睡眠薬ごとに強さは異なります。まずは睡眠薬のタイプによって比較してみましょう。これらのうち、おもに睡眠薬として使われているベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系の強さについて、作用時間の違いごとに比較してみたいと思います。
睡眠薬の強さは、用量を増やせば作用は強くなります。ですから、最高用量で比較していきます。
超短時間型:効果のピークは1時間未満、作用時間は2~4時間
(ハルシオン>アモバン>マイスリー≧ルネスタ)
(ハルシオン>アモバン>マイスリー≧ルネスタ)
短時間型:効果のピークは1~3時間、作用時間は6~10時間
(レンドルミン≧デパス≒エバミール/ロラメット>リスミー)
(レンドルミン≧デパス≒エバミール/ロラメット>リスミー)
中間型:効果のピークは1~3時間、作用時間は20~24時間
(ロヒプノール/サイレース>ベンザリン/ネルボン>ユーロジン)
(ロヒプノール/サイレース>ベンザリン/ネルボン>ユーロジン)
長時間型:効果のピークは3~5時間、作用時間は24時間~
(ドラール>ベノジール/ダルメート≒ソメリン)
(ドラール>ベノジール/ダルメート≒ソメリン)
用量を超えて過量服薬しても、効果が強まるわけではありません。睡眠薬の用量を決めるにあたっては、様々な量で効果と安全性を試験しています。
その結果として効果が頭打ちになる量が、睡眠薬の最高用量となっています。眠れないからといって、用量を超えて使うことはやめましょう。
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