①利尿薬・・・循環血漿量を減少
②NSAIDs・・・輸入細動脈収縮
③RAS阻害薬・・・輸出細動脈拡張
上記①~③は、GFRを低下させる三段攻撃のこと。
夏場は、脱水症になる高齢者も増えることから上記①~③と合わせて注意が必要である。
①利尿薬・・・循環血漿量を減少
②NSAIDs・・・輸入細動脈収縮
③RAS阻害薬・・・輸出細動脈拡張
上記①~③は、GFRを低下させる三段攻撃のこと。
夏場は、脱水症になる高齢者も増えることから上記①~③と合わせて注意が必要である。
バルプロ酸は、
妊婦が服用すると
先天奇形(二分背椎・精神神経の発達障害)が報告されている。
そのため、
原則、胎児への影響を考慮し、
バルプロ酸の使用を避けることが推奨される。
やむを得ず使用する際は、
用量依存的であることを踏まえて、
最小量に留めることが勧められる。
バルプロ酸600mg/日以下では、
奇形発現の増加の報告は得られず。
・ピロリン酸Ca二水和物の関節軟骨、周囲組織への沈着を原因とする関節炎をきたす疾患の総称。
・好発部位は、膝関節
・X線による軟骨の石灰化の発見、関節穿刺液で、ピロリン酸カルシウム二水和物(CPPD)の血漿があれば確定となる。
・治療として。NSAIDsの投与、患部冷却、関節液の排出、コルチコステロイドの注入がある。
・痛風との区別は、尿酸結晶の有無
ヘパリン置換のこと。
抗血小板薬や抗凝固薬を服用している患者が外科手術や内視鏡的治療を受ける際に、これらの薬をヘパリンに変更すること。
ワルファリン、抗血小板の内服下での抜歯、術前3~5日前の中止と半減期の短いヘパリンによる術前の抗凝固療法への変更。
ヘパリン(1~2.5万単位/日程度)を静注もしくは皮下注し、リスクの高い症例では、活性化部分トロンボ時間(APTT)が正常対照値の1.5~2.5倍に延長するようヘパリン投与量を調整する。
≪適応≫
透析患者における掻痒感、慢性肝疾患患者における掻痒感。
≪機序≫
肝機能が低下すると、胆汁中にビリルビンが排出できなくなり、血中のビリルビン値が上昇する。
血中ビリルビン値が上昇すると、皮膚の末梢神経に刺激を与えて、掻痒感が出現する。
・アトピー性皮膚炎の治療法の一つで、症状の出る前から予防的にステロイドを使用すること。
・ステロイドの使用量は、少量でも可能で、保湿剤と併用して薄く塗る。
・塗る頻度は隔日⇒週に2回⇒週1と少しずつ間隔を空けていき、寛解へ向かうようにする。
・リアクティブ療法・・・プロアクテイブとは逆の意味=症状が出た時に治療を行う方法。
妊娠中の母体は、通常虚証タイプに移行すると考えられている。
葛根湯や麻黄湯は、本来実証タイプに使用する薬である。
麻黄(エフェドリン)が、末梢循環を損ない、胎盤へお血流を損なうため、原則使用は避ける。
ただし、その薬の目標となる症状がある場合は、危険性はなく、また胎児にも害を及ぼすこともなく使用できる。
過度の発汗を避け、虚脱も陥ることのないよう注意が必要。
1.ワセリン製剤:刺激が少なく安価で手に入りやすい。
ワセリンは石油から精製させる油脂性の物質です。皮膚に膜を張ることで水分の蒸発を防ぎます。刺激が少なく、安価で手に入るのが特徴です。ワセリン製剤は精製度の違いにより、「白色ワセリン」、「プロペト」、「サンホワイト」など種類が分かれています。
白色ワセリン>プロペト>サンホワイトの順で不純物が少なくなっており、不純物が少ない方がより低刺激になります。
2.ヘパリン製剤(ヒルドイド):副作用が少なく、水分保持作用がある。
「ヘパリン類似物質」という成分を含む商品のことをいいます。ヘパリン類似物質は水分保持作用、血行促進作用、抗炎症作用があるのが特徴です。副作用は少ないですが、血友病、血小板減少症、紫斑病等の出血性血液疾患がある人には使えません。
3.尿素製剤:古い角質を除去し、皮膚を柔らかくする。
尿素を含む商品のことをいいます。尿素は皮膚の角質層の水分を保持する作用や角質溶解作用があります。角質溶解作用とは簡単にいうと「皮膚を溶かす」ということですが、この作用によって古い角質を除去し皮膚が柔らかくなるのが特徴です。
4.その他:セラミド、ビタミンなど
1~3の他に保湿成分である「セラミド」や「ビタミン」等が配合された保湿剤もあります。
・セラミドを角層に浸透させることで不足しているセラミドを補い、肌内部の水分量を上げることができます。
・ビタミンEは皮膚から直接吸収され、皮膚の血行促進や皮膚温を上昇させるとともに、毛細血管の透過性を抑制します。また、皮膚の角質硬化防止、抗酸化作用、保湿効果、メラニンの沈着抑制、抗炎症作用、紫外線防御効果、化粧品の安定性向上等の多彩な作用・効果が認められています。特に保湿効果と抗酸化作用に優れ、乾燥肌や紫外線が気になる敏感肌の方には特にオススメできるビタミンです。
≪ワセリン製剤とヘパリン製剤の違いは!?≫
どちらも保湿剤という分類ですが、
・ワセリン製剤は、「膜を張ることで水分の蒸発を防ぎ、乾燥しないようにするもの」
・ヘパリン製剤は、「水分保持作用があるため、皮膚に潤いを与えるもの」
同じ保湿剤でも作用が異なるものです。
① こんなときはどの保湿剤を選べばいい!?ケース別保湿剤の選び方について
≪シチュエーションや部位別での分類≫
1.肌荒れが酷い方
低刺激なワセリン製剤がおすすめです。
具体的な商品でいうと、特に不純物の少ないワセリン製剤を使用しましょう。
2.水仕事で手が荒れがちな方(かさつきタイプ)
ヘパリン製剤や保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸など成分が配合されたの保湿剤がおすすめです。
3.水仕事で手が荒れがちな方(ささくれ、あかぎれなどの肌荒れタイプ)
ヘパリン製剤や血行を良くするビタミンEなどが配合されたビタミン系の保湿剤を選びましょう。
4.肘・膝・踵、手のひら・足の裏が気になる方
硬くなった角質を柔らかくして保湿する尿素製剤がおすすめです。但し、炎症や傷がある場合は刺激になり、かえって良くない場合があるので注意しましょう。
② 保湿剤を使用する際の注意点
1.保湿剤を使用するのに適した肌の状態とは?
保湿剤を塗る際のポイントは「皮膚に水分が含まれた状態で保湿剤を塗る」ことです。入浴後5分以内に保湿剤を塗る、手洗い後肌がしっとりしているうちに保湿剤を塗るなど、皮膚に水分が含まれた状態で保湿剤を塗りましょう。
2.保湿剤はこまめに塗ろう
医師に塗る回数を指定されている場合は別ですが、保湿剤はこまめに塗ることが大切です。特に水仕事による手荒れの場合は、水仕事後は毎回保湿剤を塗るなど、こまめに塗るようにしましょう。
3.肌状態や使用箇所によって使い分けよう
保湿剤には種類があります。そのため、肌の状態や使用する箇所によって保湿剤を使い分けることが大切です。
③ まとめ