暖かい部屋の中にいてもゾクゾク寒気がすることはありませんか。
強い寒気の後には高熱になることが多い気がしませんか。それはなぜでしょうか!?
寒気の原因を解説しながら、寒気を感じたときの対処法を紹介します。
暖かい部屋の中にいてもゾクゾクするような寒気を感じると、『あっ、熱が出そう…。』と思う方は多いのではありませんか!?
でも、なぜ熱が出る前に悪寒があるのでしょうか。
【風邪における寒気の原因】
発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど風邪をひいた時の症状は、体が風邪のウイルスと戦っていることによるものです。私たちの体は、白血球が風邪のウイルスを認識すると体温を高くして体をウイルスから守ろうとします。そのとき脳内では『体温が温かい』という認識が抑えられ、『寒い』という認識が強まります。この働きで体温の基準温度が上昇し、だいたい37度を超えていきます。こういった体温調節のスイッチが入ることで発熱の初期に寒気を感じるといわれます。
寒気が強い場合は、『悪寒戦慄』と言って、身体の震えを伴うことがありますが、けいれんやひきつけと違って意識がはっきりしているのが特徴です。ブルブルッと震えるのは筋肉の収縮によるもので、この筋肉の動きで熱を発生させています。
では、悪寒を感じたときは、どのような対処を行えば良いのでしょうか!?
【風邪による寒気の対処法】
寒気を感じている時は、これから体温が上がるという兆候です。まずは部屋を暖かくして、重ね着をしたり、温かい食べ物や飲み物を取ったりして体を冷やさないようにしましょう。また、熱があるときは脱水症状を起こしやすいため、食欲がない時でも水分補給はしっかり行ってください。
それでもゾクゾクする場合は、体温調節を司っている首の後ろをカイロやホットタオルなどを当てて、リンパ節を温めてあげましょう。心地良い温かさに包まれることで、体全体のこわばりもほぐれて、リラックス効果も期待できます。
また、体全体を温めるという点では湯船につかることも考えられますが、発熱初期、とくに悪寒を感じるようなときには入浴は避けたほうがいいでしょう。そんな時には、42~45度くらいの熱いお湯での足湯がおすすめです。末端の足を温めることで血液の流れが良くなり、体全体が温かくなります。
熱が高いとあまりのツラさについ解熱剤を使いたくなりますが、先に述べたように発熱は体がウイルスと戦っている状態です。体が指令を出した体温に達する前に熱を下げてしまうと、ウイルスが弱ってくれません。解熱剤は39度以上の高熱が続く場合や体力の消耗が強い場合に服用し、乳幼児など小さなお子さんは、医療機関を受診してください。
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発熱、咳やくしゃみ、喉の痛みなど風邪をひいた時の症状は、体が風邪のウイルスと戦っていることによるものです。私たちの体は、白血球が風邪のウイルスを認識すると体温を高くして体をウイルスから守ろうとします。そのとき脳内では『体温が温かい』という認識が抑えられ、『寒い』という認識が強まります。この働きで体温の基準温度が上昇し、だいたい37度を超えていきます。こういった体温調節のスイッチが入ることで発熱の初期に寒気を感じるといわれます。
寒気が強い場合は、『悪寒戦慄』と言って、身体の震えを伴うことがありますが、けいれんやひきつけと違って意識がはっきりしているのが特徴です。ブルブルッと震えるのは筋肉の収縮によるもので、この筋肉の動きで熱を発生させています。
では、悪寒を感じたときは、どのような対処を行えば良いのでしょうか!?
【風邪による寒気の対処法】
寒気を感じている時は、これから体温が上がるという兆候です。まずは部屋を暖かくして、重ね着をしたり、温かい食べ物や飲み物を取ったりして体を冷やさないようにしましょう。また、熱があるときは脱水症状を起こしやすいため、食欲がない時でも水分補給はしっかり行ってください。
それでもゾクゾクする場合は、体温調節を司っている首の後ろをカイロやホットタオルなどを当てて、リンパ節を温めてあげましょう。心地良い温かさに包まれることで、体全体のこわばりもほぐれて、リラックス効果も期待できます。
また、体全体を温めるという点では湯船につかることも考えられますが、発熱初期、とくに悪寒を感じるようなときには入浴は避けたほうがいいでしょう。そんな時には、42~45度くらいの熱いお湯での足湯がおすすめです。末端の足を温めることで血液の流れが良くなり、体全体が温かくなります。
熱が高いとあまりのツラさについ解熱剤を使いたくなりますが、先に述べたように発熱は体がウイルスと戦っている状態です。体が指令を出した体温に達する前に熱を下げてしまうと、ウイルスが弱ってくれません。解熱剤は39度以上の高熱が続く場合や体力の消耗が強い場合に服用し、乳幼児など小さなお子さんは、医療機関を受診してください。
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