2021年1月20日水曜日

■ネオドパストンからECドパールへの切り替え換算は!?

 患者さんが、入院してきた時に持ってこられた持参薬を当院採用薬に切り替えたい時に、たまにこの事例ありますよね!!

 

≪ネオドパストンとECドパールの成分量≫

・ネオドパストンL100成分量:レボドパ100mg/カルビドパ10mg

ECドパール配合錠成分量:レボドパ100mg/ベンセラジド25mg

 

≪切り替え案≫

ネオドパストン(レボドパ/カルビドパ配合剤)ECドパール配合剤(レボドパ/ベンセラジド)の切り替えは、レボドパ量として効力比は、ほぼ11のため、同量のレボドパ量として切り替えて、様子を見て増減してください。

 レボドパ/カルビドパ配合剤とレボドパ/ベンセラジド配合剤とを比較した試験では、臨床効果で差を認めませんが、末梢性の副作用はレボドパ/カルビドパ配合錠の方が多いと報告されています

 

[引用文献]

    Rinne UK, et al. : Neurology 1979;29(12):1584-1589

    比嘉康宏 ほか:新薬と治療 198231(3)435-451



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2020年9月9日水曜日

■『ボスミン外用液』と『ボスミン注』の使い分けについて

【ボスミン外用液0.1%100ml/瓶】
 ・0.1%
 ・手術時の局所出血の予防と治療の適応あり
 ・開封後の安定性→28日間は安定
 ・100ml1瓶で、薬価が1200円

【ボスミン注0.1%1ml/アンプル】
 ・0.1%
 ・手術時の局所出血の予防と治療適応あり。
 ・1ml 1Aで、薬価が94円

 どちらも同じ濃度で、鼻骨骨折などに対する局所出血の予防治療には、適応があります。使用する液量に応じて、使用する剤形を選択していただけたらと思います。
 少量しか使用していない、また外用液を月に1回ぐらいしか使用せず残った液を廃棄するのであれば、注射液を使用していただいた方が経済的です。


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