インフルエンザ経過中の異常行動・言動は、タミフル投与との関連性が疑われるとして10代患者では慎重投与が求められており、現実には禁忌と認識されている。
これは、日本だけの措置である。
しかし、この異常行動・言動はインフルエンザ脳症そのものによる可能性が高い。
タミフル投与の有無に関わらず異常行動・言動は見られるのであるから、保護者へはタミフル投与であってもなくても、また他の薬剤投与であっても、発熱が続く間は厳重な観察が必要である。
2009年6月16日の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策調査会報告では、2006年~2007年シーズンのインフルエンザ患者で、軽微なものを含めた異常行動・言動が発現した確率は、
・タミフル投与群:11%(840例/7438例)
・タミフル非投与群:13%(286例/2228例)
であった。
データ的には、タミフルは、異常行動・言動を優位に抑えたことになるが、調査自体が
患者背景を揃えておらず、厳密な比較試験ではないため、最終的な結論は得られていない。
どちらにせよ、タミフル投与の有無に拘らず異常行動・言動は見られるのであるから、患者の保護者へは、タミフル投与であってもなくても、また他の薬剤投与中であっても、発熱が続く間は厳重な観察が必要である旨を伝えるべきである。
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2018年7月5日木曜日
2018年7月4日水曜日
■軽度認知障害のチェックリスト
≪A群≫
□ものの名前が出て来なくなり、『あれ』『これ』を多用すようになった。
□置き忘れやしまい忘れが目立つようになった。
□ガス・水道の止め忘れ、電気の消し忘れが多くなった。
□同じものを重複して購入するようになった。
□以前より怒りっぽく、頑固になった。
≪B群≫
□以前からの趣味に興味を示さなくなった。
□慣れているはずの道で迷うようになった。
□本やテレビの内容を理解するのが難しくなった。
□テレビのリモコンなど使い慣れた道具がうまく使えなくなった。
□本人の話す内容と実際の出来事が大きく食い違うようになった。
[解説]
A群は健常者でもよくあることで、すべて当てはまっても軽度認知障害(MCI)ではありません。
B群は、本来のレベルより認知機能が低下しているおそれがあり、軽度認知障害(MCI)が疑われます。1つでも当てはまったら専門医を受診しましょう。
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□ものの名前が出て来なくなり、『あれ』『これ』を多用すようになった。
□置き忘れやしまい忘れが目立つようになった。
□ガス・水道の止め忘れ、電気の消し忘れが多くなった。
□同じものを重複して購入するようになった。
□以前より怒りっぽく、頑固になった。
≪B群≫
□以前からの趣味に興味を示さなくなった。
□慣れているはずの道で迷うようになった。
□本やテレビの内容を理解するのが難しくなった。
□テレビのリモコンなど使い慣れた道具がうまく使えなくなった。
□本人の話す内容と実際の出来事が大きく食い違うようになった。
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A群は健常者でもよくあることで、すべて当てはまっても軽度認知障害(MCI)ではありません。
B群は、本来のレベルより認知機能が低下しているおそれがあり、軽度認知障害(MCI)が疑われます。1つでも当てはまったら専門医を受診しましょう。
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