2015年10月4日日曜日
■胎児ワルファリン症候群とは!?
妊娠中にワルファリンを服用すると、胎児の発育や脳の発育が障害されたり、骨形成異常に起因する顔面形成異常、指の短縮、骨端形成障害などが生じる可能性があります。組織学的は軟骨形成の異常が特徴です。
■妊婦への投与が禁忌である代表的な薬剤
薬剤
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胎児への影響
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ACE阻害薬
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胎児腎障害、子宮内胎児死亡
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ワルファリンカリウム
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胎児ワルファリン症候群
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フェニトイン(抗てんかん薬)
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頭部顔面異常、心奇形など
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プロピオチオウラシル(抗甲状腺薬)
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先天性甲状腺腫、甲状腺機能低下症
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テトラサイクリン系抗菌薬
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肝障害、高ビリルビン血症
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アミノ配糖体系抗菌薬
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腎毒性、聴神経毒性
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5-FU、MTX
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子宮内胎児死亡、奇形
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