≪サージカルマスクを使用する場面≫
▽職員が使用すべき場面
1.患者から職員への飛沫曝露予防
①口腔内分泌物の吸引や衛生ケア
②開放型の気管内吸引操作
③創洗浄等飛沫に曝露される可能性の高い創処置時
④インフルエンザなど飛沫感染対策が必要な患者との接触時
⑤ 咳嗽の強い患者との接触時
⑥ ミエログラム、腰椎穿刺、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔時
2.職員から患者への飛沫の伝播予防
①中心静脈カテーテル挿入等侵襲的処置時のマキシマル・バリアプレコーション
② 清潔操作時、口腔内細菌で処置部位が汚染される可能性のある場合
③注射剤のミキシング時
④ 咳やくしゃみ、鼻水など気道症状がある場合
≪サージカルマスク装着方法≫
① 口、鼻をしっかりと覆い、空気がマスクの横、脇から入らないようにしっかりと装着する。
②外すときには表面を素手で触れないよう注意する。
③マスク表面が汚染したときは、すみやかに交換する。
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2015年8月19日水曜日
■サリドマイド
サリドマイドは西ドイツで催眠薬として開発され、日本においても1958年に発売されましたが、アザラシ肢症児や致命的な障害が発生し、国内では1962年に販売中止されました。
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1990年後半、サリドマイドの多発性骨髄腫への有効性が海外で認められ、国内の患者や医師による個人輸入による使用が増加し始めました。このようなケースは極めて異例ですが、こういった背景があって、サリドマイドは2005年2月に多発性骨髄腫に対する希少疾病用医薬品として指定され、その後国内臨床試験を経て2008年10月に承認されました。
サリドマイドの作用機序は、完全には解明されていません。主に血管新生抑制作用、TNF-αとIL-6産生抑制が可能性として考えられています。
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2015年8月18日火曜日
■悪い知らせを伝えるコミュニケーションスキル『SPIKES』
インフォームドコンセントを行う場所の設定や人間関係の環境作りなどについて触れられており、患者の自己決定を全面的にバックアップすることを目指しています。
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▽Settings:設定
面談は、その場を設定することから始まる。プライバシーのある環境で、大切な人(近親者など)の同席を促し、席についいて、十分な時間をもって話すようにする。中断することがないように、PHSやポケットベルが鳴らないような配慮も必要である。
▽Perception:認識
病状をどの程度理解しているかを認識する。「現在のご病気をどのように理解されていますか!?」などといったopen
endedな質問(開かれた質問)をすることで、相手の表現を容易にする。
▽Invitation:確認してinvitationを受けること
意思決定に関する希望の確認をする。知りたくない権利にも配慮するために「検査の結果をどのように説明すればよろしいでしょうか。すべてをお伝えして、今後の方針について相談していってよろしいでしょうか」と尋ねるといった方法がある。
▽Knowledge:情報提供
情報提供の主眼は、相手にりかいしてもらうことである。専門用語や大げさな表現を避けることはもちろん、理解度を確認しながら話すことが肝要である。
▽Empathy and Exploration:共感と探索
患者の気持ちを理解し、それと向き合うことが、悪い知らせを伝える中で最も難しい場面である。患者は、ショック・不安・苦悩・孤独感などを感じている。まずは、心情をよく観察し、理解し、その原因を考え(多くの場合は悪い知らせを伝えたことであるが)、その気持ちが了解可能なものであり、共感できることを伝える必要がある。
▽Strategy and Summary:戦略と要約
将来が予期できることによって不安が和らぐことがある。まずは、次の治療方針について検討する準備ができているかを尋ねる必要がある。準備ができていない場合は、別の機会を設けることを伝える。準備ができている場合は、具体的な選択肢を示し、その長所や短所などを図などを用いて説明し、理由とともに自分の推薦する治療方法を提示する。≪相互リンク≫
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■アルファロールカプセルをマーゲンチューブから投与できるか!?
アルファロールカプセルの内容物は、極めて少ないため、お湯に溶かしても全体がふやけるだけで溶けない。
それを注射器でとってもほとんど取れない。
また、マーゲンチューブに入れてもチューブに付着してほとんど体内に入らない。
アルファロールのマーゲンチューブからの投与は、不可です!!
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それを注射器でとってもほとんど取れない。
また、マーゲンチューブに入れてもチューブに付着してほとんど体内に入らない。
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■骨量測定法の特徴
方法
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原理
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測定部位・特徴
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二重エックス線吸収法
(DXA)
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2種の異なるエネルギーのエックス線を照射し、骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定する。
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≪測定部位≫
腰椎・大腿骨・全身骨・橈骨・踵骨
≪特徴≫
・高頻度
・迅速
・被爆が少ない
・骨密度測定の基準
・装置が高価
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マイクロデンシトメトリ
(MD)
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暑さの異なるアルミニウム板と手を並べて通常のエックス線写真を撮影し、写真上のアルミニウムの光学的濃度を基準に骨密度を測定する。
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≪測定部位≫
第二中手骨
≪特徴≫
・体幹部への被爆がない
・スクリーニングに用いられる
・精度が低い
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定量的超音波測定法
(QUS)
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超音波の伝播速度と減衰率により骨を評価する。
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≪測定部位≫
踵骨(脛骨・指骨)
≪特徴≫
・被爆がない
・簡便
・精度が高くない
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定量的CT測定法
(QCT)
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CT装置による三次元骨密度測定。
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≪測定部位≫
腰椎・橈骨・脛骨
≪特徴≫
・海綿骨骨密度を選択的に測定できる
・被爆量が多い
・精度が低い
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