2013年10月28日月曜日

■タリビット点耳薬

・外耳炎、中耳炎に対し、菌を殺す抗生物質です。
・目薬と間違えないでください。点耳薬です。
・通常、成人は1回6~10滴を1日2回点耳します。
・点耳後は約10分間の耳浴(悪い耳を上にして、横向けに寝て、そのままの姿勢を保つ)を行いますが、症状により適宜回数が増減されます。
・使用する際の薬液の温度が低いと、めまいを起こすおそれがあるので、手で暖めるなどして使用時にはできるだけ体温に近い状態で使用してください。


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2013年10月23日水曜日

■創傷被覆材の種類

・オプサイト、デガダーム、パーミロール、サージット
Ⅰ度の褥瘡、骨突出部の摩擦・ずれ防止

・デュオアクティブET、アブソキュアサジカル
Ⅱ度の褥瘡、浅い創で浸出液が少ない

・デュオアクティブCGF、アブソキュアウンド 、ハイドロサイトADジェントル
Ⅱ度の褥瘡、真皮の創で浸出液が多い

・カルトスタット
皮下に至る創、肉芽増殖期、止血作用を促進

・ソーブサン
皮下に至る創、肉芽増殖期、止血効果を有する
 
・アクアセル
皮下組織に至る創、黄色壊死期後半~肉芽増殖期、表皮形成期
 
・アクアセルAg
皮下組織に至る創、黄色壊死期後半~肉芽増殖期、表皮形成期、抗菌効果あり 

・グラニュゲル
皮下に至る創、壊死組織に有効

【ハイドロサイト】
・薄型ハイドロサイト
※浸出液少ない時
 
・ハイドロサイトプラス
※浸出液多い時
 
・ハイドロサイトADジェントル
※表皮剥離しやすい時 


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■デュオアクティブETとデュオアクティブCGFの違いは?

【デュオアクティブETとデュオアクティブCGFの違いは?】
創傷被覆材の厚さが違います。
ETは薄いため、浸出液が多い部位に使用するとすぐに溶けてしまいます。
浅い創で浸出液が少ない場合や観察が必要な創には、ETは使用しやすいです。
CGFに比べETは値段も安いです。使用する前によく創をアセスメントしてください。



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2013年10月22日火曜日

■ハイドロサイトの種類

【ハイドロサイトの種類】
■ハイドロサイト プラス
新形状で機能性をさらに高めた非粘着タイプ

■ハイドロサイト AD プラス
創部への被覆が容易な粘着タイプ 

■ハイドロサイト AD ジェントル
創部接触面に刺激の少ないシリコーンゲルを使用 

■ハイドロサイト 薄型
密着性・追従性に優れた、浅い創傷向け自着性ドレッシング

■ハイドロサイト キャビティ
高い吸収力を備えた空洞創向けドレッシング


≪ハイドロサイトプラス≫
((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
・吸収した滲出液の漏出の防止
((辺縁部をシール化))
フィルムで側面まで包み込むことで、吸収した滲出液の横漏れ防止性能がさらに高まりました。
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への浸軟を防ぎます。
・過剰な滲出液の吸収と保持
・ゲル化しないためドレッシングの溶解物を残さない
・クッション性により創部への衝撃を緩和
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・剥がし易く皮膚を傷つけにくい非固着性

≪ハイドロサイト AD プラス≫
 ((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
・吸収した滲出液の漏出の防止
・屈曲面でも剥がれにくい伸縮性
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への浸軟を防ぎます。
・過剰な滲出液の吸収と保持
・ゲル化しないためドレッシングの溶解物を残さない
・クッション性により創部への衝撃を緩和
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・水分により粘着力が低下する粘着剤
・創部接触面全面に粘着剤を塗布

≪ハイドロサイト AD ジェントル≫
((トップフィルム))
・水蒸気透過性の高いIV3000ドレッシング
吸収した余分な滲出液を水蒸気として排出
・外部からのバクテリアや水分の侵入の防止
また表面に“Gentle”と記載され、製品の判別・視認性が向上
((吸収層:親水性ポリウレタンフォーム))
・高親水性のポリマー含有
創部の滲出液をスピーディーに吸収し、皮膚への
浸軟を防ぎます。
((創部接触面:非固着性ポリウレタン))
・肌にやさしいシリコーンゲル
伸張性にすぐれたシリコーンゲルは、肌に優しく
スキントラブルを軽減します。


【ハイドロサイト製剤使用の考え方】
・薄型ハイドロサイト
※浸出液少ない時

・ハイドロサイトプラス
※浸出液多い時

・ハイドロサイトADジェントル
※表皮剥離しやすい時


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2013年10月19日土曜日

■褥瘡は、なぜにおうのか?

【褥瘡は、なぜにおうのか?】
■たんぱく質というのは、アミノ酸が結合したものです。
■アミノ酸は、アミノ基:NH2とカルボキシル基(COOH)を持っています。
■アミノ基:NH2⇒アンモニア:NH3に変わる⇒においます。
■カルボキシル基:COOHを持つ酸⇒酢酸:CH3COOHなど⇒においます。
■たんぱく質が分解すると嫌なにおいがでてきます。
臭いも決して悪いものでは、ありません。
■皮膚のたんぱく質は、においやすい構造をしています。
・角質・毛は、システイン(硫黄含有)を多量に含む
・硫黄の化合物はにおいます(例)硫化硫黄)
⇒皮膚が融解するとにおいがきつくなります。

■皮膚融解は、感染でも浸潤治療でも起こります。
・『感染している創はにおう』は、おおむね正しいです。
・『におう創は感染している』とは限りません。

■浸潤治療が感染しやすいということはありません。


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