。
・相手との共通点を探す。
・姿勢を前面に押し出す→どれだけ真剣に取り組む気があるのか。こちらの立場になって考えてくれる人か。
・能力を前面に押し出す→知識や経験や対応の仕方→仕事のできる人が親身にやってくれるとわかってもらえたら相手の気持ちも変わってくる。
・自分に間違いがあったら素直に謝ること→指導する立場ならなおさら『ごめんなさい間違ってました』『勉強不足ですみません』と言えるとこの人は度量が大きいと思われるし、信頼関係へと繋がっていく。



         

■教え方の基本フレームワーク

▽やらせる前
①やって見せる
仕事を分解して重要なポイントを伝える。
やって見せる際に『ここを見てね』と見て欲しい部分・身につけて欲しい部分を提示する。
良くないのは、『何でもいいから、とりあえず私がやることを見て』という教え方。

②説明する。
相手に説明する時に大切なのは、相手の理解度を量ること。
・相手が理解できる分量はどれぐらいか。
・どういう言葉を使って、どれぐらいのスピードで教えるか。
・今持っている知識・経験はどれぐらいか。
理解度を高めるために、これらを確認した上で説明に入る。
説明に入る前に相手に質問を出させるのもよい。
説明する際には、一度にすべてを説明しようとせず、最初から説明しない部分を残しておくことも大切であり、重要なのは次の3点を盛り込む。

≪説明すべきこと≫
・WHY:なぜやるのか?→目的、理由、全体の中での位置づけ
・WHAT:なにをやるのか?→やるべきこと、内容、項目
・HOW:どうやってやるのか?→方法、やり方、ノウハウ
また、説明しっぱなしにせず、説明したら相手がどれぐらい理解したのかを確認すること。
そのためには、復唱させる、質問させる、質問に答えさせる、レポートを書かせる、マニュアルを書かせる、試しにやらせてみるなどといった方法が有効。

   実行させる。
≪実行の手順≫
1.自分ならどうやるかを言わせる。
これまで提供した情報をもとに、どのようにやるのかを考えさせ、それを確認する。
2.ゴールを確認し、合意する。
どこまでやれば合格かというゴール(目標)を設定する。
3.最後までやらせる、観察する。
一度始めさせたら、よほどのことがない限り最後までやらせる。
またその様子をできる限り観察する。
観察は具体的な行動に着目すること。
できるだけ細かく観察し、メモを取っておくことがおすすめ。
ただし、観察は余計なプレッシャーを与えないようにあくまでもさりげなくが基本。
4.報告を受ける。
現状の様子がどうだったか、自分がどのように立ち振る舞ったかなどを報告させる。
報告を受ける際は、事実と主観を聞き分けるようにすること。
そして、最終的に目標が達成できたかどうかを明確にさせることも重要。

▽やらせた後
④評価する
ここでの評価は、部下・後輩がやったことが正しいか・間違っていたか、その良し悪しを判断し、伝えてあげること。
実際に評価する際ですが、こちらからいろいろと話す前に、まずは部下・後輩に話をさせることがおすすめ。
『どうだった?』『気づいたことはある?』などと質問すると、本人の考えや意見が引き出しやすい。
それに言いたいことが言えると、フィードバックを受け入れる余地がでてくる。
まずは話したいことを吐き出させた後で、こちらの評価を伝える。
評価の基本は、事前に合意したゴールが達成されたかどうかを基準とすること。
達成できた場合は何が良かったのか、達成できなかった場合は何が悪かったのかをコメントする。
その際、具体的な行動が添えられるとより良い。
ここで実行させるの段階で記録したメモが役立つ。
次の点に注意し、褒める・改善を促す。
・褒める・・・理由とともに褒める。
・改善を促す・・・良い点を伝えた後に改善点を伝える、ダメなことでもハッキリ言ってあげることが本人の成長を助ける。



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2015年8月23日日曜日

■人望が集まる仕草➡『笑顔(好意)の返報性』

■笑顔(好意)の返報性
≪信頼しなければ、信頼されない≫
人間は笑っている顔を好みます。
いつでもニコニコしながら福々しい顔で人に接すれば、どんな話題を出しても嫌われることは少ない。
いつも笑顔でいる人は、信頼されやすい。
見知らぬ人に声を掛け表情を分析した実験では、笑顔で近づくと64.9%の人が笑顔を返し、無表情で近づくと64.7%がむ表情を返したという報告がある。これが『笑顔の返報性』と呼ばれる心理効果である。
笑顔で話しかけると、相手も笑顔で返してくれる。
笑顔の返報性を発揮するためには、自分から笑いかけた方がいい。
絶えずニコニコしていれば、相手も楽しい気分になってニコニコしてくる。
楽しい気分⇒『あいつはいいやつ』⇒好意と信頼に繋がっていく。
普段あまり笑わない人でも、意識して笑い顔をつくるようにすることで、自然と笑い顔が身についてくる。
『笑顔を見るだけで人は楽しくなる!!』



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■寂しがり屋の話し方➡自信がない人の話し方

▼相手のことに触れない
自分のことばかり話し、相手と会話のキャッチボールを成立させようとしない。

▼すぐに話題を変える
自分の話題が面白いかどうか自信がないため、コロコロと話題を変えてします。話があまり盛り上がらない。

▼あまり質問しない
疑問に思ったことがあっても、自信がないので、ちゃんと質問しようとせず(聞けず)、なんとなくやり過ごしてしまう。

▼相手の注意を引くようなことを話さない。
平凡な話題を平凡な口調で話すため、相手の関心を引くことができない。


このような話し方をしていたら注意です。
自信を持って、会話のキャッチボールを成立させることを心掛けましょう。


≪退屈な会話ワースト5≫
①自己中心的(話題を独占)
②平凡(表面的、同じ話題、同じジョークなど)
③感情が乏しい(熱意や表情が見えない)
④冗長(要点が見えない)
⑤受け身(自分から話題を提供しない)

≪退屈のサイン≫
▼相づちがない
▼相づちに間がある
▼目を合わせない



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■infusion reactionとは、

 アナフィラキシーショックとは異なる、抗体投与時に起こる特有の症状がみられるため、区別するために『infusion reaction』と英語表記が使われています。

抗体医薬品を投与して数分~24時間のうちに、発熱、悪寒、嘔気、嘔吐、疼痛、頭痛、咳、眩暈、発疹などインフルエンザ発症時にみられるような症状、また重篤な場合には、アナフィラキシー様症状、肺障害などの重篤な副作用が現れることがあります。

これは、『infusion reaction』と呼ばれる抗原抗体反応の一種です。抗原抗体反応により、免疫細胞から様々なサイトカインなどが放出されて起こります。そのため、がん細胞が多いほど『infusion reaction』は起こりやすくなります。通常のアレルギー反応とは異なり、初回投与時に多くみられ、2回目以降の発現は少なくなります。患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には、適切な処置(解熱鎮痛薬、抗ヒスタミン薬の投与など)を行うとともに症状が回復するまで患者の状態を十分に観察します。『infusion reaction』が発現しても、再投与は可能です。

一方、アレルギー反応で起こる『アナフィラキシーショック』の症状として、呼吸困難・急激な血圧低下などが現れた場合には直ちに処置が必要です。『アナフィラキシーショック』の場合は、再投与はできません。