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2016年8月24日水曜日

■ルンバールとは!?

ルンバールは、腰椎部で行う脳髄液採取または検査のことであり、一般的には『腰椎穿刺』と言います。背中から腰椎と腰椎の間に針を刺し、脊髄くも膜下腔に存在する髄液を採取する手技であり、主に髄膜炎・脳腫瘍・くも膜下出血などの診断・検査に行います。
穿刺後に髄液の圧力を計り、糖や細胞数、蛋白などの各種データを測定するために56ml程度の髄液を採取しますが、この手技は難しいものではなく、15分~20分程度で終わる簡単なものです。
しかしながら、侵襲を伴う検査であるため、穿刺箇所や穿刺深度により合併症を発症することもあります。また、髄液を採取することで、髄膜や神経、静脈が下方に牽引され、鈍い頭痛を伴うことがあります。



                              










2016年6月19日日曜日

■かかりつけ薬局の要件

≪かかりつけ薬局の基準≫
➀服薬情報の一元的・継続的な把握とそれに基づく薬学的管理・指導
②患者からの電話相談などへの24時間対応、在宅患者に対する薬学的管理・指導
③かかりつけ医を始めとした関係機関などとの連携体制の構築

≪かかりつけ薬剤師の算定要件≫
➀保険薬剤師として一定年数以上の薬局勤務経験
②当該保険薬局に週の一定時間以上の勤務
③当該保険薬局に一定期間以上の在籍
④研修認定の取得
⑤医療に係る地域活動への参画

≪基準調剤加算の要件(抜粋)
・平日は18時間以上、土曜日または日曜日のいずれかの曜日には一定時間以上開局し、かつ、週45時間以上開局
1200品目以上
・単独の保険薬局または近隣の保険薬局と連携
・在宅業務の体制整備
・在宅の業務実績(1/年以上)
・調剤基本料の特例対象薬局(大型門前薬局など)ではないこと
・健康相談または健康教室を行っている旨の薬局内掲示
・かかりつけ薬剤師指導料などに係る届出
・管理薬剤師の実務経験(薬局勤務経験5年以上、同一の保険薬局に週32時間以上勤務かつ1年以上在籍)
・処方箋集中率が90%を超える薬局は、後発医薬品の調剤割合が30%以上




≪相互リンク≫

■健康サポート薬局の基準

(1)関係機関とあらかじめ連携体制を構築
※医療機関、地域包括支援センター、訪問看護ステーションのほか、健診や保健指導の実施期間、市町村保健センターその他の行政機関、介護保険法における介護予防・日常生活支援総合事業の実施者等

(2)人員配置・運営
➀相談対応や関係機関への紹介に関する研修を修了した薬剤師が常駐
②平日働く社会人も相談できるよう、土日も一定時間開局
③地域住民の健康の維持・増進を具体的に支援
※薬剤師のお薬相談会、健診の受診勧奨、認知症の早期発見、管理栄養士の栄養相談会など

(3)医薬品の取り扱い・設備
➀要指導医薬品などを適切に選択できるような供給機能や助言の体制
②プライバシーに配慮した相談窓口を設置
③健康サポート機能を有する旨やその内容を薬局内外に表示




≪相互リンク≫

2014年5月23日金曜日

■GI療法(グルコース・インスリン療法)とは、

≪GI療法(グルコース・インスリン療法)とは!?≫
高カリウム血症の治療法である。
グルコース(ブドウ糖)とインスリンを投与する。
インスリンは血中のグルコースを取り込んで血糖値を下げる。
この時にグルコースと血清中のカリウムは、くっついて細胞内に移動する。
この性質を利用してカリウム値を下げるというのが、GI療法です。
インスリンがブドウ糖を細胞内に取り込ませる際にカリウムを一緒に細胞内に移動させる作用を利用している。
インスリンのみを投与すると低血糖になるため、グルコースを補う。


≪GI療法(グルコース・インスリン療法)のやり方≫

▼血糖値300未満
50%ブドウ糖50mlにレギュラーインスリン10単位混注して静脈内投与
低血糖予防に10%ブドウ糖50ml 1時間で静脈内投与
血糖値を1時間ごとに測定、6時間までフォロー

▼血糖値300以上
レギュラーインスリン10単位静脈内投与
ブドウ糖追加投与は不要


②インスリンをブドウ糖34gに対し1単位(もし糖尿病があればブドウ糖2gに対し1単位)加えた2050%高張ブドウ糖液200300mlを、30分くらいで静脈内投与。


50%ブドウ糖50mlまたは10%ブドウ糖250mlまたは5%ブドウ糖500mlに速効性インスリン510単位を入れて静脈内に持続投与する。


④レギュラーインスリン510単位を静注し、この直後またはこれと同時に50%ブドウ糖50mlを迅速に投与する。低血糖予防のために、10%ブドウ糖50ml/時で引き続き投与する。



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