血清中のカルシウムのうち約40%は、血中の蛋白質(主にアルブミン)と結合しています。
5~15%は、クエン酸・リン酸・炭酸と錯塩を形成し、50%がイオン化カルシウムとして存在しています。
これらのカルシウムのうち、生理作用を持つのは、イオン化カルシウムのみです。
血液検査で測定している(血清Ca濃度)のはカルシウムの総数なので、アルブミンが低値の場合はアルブミンと結合したカルシウムが減り、血清Ca濃度の測定結果のみでは低カルシウム血症と判断されますが、生理的作用を持つのはイオン化カルシウムだけなのでイオン化カルシウムの値が正常であれば見かけ上の低カルシウムを気にする必要はありません。
透析患者さんは食事制限や透析によってイオン化カルシウムが喪失したり、また高齢者は食事量が少ないためアルブミンが低値となることがあるため、血液検査で測定された血清Ca値をアルブミンで補正した補正カルシウム濃度の値が用いられています。
透析患者や低アルブミン血症の患者では、次のPayne の式により血清(総)Ca濃度の補正を行います。
補正Ca濃度(mg/dl)=血清Ca濃度(mg/dl)-血清アルブミン濃度(g/dl)+ 4
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2015年6月26日金曜日
■倫理的に話す3要素
1.主張が明確であること
主張は、場面によって『ポイント』『結論』『要するに』などに変わる。
まず最初に『一言で言いますと』などのように、最初に意見の全貌を短く話すと、その後の意見を聞いてもらいやすくなる。
『一言で言いますと』は、新聞の見出しのようなもの。
言いたいことだけを主張されても、聞き手の『なぜ!?』という疑問に答えなければ、聞き手は理由がわからない主張を受け入れる気にはならないし、倫理的な話ではないと感じてしまう。
『理由』で『主張』を支えていないと、感覚的な話になってしまい、倫理性が薄くなってしまう。
倫理的に話すためには、『主張』とワンセットで、『理由』が整っていることが必要。
倫理性を高める代表的な接続詞には、『つまり』『要するに』『従って』『なぜなら』『一方』『しかし』などがある。
倫理シグナルが使われていると、より筋道の通った話し方になる。
前の内容を簡潔に言い換える、まとめる。
(例)要するに、つまり、従って
(例)なぜなら、というのは、だから
(例)さて、では、ところで
(例)一方、または、あるいは
(例)しかし、ところが、けれども
内容を並列に列挙して並べて話す
(例)そして、それから、また、次に
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主張は、場面によって『ポイント』『結論』『要するに』などに変わる。
まず最初に『一言で言いますと』などのように、最初に意見の全貌を短く話すと、その後の意見を聞いてもらいやすくなる。
『一言で言いますと』は、新聞の見出しのようなもの。
2.理由が明確なこと
主張には、必ず主張を支える理由が必要。言いたいことだけを主張されても、聞き手の『なぜ!?』という疑問に答えなければ、聞き手は理由がわからない主張を受け入れる気にはならないし、倫理的な話ではないと感じてしまう。
『理由』で『主張』を支えていないと、感覚的な話になってしまい、倫理性が薄くなってしまう。
倫理的に話すためには、『主張』とワンセットで、『理由』が整っていることが必要。
3.倫理シグナルが使われていること
倫理シグナルとは、話の全体構成の中で、話の区切り、区切りを倫理的に繋げていく接続詞のこと。倫理性を高める代表的な接続詞には、『つまり』『要するに』『従って』『なぜなら』『一方』『しかし』などがある。
倫理シグナルが使われていると、より筋道の通った話し方になる。
▼倫理シグナル
≪要約のシグナル≫前の内容を簡潔に言い換える、まとめる。
(例)要するに、つまり、従って
≪理由のシグナル≫
前の内容の理由を述べる(例)なぜなら、というのは、だから
≪転換のシグナル≫
前の内容から転じて別の内容を話す(例)さて、では、ところで
≪対比のシグナル≫
前の内容に対して、対比的に話す(例)一方、または、あるいは
≪逆説のシグナル≫
前の内容とは逆の内容を話す(例)しかし、ところが、けれども
▼会議・報告・説明などではおすすめできない接続詞
≪並列の接続詞≫内容を並列に列挙して並べて話す
(例)そして、それから、また、次に
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