2018年7月14日土曜日

■お酒(アルコール)が薬に及ぼす影響について教えて下さい。

¢日頃よくお酒を飲む人は、肝臓での薬物代謝能力が高まっているので、薬を飲むと肝臓で早く代謝され、効果が弱くなる可能性があります。

¢しかし、肝臓が弱っている場合は、肝臓の薬物代謝能力が低いために薬の効き目が強くなり、副作用が出やすくなります。

¢基本的に、アルコールで薬を飲むと薬の効果が強く出ることが多いです。

¢薬を飲んでいる間のお酒は、少量かお休みしましょう。




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■薬をお茶、ジュース、牛乳、アルカリイオン水で飲んでもよいですか!?

¢薬と一緒に飲むものとして無難なものは、「水」と「ぬるま湯」です。コップ一杯程度
の水又ぬるま湯で服用して下さい。
¢薬が溶けて効果をあらわすためには、適切な量の水が必要です。また、カプセルは水な
しで飲むと食道にくっついて薬がとけ出し、食道の粘膜を痛めることがありますので注意
して下さい。
¢水分制限されている場合は、医師の指示に従ってください。
¢最近では水なしで飲めるタイプの薬(OD)も増えてきています。

1 .お茶
かつて、鉄剤などと一緒に飲んではいけないとされていたお茶。
濃茶でなければ、普通の緑茶やウーロン茶程度なら問題ないと今では考えられている。

2.ジュース
ジュースの酸のために作用が弱くなる薬や、ある種の血圧の薬や血栓の薬など、一緒に飲
むと良くない薬が多種あることが分かってきました。
 

3.牛乳と飲み合わせが悪い薬
牛乳はカルシウムを多く含みますので、影響が出る薬もあります。ある種の抗生物質では、腸管からの吸収が妨げられ作用が弱められます。 

4.アルカリイオン水
Hが高いことによって、薬の溶解・吸収などに影響があるのではないか。
ミネラル分が多く含まれていることから相互作用があるのではないか。と気になることはあります。アルカリイオン水による服用は避けた方が良いでしょう。






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